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日本人が知らない 本当の路地裏中国――乗って歩いた! 全33省旅遊記 宮崎 正弘(著) - 啓文社書房
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日本人が知らない 本当の路地裏中国――乗って歩いた! 全33省旅遊記 (ニッポンジンガシラナイ ホントウノロジウラチュウゴク ノッテアルイタ ゼンサンジュウサンショウリョユウキ)

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発行:啓文社書房
四六判
280ページ
並製
価格 1,600 円+税   1,760 円(税込)
ISBN
978-4-89992-076-2   COPY
ISBN 13
9784899920762   COPY
ISBN 10h
4-89992-076-8   COPY
ISBN 10
4899920768   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年6月17日
最終更新日
2024年11月1日
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紹介

通訳なし、単独行、中国全33省制覇!

乗り尽くせば見えてくる、高速鉄道の景色から描き出す文明論。
日本と中国、どうしてこんなにも異なるのか?

微博(Weibo)やTikTokでは見えてこない、本当の中国がここにある。

目次

プロローグ 天変地異に遭遇しても

第一章 平気で嘘をつき、噓を本当にする人々の大地へ
 1.北京から中国「新幹線乗り尽くし」の旅を始めてみた
   ・大動脈の北京ー上海は4時間48分
   ・笑顔は満点、弁当は最悪
   ・旅はいつも「早朝特急」から始まった 
 2.上海から杭州へ、温州へ
   ・上海ー南京、上海ー杭州線は同時開通
   ・一路「中国のユダヤ人」=温州へ
 3.親日派が多い福建省は福州市へ
   ・福州市からアモイ(厦門)へ
   ・「蛇頭」の拠点だった長楽の変貌ぶり
 4.安全神話
   ・インターネットで旅行手配できる時代
   ・中国は安全性よりスピードに拘る
   ・日本側が協力したが、恩は仇で還された
 5.成都を起点に
   ・諸葛孔明が動き、劉備玄徳が走った「蜀」のくに
   ・軍人は一般市民に席を譲らない
   ・南昌から九江、共産革命の舞台
   ・古楼閣が建ち並ぶ都江堰の観光施設は回復していた

第二章 横行する“やりたい放題”――北京に迫る砂漠、だれも住まないマンション群……
 6.江西省の九江から謎の都市へ
   ・廬山会議ののぼり口、九江は水滸伝の舞台でもある
   ・謎の都市が開けていた
 7.広州から華南へ南西へ
   ・あの事故から10年もの歳月が流れた
   ・時刻表は何処を探しても売っていない。だから駅でまごつくことが多い。
 8.海南島へ
   ・流刑地だった島、南海艦隊の拠点にして潜水艦基地となっていた
   ・中国の若者たちは日本人と同じく倫理観を失っている
 9.河西回廊紀行
   ・シュルクロードの本筋は蘭州から始まる
   ・蘭州は冬虫夏草の町
   ・マルコ・ポーロも長期滞在した
 10.華南の大動脈「広州―武漢」
   ・香港から広州まで
   ・日本のように「借景」の発想がない中国。高級ホテル周辺は貧民街だった

第三章 辺境地、奥地を吹き荒らす中共の嵐
 11.遼寧省のいま
   ・『アカシアの大連』で
   ・日本人街からもネオンが消えて
   ・葫芦島から100万人以上の引き揚げ者が日本に還った
 12.旧ソ満国境は、いま
   ・旧満州各地で建設ブームが起きていた
   ・あちこちに日本時代の痕跡
   ・犬肉レストランだけは繁盛していた
   ・方正県が残留孤児のメッカである理由
 13.北朝鮮国境は、いま
   ・瀋陽の日本人街は壊され、新しい町に
   ・韓国人激減、国境の町=丹東へ行って了解できた理由
   ・日本時代の安東(丹東)には数軒の銭湯もあった
 14.内蒙古紀行
   ・牧畜とゲルとチーズ酒
   ・雨で道路が陥没し、あちこちに水たまり
   ・パオトウがレアアースの本場だ
   ・南モンゴルの悲運
 15.雲南紀行
   ・昆明は不思議で、不気味な町だった
   ・日本の善意は踏みにじられていた
 16.湖南省の奥の奥、フライングタイガー基地跡
   ・毛沢東と劉少奇の生まれた湖南省を一周
   ・日本軍の降伏現場も蝋人形で再現されていたが、展示が妖しい

第四章 生命の否定―共産主義の病理を巡る
 17.ウイグル、チベット
   ・中国の残虐はチベットで顕著に露呈した
   ・ウイグル自治区で何が起きたか
   ・再教育センターとは監獄である
 18.山東省は軍人メンタリティ、山西省は霊峰と仏教信仰
   ・山東省の曲阜は孔子様の生誕地
   ・縄文と同世代の文明があった
   ・山西人は頑固者、自己愛が強く敬虔な仏教徒が顧客重視の行商を育んだ
 19.大衆とは「ものを考えない人」
   ・文革の悲劇は風化していない
   ・知識人は一斉に欧米に亡命した
 20.貴州省、陝西省、広西チワン自治区、寧夏回族自治区などへ
   ・貴州省は陽明学の祖、王陽明のお墓もあるが
   ・古都西安を見尽くすには1週間滞在が必要
   ・チベット鉄道の起点は青海省の西寧
   ・砂漠のオアシス銀川の粗野な人々

あとがき

著者プロフィール

宮崎 正弘  (ミヤザキ マサヒロ)  (

評論家、作家。昭和21年金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。82年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へ。国際政治、経済の舞台裏を独自の情報で解析する評論やルポルタージュに定評があり、同時に中国ウォッチャーの第一人者として健筆を振るう。
中国に関する著作は五冊が中国語に翻訳されている。代表作に『拉致』(徳間文庫)『中国大分裂』(文藝春秋)『出身地で分かる中国人』(PHP新書)。
文藝評論家としては三島由紀夫を論じた『三島由紀夫「以後」』、『三島由紀夫の現場』(並木書房)、三島由紀夫研究会との共著に『憂国忌の五十年』(啓文社書房)。
最新作は『中国解体 2021 日本人のための脱チャイナ入門』(徳間書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。