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深淵の沈黙
発行:東京外国語大学出版会
B6判
縦190mm
363ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2018-2-28
- 登録日
- 2018年9月9日
- 最終更新日
- 2018年9月9日
書評掲載情報
2018-09-08 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
ベトナム戦争の混迷が続く一九六七年、二六歳の若き詩人が放った思想闘争の書。ハイデッガー思想との対話/対決を通じ、ベトナム戦争の窮極的原因を西洋形而上学と見定めた著者が、祖国の底に流れる東洋の叡智をもって、西洋近代が忘却してきた"存在"の覚醒を訴え、一切の思弁を破壊して、洋の東西を越えた人類共通の故郷たる"深淵の沈黙"への路を提示する-時代の閉塞に挑んだ、孤高の思想を初邦訳。
目次
高峰と深淵のはざまを行く
第1章 背理帰結法-弁証法破壊の道
第2章 毀滅道-ヘラクレイトス、パルメニデス、エックハルト、ニーチェ、ランボー、ハイデッガー、ヘンリー・ミラーを通じての西洋思想毀滅の道
附録 ランボーの歩みの上に
信条
ニーチェの沈黙への回帰
跋-深淵の沈黙 結論
上記内容は本書刊行時のものです。