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思い出泥棒 谷原 悠(著) - イー・ピックス
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取引取次: 日キ販
直接取引:なし

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思い出泥棒 (オモイデドロボウ)

文芸
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四六判
縦188mm 横130mm 厚さ8mm
重さ 125g
80ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-901602-77-8   COPY
ISBN 13
9784901602778   COPY
ISBN 10h
4-901602-77-2   COPY
ISBN 10
4901602772   COPY
出版者記号
901602   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月22日
書店発売日
登録日
2022年10月29日
最終更新日
2022年11月1日
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紹介

夏の終わりに父さんを病気で亡くした小学校2年生の春海(はるみ)と美波(みなみ)はお母さんの故郷のまちにやってきた。その町は海辺の町で、春海のじいちゃんは昔船乗りで世界中を渡り歩いていたが、船から降りた後はばあちゃんと一緒に民宿を開いていた。春海は船乗りだったじいちゃんが大好きで、じいちゃんの冒険話を聞くのが大好きだった。
でも、そのじいちゃんに異変が・・・。
そして、大好きなじいちゃんから記憶を奪い取る「思い出泥棒」と春海の戦いが始まる。

目次

海辺の町で
僕たちの名前と海での約束
異変
立ちこめる霧
ジョナサン
霧の中へ
ジョナサンの話
宣戦布告
旅立ち
それから
再びあの地へ
世界のどこかで

前書きなど

思い出泥棒がやってきたのは、もうすぐ六年生になる、春休みのことだった。
ううん、思い出泥棒は、足音も立てず、姿も見せず、怪盗ルパンより上手に、ひっそりこっそり忍び寄るから、本当はいつから来ていたのかわからない。
気がついた時には、いくつかの思い出は盗まれたあとだったんだから。
(本文冒頭より)

版元から一言

若い頃は世界の海を渡り歩いた春海(はるみ)のじいちゃん。今は、ばあちゃんと一緒に海のある町で民宿を営んでいた。
春海はそのじいちゃんの冒険話を聞かせてもらうのが大好きだった。
しかし,そのじいちゃんの様子が少しずつ変わってゆく。記憶が失われてゆくのだ。紫色のカラスから「思い出泥棒がじいちゃんの記憶を奪い取っている」と聞いた春海は敢然として思い出泥棒と戦う決心をする。
今の時代、どの家庭でも経験する家族の「認知症」を、「思い出泥棒の仕業」として描いているのがとても面白く、そして、その思い出泥棒と戦いながら成長する春海の姿が清々しい。
小学校の中学年以上なら,読めるよう難しい漢字には読み仮名を付けている。

著者プロフィール

谷原 悠  (タニハラ ユウ)  (

1966年岩手県生まれ。

上記内容は本書刊行時のものです。