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可能なるアナキズム─マルセル・モースと贈与のモラル
発行:インスクリプト
四六判
縦194mm
横134mm
厚さ23mm
重さ 400g
272ページ
定価
3,400円+税
- 初版年月日
- 2020年9月22日
- 書店発売日
- 2020年9月25日
- 登録日
- 2020年8月26日
- 最終更新日
- 2020年9月25日
書評掲載情報
2020-11-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 平川克美(評論家) |
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紹介
権力なき共生はいかに可能か。マルセル・モースに端を発し、ポランニーを経由して、柄谷行人の交換様式論にいたる流れを追い、マルクス、ワルラスらの理論的探求、グレーバー、J・C・スコットらの実践的展望を援用しつつ、贈与のモラルを内包した交換様式の実現に来たるべき社会の構成原理を見出す。モースをアナキズムの文脈へと置きなおし、『贈与論』のアクチュアルな可能性を明らかにして変革への道筋を描き出す、渾身の書下し。
目次
一章 マルセル・モースとは誰か
二章 贈与のモラル
三章 国家と個人
四章 無力な首長と国家なき社会
五章 「ハウ」と戦争
六章 利潤なき市場経済
七章 労働力商品と剰余価値
八章 贈与と負債
九章 理論と倫理
一〇章 モースと社会主義生産様式から交換様式へ
一一章 交換様式D
一二章 ネーション
一三章 可能なるアナキズム
註
あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。