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フーコーと哲学者たち 市田 良彦(著) - 航思社
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フーコーと哲学者たち (フーコー ト テツガクシャ タチ)

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発行:航思社
A5判
縦148mm 横210mm
448ページ
上製
定価 4,500 円+税   4,950 円(税込)
ISBN
978-4-906738-57-1   COPY
ISBN 13
9784906738571   COPY
ISBN 10h
4-906738-57-5   COPY
ISBN 10
4906738575   COPY
出版者記号
906738   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年10月23日
書店発売日
登録日
2026年8月14日
最終更新日
2026年10月9日
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紹介

「知の考古学」の底を探る

いったん心理学へ傾きかけた学的関心を、あらためて哲学に転回することになったのはなぜか――。
フーコーの近年公刊された、修士論文および博士論文草稿などを導き手にその思想的源流を遡り、ヘーゲル、フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティらの思想と対峙する「哲学者」の相貌を描き出す。
前著『フーコーの〈哲学〉』(岩波書店)とともに、フーコーの「考古学」を「現在の診断」として、ここに再生させる。
「本論」「補遺Ⅲ」書き下ろし。

目次

まえがき

第Ⅰ章 狂気と理性――デカルトを読むフーコーとデリダ
 1 理性と歴史の単一の城――フーコーのヘーゲル主義
 2 「けれども彼らは狂っているsed amentes sunt isti」
 3 フッサールの「歴史」概念

第Ⅱ章 精神現象学としての『言葉と物』
 1 二つの「序文」(『狂気の歴史』と『言葉と物』)――フーコーの経験主義
 2 経験されるエピステーメー
 3 エピステーメーという「自己」の歴史
 4 「歴史的超越論的なもの」――ヘーゲルとフッサール
 5 「問題的なもの/問題設定la problématique」の概念

第Ⅲ章 「真のヘーゲル主義」
 1 起点としての『デカルト的省察』
 2 後退、前進、円環
 3 我々観察者
 4 超越論的主体

第Ⅳ章 考古学者フッサール
 1 心理学と人間学
 2 人間学という形而上学
 3 世界の起源
 4 体験の流れと異邦の観察者

第Ⅴ章 フッサールの存在論、あるいは自ら経験になる哲学
 1 ニーチェの影
 2 「存在」と平行関係
 3 ヌース、ラチオ、理性――「非理性」の発見
 4 理性の論理学あるいは存在のロゴス

第Ⅵ章 「狂気の歴史」という歴史
 1 カントの『人間学』
 2 狂気、作品の不在、定義の不在
 3 錯乱délireと妄想délire――歴史へ
 4 終わりに――人間学的円環から〈言葉とことがら〉へ

補遺Ⅰ 〈カフカを読む〉ということ――モーリス・ブランショの« Sache selbst »

補遺Ⅱ 〈哲学者〉レーモン・ルーセル

補遺Ⅲ 『レーモン・ルーセル』と『臨床医学の誕生』における言語と死

補遺Ⅳ 〈心〉いまだ実在せず

あとがき
索引

前書きなど

フーコーが1979年にニーチェについて語った次の言葉を、今日の私たちは2人の名前を入れ替えて私たちのものとすべきである。「ニーチェの全著作は、現在の世界においてなにが起きているのか、〈今日〉とはなにかをめぐる診断でなければならない」。

――「まえがき」より

著者プロフィール

市田 良彦  (イチダ ヨシヒコ)  (著)

市田良彦(いちだ・よしひこ)
社会思想史。神戸大学名誉教授。1957年生まれ。
著書に『フーコーの〈哲学〉』(岩波書店)、『思想のエチカ』『ポスト68年のエチカ』『存在論的政治』(以上、航思社)、『ルイ・アルチュセール』(岩波新書)、『革命論』(平凡社新書)など。
訳書にアルチュセール『哲学においてマルクス主義者であること』(航思社)、『終わりなき不安夢』(書肆心水)、『政治と歴史:エコール・ノルマル講義1955-1972』(平凡社)、フーコー『悪をなし真実を言う』(河出書房新社)、ランシエール『平等の方法』『アルチュセールの教え』(ともに航思社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。