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ヘーゲル哲学研究
巻次:第27号2021年 第27号
『法哲学』刊行200周年 現代刑法論とヘーゲル
発行:日本ヘーゲル学会
A5判
縦210mm
横149mm
厚さ10mm
重さ 260g
176ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2021年12月20日
- 書店発売日
- 2021年12月21日
- 登録日
- 2021年12月9日
- 最終更新日
- 2021年12月9日
紹介
ヘーゲルの『法哲学』は、フランス革命と産業革命を契機にして起こった社会的大変動のなかで、法共同体を旧い領邦国家体制から新しい国民国家体制へと組み替えるプロジェクトの企画書のように見える。しかしヘーゲル『法哲学』は、19世紀にとどまらず、20世紀においても、さらに今世紀にはいってもなお読む者に強い印象と示唆を与え続けている。そのアクチュアリティの持続力の秘密はどこにあるのだろうか。AIと人新世の時代における「自律的主体」としての人間を、ヘーゲル法哲学から問う!
目次
●巻頭言 日本哲学史の一局面 山内廣隆
【講演】
「生の意識」に基づく「超越論的論理学」の批判的継承 久保陽一
【シンポジウム 現代刑法論とヘーゲル】
ヘーゲルの刑法学への影響 中村悠人
法をめぐる現代的課題とヘーゲル 稻谷龍彦
ヘーゲルの「応報主義」とその持続可能性 大橋基
自由と自然の境界と越境 ヘーゲル『法の哲学』における正邪の論理 神山伸弘
○公募論文
ヘーゲルの性差論 イェナ期とベルリン期の比較 岡崎佑香
ヘーゲル『精神現象学』の良心論の特異性 良心の対立の内実と宗教への移行を巡って 岡崎龍
ギリシア悲劇の「キリスト教的色合い」について 新版美学講義録群からヘーゲルのギリシア悲劇解釈を考察する 鈴木亮三
上記内容は本書刊行時のものです。