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料理書と近代日本の食文化
- 書店発売日
- 2019年10月20日
- 登録日
- 2019年8月28日
- 最終更新日
- 2019年10月9日
紹介
開国以降身近になった洋食に影響を受け日本の食文化はいかなる変容を遂げたのか。近代料理書の一次史料を渉猟し、その過程を追究する。
目次
はじめに ~料理書が語る近代とノスタルジア~
第1編 西洋食文化受容における近代的特質の検討
第1章 西洋料理書の出版とその意義
第2章 「洋食」という日本文化の誕生
第2編 中国食文化受容の特徴にみる連続性と近代性
第1章 江戸期における中国料理の受容と展開
第2章 近代日本社会における新しい中国料理
第3編 「家庭料理」という近代文化
第1章 家庭向け料理書成立への道程
第2章 計画型日常食献立「三食献立」の成立
第4編 子供の食の近代的展開
第1章 明治・大正期における子供と菓子
第2章 乳製品文化への新たな視線 ~子供の滋養品としての特徴を中心に~
第5編 創造された日本料理 ~概念化の表出とその意義~
第1章 新しい日本料理創出へのまなざし
第2章 享受された日本料理
おわりに ~目指された伝統の保持と近代化という革新~
上記内容は本書刊行時のものです。