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文学は勇気と希望の灯 玉代㔟章(著) - 玉代㔟章
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文学は勇気と希望の灯 (ブンガクハユウキトキボウノトモシビ) 沖縄タイムス「沖縄文芸批評―小説の現在」2016-2025年 (オキナワタイムスオキナワブンゲイヒヒョウショウセツノゲンザイニセンジュウロクネンニセンニジュウゴネン)

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発行:玉代㔟章
四六判
312ページ
並製
価格 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-87127-720-4   COPY
ISBN 13
9784871277204   COPY
ISBN 10h
4-87127-720-8   COPY
ISBN 10
4871277208   COPY
出版者記号
87127   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年6月23日
書店発売日
登録日
2026年6月16日
最終更新日
2026年6月29日
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紹介

今、沖縄でどんな小説が生まれているかが1冊で分かる。高校の文芸誌から全国各地の公募展、中央の文壇まで。純文学からエンターテインメントまで。自由自在な著者の視野が捉えた小説の批評文71編を収録。

目次

巻頭に寄せて  希望・勇気    玉代㔟 章
【二〇一六年】
新しい世代が台頭
儀保佑輔「ピッチング」/越境広場一号
家族 哀れみと慈しみ
長嶺幸子「父の手作りの小箱」/黒ひょう「バッドデイ」
監視カメラが覗いている
松田良孝「インターフォン」/赤星十四三「アイスバー・ガール」
韓国語に翻訳 沖縄文学
大城立裕/又吉栄喜/崎山多美
人間の営みへの哀しみといたわり
玉木一兵「私の来歴」/崎浜慎「さかしまの街」/城耕悠「傾斜流」
人の体の露なめて
目取真俊「露」/崎山多美「うんじゅが、ナサキ」

【二〇一七年】
理不尽なヤマトを批判
大城立裕「辺野古遠望」/梓弓「カラハーイ」/芳賀郁「隣人」
ブラジルと日本 二つの文化
佐藤モニカ「ミツコさん」「カーディガン」「コラソン」「ジャカランダホテル」/伊良波盛男「神歌が聴こえる」
現在に通ずる戦争体験
大城立裕「B組会始末」/大城密「下町アパートのふしぎ管理人」
存在 居心地の悪さ
竹澤さち「赤いまま」/沼田健次郎「密輸事件簿‥‥密輸犯を絞り込め」
都会で生きるわびしさ
東峰夫「ダチョウは駝鳥!?」/富原守和「赤の台地」/與那原周「比翼の鳥」
父と母と妾のはざま
大城立裕「拈華微笑」/ミヤギフトシ「アメリカの風景」
現代人の存在の不確かさと不安
山原みどり「深海魚水族館」/崎山多美「クジャ幻視行」
奇想天外・波瀾万丈の物語
池上永一「ヒストリア」/目取真俊「神ウナギ」
性暴力事件は軍隊の必然
下地芳子「アメリカタンポポ」/松原栄「無言電話」/大城立裕「御嶽の少年」

【二〇一八年】
違和感 喘ぎ揺らめく
儀保佑輔「亜里沙は水を纏って」/玉城まさし「不発弾Ⅱ」
立ち向かう人々への連帯
儀保佑輔「Summer Vacation」/仲間小桜「アダンの茂みを抜けて」
恋愛を軸に読者を欺く
知念実希人「崩れる脳を抱きしめて」/新垣フミ子「闘牛への道」
実生活を晒す私小説
大城立裕「あなた」/西上正浩「乗り物の鼓動」/久保田大地「水中花」
老いた女性の不安と哀しみ
田場美津子「ガイドレターと罰点」/砂川とおる/坂本里穂/岡楽真
理不尽な力への怒りと反撃
竹本真雄の魅力/「犬撃ち」
百年の苦悩と栄光
仲程昌徳「沖縄文学の一〇〇年」/知念実希人「ひとつむぎの手」

