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『変身』とケアの現場
発行:松籟社
四六判
336ページ
上製
定価
2,800 円+税
3,080 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年3月10日
- 書店発売日
- 2026年3月31日
- 登録日
- 2026年3月13日
- 最終更新日
- 2026年3月30日
紹介
『変身』をケア・介護の視点から読む――
それまで家計を支えていた男がある朝突然〈変身〉し、仕事に行けなくなるばかりか、身の回りの世話が必要になる。稼ぎ手を失った家族の生活は一変する……
フランツ・カフカ『変身』をこのように要約したとき、ケアや介護の視点からの読みがごく自然に誘発されるだろう。
家庭や病院、介護施設など、ケアの現場で起きているアクチュアルな問題と結びつけたとき、『変身』はどのように読むことができるのか。
目次
私たちは皆、グレゴールである(田中壮泰)
カフカ、『変身』に見られる家族の自立(川口有美子)
〈ケアの倫理の視点から〉
カフカの日記と〈ケアの倫理〉(小川公代)
『変身』におけるフォビアの苦しみ(小西真理子)
〈介護、支援、看護〉
『変身』における「みる」ことの多義性(中井杏奈)
グレーゴルの生の営みを支える介護体制の可能性について(姫野友紀子)
ザムザ家の物語にみる二人の支援者(柳田千尋)
もうひとつの『変身』、〈こうのとり〉と〈青い鳥〉の物語(田中多賀子)
〈負うもの、負われるもの〉
重荷を負った者と重荷と成った者(美馬達哉)
それぞれの害虫、それぞれの家族の物語(青木秀光)
ケアされる戦略としての「子ども」(髙橋花子)
〈変身の諸様態〉
『変身』の言葉は何を表しているのか(今井友哉)
資本主義体制下における存在の異形さ(中井良平)
制御できない体液(川端美季)
肥満表象における変身とセルフケア(宮内沙也佳)
〈カフカの位置〉
カフカと新しい生き方の実践(西成彦)
《ケアする男性》の系譜(川島隆)
上記内容は本書刊行時のものです。

