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[きのとや]の挑戦
長沼昭夫の菓子づくり人生
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2022年7月31日
- 書店発売日
- 2022年7月23日
- 登録日
- 2022年6月21日
- 最終更新日
- 2022年10月20日
紹介
1983(昭和58)年、札幌で創業した洋菓子メーカー「きのとや」。その創業者である著者が、挑戦と冒険の連続だった自社と自らの歩みを回顧。牧場経営の夢破れてサラリーマンになった20代。きのとやを創業した30代。売上高日本一から食中毒事故でどん底に落ちた40代。ケーキの店から観光みやげ市場に参入した50代。息子とともに海外進出に挑戦した60代。そして今、若き日に夢見た牧場経営に、再び乗り出した70代―。社員の幸せとお客様の感動を菓子づくりに託した、きのとや創業者のフロンティアスピリットは、逆境にあってもあきらめない心と会社経営の心得を教えてくれます。
目次
はじめに
【第一章】大家族
フロンティアスピリット/6人兄弟の末っ子/郷愁のフィンランディア/最後の家族写真
【第二章】理想郷
伝統の北大山スキー部/ヒグマと遭遇した夏/新冠ユートピア牧場/母との別れ
【第三章】就 職
憧れの牧場生活/アメリカ一人旅/オイルショックの荒波/ゼロからの出発/妻との出会い
【第四章】起 業
洋菓子きのとやを創業/売れないケーキ/苦しまぎれが大当たり/クリスマスケーキで大失敗
【第五章】急成長
五つの目標「日本一」(①1店舗当たり売上高、②おいしいケーキ、③お客様の満足、④1店舗当たり粗利益高、⑤従業員の賃金)/繁盛し過ぎて2店舗目
【第六章】暗 転
食中毒事故で営業停止/社長一人で謝罪行脚/再開した店に行列
【第七章】社長業
すべては社長の責任/20年続けたトイレ掃除/全社員に経営計画書/大阪の兄貴分
【第八章】職人魂
素人が味を決める/職人気質の加藤シェフ/世界のトップパティシエたち
【第九章】社員の幸せ
お客様第一主義/会社は誰のために/胸に残る手紙
【第十章】変 革
阿部眞市の死/札幌農学校の大ヒット/札幌をスイーツ王国に/焼きたてチーズタルトの成功
【第十一章】後 継
社長退任/会社組織の再編成/新ブランド戦略/真太郎の采配
【終 章】夢を再び
挑戦と冒険の人生/札幌に牧場を/成長続けるKグループ
おわりに
前書きなど
私が「きのとや」を創業したのは35歳のときだった。それまで、大学の先輩が経営する牧場で働いたり、居酒屋の店長をやったり、サラリーマンをしたりしながら、行き先の定まらない人生を送っていた。そんな私がどうして洋菓子店を始めることになったのか、きのとやグループを築くまでにどのような道のりを歩んできたのか――。2022年(令和4)、かねてより人生の一つの区切りと考えていた75歳を迎えるにあたり、これまでの自分の人生を振り返り、きのとやの歴史を記録に残そうと思い立ち、本書を書くことにした。(「まえがき」より)
版元から一言
1983年、札幌で洋菓子店として創業し、現在は「札幌農学校」や「焼きたてチーズタルト」などの北海道みやげ菓子でも知られる「きのとや」。その創業者が腹蔵なく、波乱に満ち人生と会社発展の歩みを振り返ります。逆境に負けないそのフロンティアスピリットは人生の書として、会社経営の肝要はビジネス書として、読む者に感銘を与えてくれます。
上記内容は本書刊行時のものです。