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消えたソンタクホテルの支配人
発行:影書房
四六判
縦188mm
横130mm
厚さ16mm
238ページ
定価
2,000円+税
- 初版年月日
- 2022年12月9日
- 書店発売日
- 2022年12月9日
- 登録日
- 2022年11月19日
- 最終更新日
- 2022年11月24日
紹介
漢城(現ソウル)にある大韓帝国の迎賓館・ソンタクホテル。
伊藤博文統監が主催する晩餐会が催された翌日、ホテルの支配人ソンタク女史がとつぜん姿を消した――
16歳のホテルボーイ・裵正根(ペ チョングン)と梨花学堂の学生・李福林(イ ポンニム)は、女史失踪の謎を追うが……。
日清戦争と日露戦争の勝利で朝鮮の属国化を進めた日本は、1905年の第2次日韓協約(乙巳条約)によって大韓帝国の外交権を奪い、漢城に統監府(後の総督府)を設置、支配の度を一段と強めていきます。
大韓帝国皇帝・高宗は、国の独立を守ろうと手をつくしますが、そのなかである〝事件〟が起きます。
本書は、日本の植民地支配(1910年の韓国併合)が始まる3年前の1907年に、じっさいに起きたその〝事件〟をもとに創作された物語。
韓国の独立を守ろうと力を尽くす人びとや、伊藤博文、李完用などの実在した歴史的人物も登場。西欧文明が導入されていったころの朝鮮半島の開化期の風景とともに、史実をなぞりながら、手に汗にぎる歴史ミステリーが展開します!
目次
第1章 ソンタクホテルの女王
第2章 消えたソンタク女史
第3章 失踪の舞台裏
第4章 明かされる真実
第5章 もう一つの出発
補足 ソンタクホテルとソンタク女史、その他について
あとがき・作家のことば
作品解説……戸塚悦朗
上記内容は本書刊行時のものです。