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哲学対話と教育
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年2月28日
- 書店発売日
- 2021年2月28日
- 登録日
- 2021年2月2日
- 最終更新日
- 2021年10月5日
紹介
人が学び成長する場をひらく、哲学対話――。判断がつかないこと、悩んでいること、そしてそれに対処する術を知らないことを認めることから始め、それに向き合いつつ考え続けること、考えるための対話の場を開き続けること、それが臨床哲学です――
哲学対話は、未知の状況に対応できる力を身に着けるための「主体的・対話的で深い学び」を実現する。問いをめぐって自由に発言し、よく聴きあいながら共に考えていく経験こそ、すべての学びにつながる主体的・対話的な「構え」をつくる。日本各地の学校、専門職教育、社会教育、企業研修、地域づくりの場で実践されてきた記録とともにその意味と方法を考え直し、哲学対話の未来を構想する。
目次
監修者のことば
はじめに
序 章 教育における哲学対話の発祥と展開
第1部 学校での哲学対話
第1章 持続可能な発展のための教育と哲学対話―幸ケ谷小学校
コラム 哲学対話の「学校化」に抗う―中学校での哲学対話
第2章 実感のある問いを、生きた言葉で―小石川中等教育学校
第3章 まるで祈るように、話しつづける―神戸大学附属中等教育学校
第4章 今日は何をするの?―須磨友が丘高等学校
コラム 放課後のきらめき―都立高校での哲学対話
第5章 専門教育でも、教養教育でも、課外活動でも―大学での哲学対話
第6章 看護教育における哲学カフェとソクラティク・ダイアローグの試み
第2部 哲学対話の広がり
第7章 ビジネス・パーソンと哲学する―企業での哲学対話
コラム Philosophy for Adults―問いを持って暮らし、働くための哲学対話
第8章 いつから楽になったのだろうか?―地域包括支援センターでの哲学カフェ
第9章 原発禍の町で問う
第10章 哲学対話とマジョリティ/マイノリティ―哲学カフェin とよなか国際交流センター
コラム 問いに集うということ―まちづくりと哲学対話
第3部 哲学対話と教育
第11章 それでも哲学対話を教育に生かす
第12章 そういえば、結局のところ、対話するってどんなことだろう?
終 章 往復書簡
コラム 高校公民科「倫理」と「哲学対話」の異次元的邂逅
コラム たったひとりに出会うこと― 国語科における哲学対話の実践から
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。