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完全版 検証・免田事件 熊本日日新聞社(編集) - 現代人文社
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完全版 検証・免田事件 (カンゼンバンケンショウメンダジケン)

社会科学
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発行:現代人文社
A5判
320ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-87798-707-7   COPY
ISBN 13
9784877987077   COPY
ISBN 10h
4-87798-707-X   COPY
ISBN 10
487798707X   COPY
出版者記号
87798   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年6月20日
最終更新日
2018年6月20日
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書評掲載情報

2022-03-26 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 小俣一平(早稲田大学大学院講師・元NHK司法キャップ)
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紹介

死刑再審・免田事件は、その無罪判決から35年が経過した。この事件を徹底的に調査・分析、その原因をさぐり、冤罪の構造とその救済の闘いに迫る。無罪獲得までの長い道のりと無罪後の「人間回復」の闘いから、あらためて冤罪の恐ろしさと司法関係者の怠慢を浮き彫りにする。

よう生きてきた、よう生かされとる ――35年目の免田事件
第1部 「免田事件」を聞く
 河上元康・元裁判長インタビュー/免田栄さんインタビュー/本当の民主主義を どう根付かせるか
第2部 「検証 免田事件」
 アリバイ/自白/錯乱/人間模様/再審/捜査/冤罪の救済と社会/マスコミ
 対談:免田事件、今に問う/インタビュー:死の恐怖――免田さんが語る事件史
第3部 判決以後の免田栄さん

目次

よう生きてきた、よう生かされとる ――35年目の免田事件

第1部 「免田事件」を聞く
  河上元康・元裁判長インタビュー
  誰もが納得できる判決を目指す
  免田栄さんインタビュー
  本当の民主主義を どう根付かせるか

第2部 「検証 免田事件」
『検証 免田事件』まえがき プロローグ――34年目の無罪判決
 第1章 アリバイ
  1 全面否認
  2 兼田証言――アリバイの決め手
  3 接客婦証言――二転三転した危険な証拠
  4 半仁田証言――33年目の検察側新証人
 第2章 自白
  1 破綻した自白調書
  2 不明確な犯行の動機・態様
  3 疑問の多い犯行時刻
  4 鑑定論争
 第3章 錯乱
  1 強いられた自白
  2 ひきつがれた自白
 第4章 人間模様
  1 死の恐怖
  2 無実を信じて
  3 7人の侍
  4 忘れられぬ事件
  5 癒えぬ傷
第5章 再審
  1 死刑判決
  2 幻の決定
  3 再審へ一点突破
第6章 捜査
  1 自白偏重
  2 内部資料
第7章 冤罪の救済と社会
  1 教訓
  2 補償
  3 差別社会
終 章 マスコミ
 問われた報道姿勢

インタビュー:死の恐怖――免田さんが語る事件史
対談:免田事件、今に問う
免田事件関係年表
参考文献
『検証 免田事件』あとがき

第3部 判決以後の免田栄さん
 寄稿 免田栄被告 獄中三十余年 心の遷い……潮谷総一郎
 「ずさんな捜査だった」 ――最高検が内部文書で痛烈批判――免田、財田川、松山の三大冤罪で報告書
 不在証明当初から――最高検の報告書にみる免田事件
 無罪判決から10年
 九州大学が市民アンケート ――2割がなお犯人視。偏見根強く残る
 連載 免田再審・判決10年の意味
 「真の人権回復」認められず――免田さんの“再審請求”、熊本地裁が棄却
 冤罪被害受け止め、世代間で格差 20代以下では無罪認識――免田事件をテーマに熊本、人吉市民アンケート
 対談:免田事件から学ぶ 司法とメディアに残された課題……免田栄×大出良知
 大出良知・東京経済大教授(当時)に聞く 冤罪の温床、今も――国民が監視を
 「免田事件」を巡る主な動き
 潮谷義子元熊本県知事聞き書き 「命を愛する」から
 座談会 免田事件再審を振り返る――免田栄氏夫妻を囲んで
 「歴史」になった3通の文書
 「あっちで覚えた」
 免田さんの年金問題

上記内容は本書刊行時のものです。