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増補改訂版 無意識の植民地主義 野村浩也(著) - 松籟社
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増補改訂版 無意識の植民地主義 日本人の米軍基地と沖縄人

発行:松籟社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ25mm
重さ 400g
416ページ
並製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-87984-379-1
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年8月13日
書店発売日
登録日
2019年7月29日
最終更新日
2019年8月27日
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紹介

「米軍基地引き取り運動」の口火を切った思想書・理論書『無意識の植民地主義』に、報道の責任・ヘイトスピーチ・県民投票の黙殺・沖縄人差別をめぐる増補と解説を加え復刊する。本書が示した「アイデンティティとポジショナリティ」、「劣等コンプレックス」、「被植民者の共犯化」、「沖縄ストーカー」、「観光テロリズム」といった概念は、いまなお日本人による沖縄人への暴力を読み解く鍵である。

日本人の植民地主義は今も続いている、いまだ決着はついていない。

目次

序章 「悪魔の島」から聴こえる他者の声、そして、日本人
1 他者の声
2 他者への欲望
3 自作自演

第1章 植民地主義は終わらない―日本人という植民者
1 はじめに
2 ポストコロニアリズムと日本人という植民者
3 民主主義的植民地主義
4 基地の押しつけという植民地主義
5 無意識の植民地主義
6 ポジショナリテイ

第2章 文化の爆弾
1 共犯化
2 植民地主義と文化の爆弾
3 文化装置と精神の植民地化
4 植民地主義と文化の破壊
5 文化的テロリズム

第3章 共犯化の政治
1 従順な身体
2 劣等コンプレックス
3 同化と精神の植民地化
4 加害者の被害妄想
5 加害者の被害者化と被害者の加害者化
6 共犯化をせまる文化的暴力

第4章 日本人と無意識の植民地主義
1 愚鈍への逃避/自己防衛的な愚鈍
2 横領される沖縄人アイデンティティ
3 「良心的日本人」という無意識の茶番劇
4 植民地主義の身体化

第5章 愛という名の支配―「沖縄病」考
1 権力の隠蔽
2 権力への居直り
3 加害者を癒す沖縄ブーム
4 沖縄ストーカー
5 沖縄ストーカーにならないために

第6章 「希望」と観光テロリズム
1 「最低の方法だけが有効なのだ」
2 日本人と無意識のテロリズム
3 非暴力という名の暴力
4 基地を押しつける恐怖政治
5 観光テロリズム
6 再び、文化の爆弾

終章 沖縄人は語りつづけてきた―2004年8月13日、米軍ヘリ墜落事件から考える
1 文化への爆弾
2「沖縄人は語ることができない」
3 モデル・マイノリティ
4 連帯―その暴力的な悪用

原本あとがき

増補 無意識の植民地主義は続いている
安保は東京で起きてるんじゃない、沖縄で起きてるんだ!―報道の責任について
ジャーナリズムの役割とヘイトスピーチ―基地問題を報じないという基地問題
無意識の植民地主義は続いている!―県民投票の無視をめぐって
現代の「朝鮮人・琉球人お断り」事件―基地の話を封じる差別

文献一覧

解説 ジャーナリストとポジショナリティ 松永勝利
解説 なぜ本書は画期的な書物となったのか 高橋哲哉
解説 議論の限界を超えようとすること 島袋まりあ
解説 エンパワメントの言葉 大山夏子

謝辞

版元から一言

在沖縄米軍基地引き取り運動のきっかけとなった本書の論点は、保守とリベラルの正当性でもなく、日米関係の分析でもなく、東アジアの軍事情勢でもなく、日本人の植民地主義と沖縄人との関係です。

解説には、松永勝利さん(琉球新報)、高橋哲哉さん(東京大学教授)、島袋まりあさん(ニューヨーク大学准教授)、大山夏子さん(沖縄を語る会)を迎えました。

著者プロフィール

野村浩也  (ノムラ コウヤ)  (

1964年沖縄生まれ
上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学
現在、広島修道大学人文学部教授(社会学)

松永勝利  (マツナガ カツトシ)  (解説

琉球新報 読者事業局特任局長・出版部長

高橋哲哉  (タカハシ テツヤ)  (解説

東京大学大学院教授

島袋まりあ  (シマブク マリア)  (解説

ニューヨーク大学准教授

大山夏子  (オオヤマ ナツコ)  (解説

沖縄を語る会

上記内容は本書刊行時のものです。