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保育内容「健康」 井筒 紫乃(監修) - 圭文社
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保育内容「健康」 (ホイクナイヨウ ケンコウ) 新版

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発行:圭文社
B5判
160ページ
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-87446-087-0   COPY
ISBN 13
9784874460870   COPY
ISBN 10h
4-87446-087-9   COPY
ISBN 10
4874460879   COPY
出版者記号
87446   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2019年4月1日
書店発売日
登録日
2019年12月3日
最終更新日
2023年2月28日
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紹介

現代を生きる子どもたちの心やからだの発育・発達を理解し、健康の大切さ、からだを動かすことの大切さを学びます。

目次

はじめに
第 1 章 保育内容「健康」で学ぶこと
I 保育・教育における「健康」の位置づけ
II 「保育所保育指針」・「幼稚園教育要領」・「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」とは
III 領域「健康」とは
第 2 章 からだの発達
I からだの発育と発達
II 運動発達
III 運動発達を促進する運動指導
●ワークシート
第 3 章 こころの発達
I ピアジェの発達理論
II エリクソンの発達段階理論
III 社会性の発達
●ワークシート
☆コラム「休息の取り方について①」
第 4 章 子どもにとって遊びとは
I 子どもと遊び
II 子どもの主体性と遊び
III 遊びの指導の留意点
●ワークシート
第 5 章 屋内の遊び・屋外の遊び
I 屋内の遊び
II 屋外の遊び
III ボール遊び
●ワークシート
第 6 章 季節の遊び
I 保育内容における「季節の遊び」
II 「季節の遊び」と自然の魅力
III 「季節の遊び」と保育者の感性
IV 「季節の遊び」と風土
V 様々な「季節の遊び」
VI 「季節の遊び」の役割と展望
●ワークシート
第 7 章 子どもの遊びの指導案作成
I 指導案とは
II 子どもと遊びの特性をつかむ
III 遊びの支援のポイント
IV 遊びにおける指導案作成の観点と実践例
☆コラム「休息の取り方について②」
第 8 章 基本的生活習慣の形成
I 睡眠
II 食事
III 排泄
IV 衣服の着脱
V 衛生
第 9 章 基本的生活習慣を育む指導法
I 基本的生活習慣を形成するための指導のポイント
II 基本的生活習慣を育む具体的な保育者の関わり
●ワークシート
第 10 章 現代社会と子ども
I 子どもの「三間」の問題
II 「三間」の減少と子どもをめぐる様々な変化
●ワークシート
第 11 章 子どもとメディア
I 子どもを取り巻くメディアの変遷
II 子どもを取り巻くメディアの問題
III 「スマホ育児」の問題性
IV スマホやタブレット端末による子どものからだへの影響
V 子どもと触れ合うことの大切さ
●ワークシート
第 12 章 食育と健康
I 乳幼児期の食生活の特徴
I 子どもの食行動・食生活の問題
III 食育の基本とその内容
IV 食育のための環境づくり
V 地域の関係機関や職員間の連携
VI 食をとおした保護者との連携
●ワークシート
☆コラム「保育中の姿勢や歩行について」
第 13 章 子どもの安全管理と安全教育
I 事故の発生と場所
II 事故防止
III リスクとハザード
IV 交通安全を学ぶ
V 自然災害から子どもを守る
VI 不審者対策
VII 防災を学ぶ
●ワークシート
第 14 章 子どものけが・病気について
I 子どものけがについて
II 子どものけがを予防する
III 子どもの病気について
IV けが・病気発生時の対応
第 15 章 園の生活について
I 保育の基本と生活
II 園生活の理解
III 乳児保育の方向性
IV 一日の流れ
V 保育の展開と保育の流れ
●ワークシート
参考・引用文献リスト

前書きなど

 中国に「一匹の魚を与えても一日しか食べられない。しかし、魚の釣り方を教えれば、一生食べることができる。」という諺(ことわざ)があります。これは、今日の教育にも通ずるものがあるのではないでしょうか。
 家庭用ゲーム機やスマートフォンの普及、少子化、家族構成の変化、公園や空き地などの遊び場の減少など、子どもたちを取り巻く環境が大きく変わってきました。また、「子どものからだが危ない」「落ち着きがない」「キレやすい」「体は大きく運動は不器用」などマイナス面ばかりがクローズアップされてきました。しかし、過去を振り返るばかりではなく時代の流れに適応しながら、現代を生きる子どもたちがすくすくと育ち、将来の世界・日本を担っていく柱になっていくためにはどのような「育ちの支援」をしなければならないのかを考えていかなければなりません。
 豊富な物資によって子どもたちの遊びも様変わりしている中、その場の楽しさだけではなくもっと先を見据えた保育をしていく必要があります。家庭用ゲーム機やテーマパークなどはその場、その時を楽しむ遊びです。もちろん、「楽しい」「おもしろい」と感じることは心の発達にはとても大切なことですが、子どもの発育・発達や健康の分野から考えますと、先のことわざにもあるように「遊び」を与えるのではなく、子どもたち自らが楽しいと思える遊びを見つけるための「きっかけ」を与えることこそが大切なことだと考えています。
 この「保育内容(健康)」を通して、いろいろな機能が急速に成長する幼児期の子どもたちに携わる保育者を目指す皆さんが、心やからだの発育・発達を十分に理解し、健康の大切さ、からだを動かすことの楽しさを学び、現場に生かしていただけることを願うとともに、保育者に与えられた使命の大きさを再確認いただけたら幸いです。
 最後になりましたが、本書の作成にあたりご協力いただきました皆様方に感謝申し上げます。
  監修・編著 安倍 大輔 井筒 紫乃 川田 裕次郎

上記内容は本書刊行時のものです。