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BIOCITY ビオシティ 95号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年7月10日
- 書店発売日
- 2023年6月7日
- 登録日
- 2023年6月19日
- 最終更新日
- 2023年10月5日
紹介
★この書籍の小売店頭価格は、2,500円+税です。
95号の特集は、近年、欧州で現代的建築として新たな展開を見せる茅葺きに焦点を当てる。ヨーロッパでは、茅葺きは青銅器時代にまで遡り、古くからその技法が継承されてきたが、通気性や環境負荷の観点から再び注目され、現代建築のデザイン性や技術と融合し、「いつか住みたい家」となっている。日本では、懐かしい原風景のイメージであるが、茅場のもつ生物多様性から、循環と再生の建築として復活が期待される。2019 年の国際会議をもとに茅葺きの新潮流を紹介する。
目次
目次
特集
世界の茅葺きの新潮流
復活する循環と再生のための建築
企画監修:安藤邦廣+日本茅葺き文化協会
特集目次
イギリス 伝承文化としての茅葺きとクラフトマンシップ
デンマーク 新しい茅葺き市場とヨシ原再生への取り組み
スウェーデン 茅葺き最北の地の多様な技法とその継承
オランダ 低湿地の国で時代をリードする茅葺き
ドイツ 無形文化遺産に登録されたギルドの持続のために
南アフリカ 多様な民族文化の継承と海外展開への戦略
日本 伊勢神宮の茅葺きに見る循環と再生の建築
日本茅葺き紀行 地域性豊かな形と技 安藤邦廣
茅葺きを選択する時代に 相良育弥
茅葺き職人として生きること、その未来 松木 礼
欧州と日本の茅葺き防耐火 水上点晴
世界の茅葺きデータ
前書きなど
この特集において、茅葺きが環境保全や生物多様性の維持という、世界で取り組む最も重要な課題に深く関わっているということが、より幅広い分野で共有される意義はとても大きい。今後、茅葺きは、草原の保全再生運動との連携をさらに強く結ぶことで、持続可能な共同社会の実現と生物多様性の維持に大きく寄与する。そして国際的な視野で各国と連携を深め、共に取り組み、茅葺きの未来を拓きたい。
版元から一言
ヨーロッパでは、現代建築のデザイン性や技術と融合し、いまや「いつか住みたい家」となっており、高級ブランドの店舗でも取り入れられているほどです。日本では、懐かしい原風景のイメージであすが、茅場のもつ生物多様性から、循環と再生の建築として復活が期待されています。豊富な写真とともに、現代建築としての茅葺きの魅力と可能性がつまった特集です。
関連リンク
https://www.bookend.co.jp/biocity-86/
https://www.bookend.co.jp/biocity-92/
上記内容は本書刊行時のものです。