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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
直接取引:あり
経度の発見と大英帝国
発行:三重大学出版会
A5判
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年4月1日
- 登録日
- 2010年6月30日
- 最終更新日
- 2021年4月21日
受賞情報
第5回日本修士論文賞受賞
書評掲載情報
2010-11-14 |
毎日新聞
評者: 富山太佳夫(青山学院大学教授 |
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紹介
「経度とイギリス帝国」について 森村敏己(一橋大学大学院社会学研究科教授)
正確な経度測定技術のおかげでヨーロッパ諸国、とりわけイギリスが他の地域に先駆けて世界の海を制覇したのだとしたら、政治の問題を考えないわけにはいくまい。19世紀のヨーロッパによる植民地帝国建設はこうした技術進歩に支えられていたのだから。
石橋悠人君は経度委員会という組織を分析の中心に据えたことで、この科学と政治の関わりを解明することに成功した。経度委員会が人的にも財政的にも海軍と密接な関係にあったことを論証し、改良された経度測定法が海軍で実用化されていくプロセスを丹念に再現してくれたおかげで、われわれは大英帝国と科学技術の関連をより具体的に思い描くことができる。
目次
序章 経度の測定をめぐるクック神話
第一章 経度の追求
第二章 議会と応募作品
第三章 経度委員会における政治
第四章 経度と帝国
第五章 再編と解散
終章 経度の発見と近代
上記内容は本書刊行時のものです。