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ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション 国立アイヌ民族博物館(編) - 中西出版
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ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション (ウィーンバンコクハクランカイトアイヌコレクション) 国立アイヌ民族博物館 第10回特別展示 開館5周年記念 (コクリツアイヌミンゾクハクブツカン ダイジュッカイトクベツテンジ カイカンゴシュウネンキネン)

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発行:中西出版
A4判
縦210mm 横297mm 厚さ14mm
重さ 780g
180ページ
並製
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-89115-450-9   COPY
ISBN 13
9784891154509   COPY
ISBN 10h
4-89115-450-0   COPY
ISBN 10
4891154500   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C3072  
3:専門 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年7月26日
書店発売日
登録日
2025年7月15日
最終更新日
2026年9月4日
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紹介

明治政府が国の威信をかけて初めて公式に参加した1873年のウィーン万国博覧会。日本は精巧な美術工芸品を中心に地域の物産を出品し、ここから国際舞台に躍り出ていきます。その中で、アイヌ・コレクションは北海道の物産として開拓使や博覧会事務局により収集・選定・出品されました。
このたび、これらの一部が開館5周年を迎えた国立アイヌ民族博物館の第10回特別展示「ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」にて、はじめての海外資料として展示されます。

約150年ぶりに北海道に戻ってくるドイツ・ベルリンの海外コレクションの図版、そのほか貴重な図版資料約220点と、同時代に北海道をはじめ日本各地で収集された、我が国の博物館づくりに貢献した様々な資料を掲載。

黎明期における日本の博物館のあり方と、その中におけるアイヌ文化の位置も紹介した解説9本とコラム8本とともに、日本の近代化と国際化の象徴であるウィーン万国博覧会を起点としたアイヌ・コレクションの形成とその時代背景を紹介します。

目次

ごあいさつ
展覧会に寄せて
凡例
序論 ウィーン万国博覧会からはじまるアイヌ・コレクションの新たな歴史の展開

1章 ウィーン万国博覧会
ウィーン万国博覧会に出品された美術工芸品
ウィーン万国博覧会に携わった人たち
コラム1 ウィーン万国博覧会に出品した工芸品と「伝統的工芸品」
コラム2 アイヌの中の輪島塗
海を渡ったアイヌ・コレクション
コラム3 ベルリン国立博物館群民族学博物館所蔵のアイヌ・コレクション
コラム4 ドイツにおけるアイヌ・コレクション
コラム5 1873年―日本、ヨーロッパへ渡る― オーストリア・ウィーン世界博物館の日本ギャラリー

2章 ウィーン万国博覧会の系譜
日本における博覧会のはじまり

3章 ウィーン万国博覧会の前夜
開拓使が収集したアイヌ・コレクション
コラム6 開拓使のアイヌ・コレクションにみるアイヌ民族の名前 ―『澳国博覧会出品目録八』の記録から―
コラム7 民具資料にみられるアイヌ語と地域
東京国立博物館所蔵のアイヌ民族資料 ―博物館創設期のアイヌコレクション―
コラム8 奈良国立博物館所蔵のアイヌ資料

4章 ウィーン万国博覧会のあと
樺太アイヌの「宝物」と「近代」
樺太千島交換条約と東京につくられた開拓使の博物場

出品リスト資料一覧

前書きなど

イランカラㇷ゚テ

ウポポイへようこそ!
国立アイヌ民族博物館第10回特別展示「開館5周年記念 ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」を開催いたします。

2020(令和2)年7月に国立アイヌ民族博物館が開館し、今年で5周年を迎えます。本展覧会は、ベルリン国立博物館群民族学博物館の資料を借用し、当館で初めて海外資料を紹介します。同館のアイヌ・コレクションの中には、1873(明治6)年に開催された「ウィーン万国博覧会」に出品された資料が含まれており、今回はそれを中心に展示します。
ウィーン万国博覧会は、明治に入って近代国家として動き出した日本が政府として初めて参加し、海外に向けてアイヌ文化を公式に紹介した最初の博覧会です。本展示ではこの博覧会のために収集された資料のほか、同時代に北海道をはじめ日本各地で収集され、わが国の博物館づくりに貢献したさまざまな資料も合わせて展示します。それにより、黎明期における日本の博物館のあり方と、その中におけるアイヌ文化の位置づけを明らかにしていきます。そこから、博物館、博覧会というものがこれからどのようなものであるのが望ましいのかについて考えていただければ幸いです。

この時代に集められた資料は、明治政府による強制的な文化・社会の転換を経験する前に作られ、使われたものです。その後、アイヌ民族の生活環境は激変し、自立的な生活が困難になっていきました。しかし、そのような逆境の中でも文化とことばは現在まで着実に受け継がれ、今も成長し続けています。

今回の展示では、資料の奥に秘められた時代背景やアイヌ文化が持つ大きな可能性まで含めてご覧いただければ幸いです。

国立アイヌ民族博物館名誉館長
佐々木史郎

著者プロフィール

国立アイヌ民族博物館  (コクリツアイヌミンゾクハクブツカン)  (編)

先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初・日本最北の国立博物館。
アイヌ民族は、日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族で、日本の多数者である和人とは異なる言語や文化、歴史を持っています。民族名称である「アイヌ」という言葉は、「人間」などを意味するアイヌ語です。
国立アイヌ民族博物館は、アイヌ民族の誇りが尊重される社会をめざし、多くの人にアイヌの歴史や文化を伝え、アイヌ文化を未来につなげていくために設立されました。展示は、アイヌ民族の視点で「私たち」という切り口で語る構成になっています。

上記内容は本書刊行時のものです。