【二〇一九年】
ガーブ川と暗渠に秘密
オーガニックゆうき「入れ子の水は月に轢かれ」/知念祐希「自演ロボット」
話の枝が多岐に分かれて
崎山多美「ユンタクサンド(or砂の手紙)」/石垣貴子「風の川 水の道」
街宣車の息子 ゲート前の母
仲村渠ハツの文学/「辺野古バスに乗って」
島の揺るぎなさ求めて
高浪千裕「涼風布工房」/中川陽介「唐船ドーイ」
亡き幼子の成仏願って
又吉栄喜「仏陀の小石」/平田健太郎「兎」
ヤマトが愚弄する四百余年
喜舎場直子の世界/「島だて幽暗口伝」
出撃を待つ米兵の不安
又吉栄喜「ジョージが射殺した猪」

【二〇二〇年】
欲張らず質素に生きよ
しましまかと「テラロッサ」/又吉光「コイノヤマイ」
  高校三年間の通信記録
  坂本菜の花「菜の花の沖縄日記」/新里健一郎「大麻とコーラと斬首刑」
行きづまった同棲生活
国梓としひで「ダンシング・ボア」/宮城信博「弦月」
終戦直後の輝く季節
大城立裕「焼け跡の高校教師」/前田よし子「カンカラ・サンシン」/長堂英吉「ナーハイバイの歌」
あぶりだす人間の醜さ
儀保佑輔「君の、その口に」/儀保佑輔の世界
自閉の小学生を抱えて
崎浜慎「梵字碑にザリガニ」
沖縄の心 高らかに表現
大城立裕「亀甲墓」
米軍への怒り わが子への憂い
勝連繁雄「大主の国遊び物語」/伊良波盛男「海を越えて」

【二〇二一年】
改造ジープの中で出産
崎山多美「フウコ、森に立て籠る」/なかみや梁「ばばこの蜜蜂」/北原岳/K・とくもと
原爆の苦しみと悲しみ
高浪千裕「長さん」/新里健一郎「驛」
ナイチャーと蔑まれて
榊惠人「水平線の内側」/瑞慶覧涼子「ビジュルの神様」/新垣未月「淡い声」
存在と内面を見つめる
中里友豪「予感」/中野蘭/仲里詩帆
米軍の暴虐陵辱にこだわる
勝連繁雄小説集「記憶の巡歴」
軽いユーモアと風刺
又吉栄喜小説集「亀岩奇談」
幼いときの性のトラウマ
安美沙子「楔」/國吉高史「墓を売る男」/城耕悠「山芋スーブ」

【二〇二二年】
農業への熱意と情愛
中川陽介「笑顔の理由」/国梓としひで「おばぁと芒果」
友情・信頼・戦争・軍隊
奈穂カネーロ「少女達よ永遠に」/赤星十四三「今度、チェリオ持ってくる」/山原みどり「赤いブランコ」
覆いかぶさる不安と閉塞感
円井定規「春に乗り遅れて、半額シールを貼られる」/ゆしわら・くまち「ラビリンス―グシク界隈」
加害者としての沖縄戦
目取真俊「斥候」/島明「男性失格」/北條民雄「いのちの初夜」
刺し殺すほどの残忍な悪意
凛藤海「化生」/瀬名波克弥「傘、舞い散る」
天皇が象徴である意味
赤坂真理「箱の中の天皇」/新沖縄文学賞受賞小説概観
横暴な男社会への抗議
伊禮和子「出棺まで」/国吉真太郎「ギリシア神話と八重山説話」
庶民の不安と悲しみ描く
美里敏則「ツル婆さんの場合」「ペダルを踏み込んで」「探骨」/美里敏則の世界
【二〇二三年】
理不尽な力に反撃する父
芳賀郁「まぶいちゃん」/星のひかり「私のお父さん」
女の性の欲望を率直に綴る
河合民子「針突をする女」「清明の頃」
覆う閉塞状況 あらがう意志
宮森日向「都市のメタファー」/島根たろう「雨に沈む」
錯綜する過去と現在 戦乱と平穏
又吉栄喜「夢幻王国」
灯は次の世代が受け取る 韓国文学賞
目取真俊「魂魄の道」「闘魚」

【二〇二四年】
七十四年の人生 哀しみと喜びと
田本由美子「最果報の島」/金城毅「こいのぼり」/新川純子「猫の私と家族の物語」/伊佐節子「人生の旅路~青い鳥~」
苦しむな 月日は流れる
豊永浩平「月ぬ走いや、馬ぬ走い」
父と息子の絆 ねじれて歪んで
逢崎遊「正しき地図の裏側より」

淡い恋心 芽生える友情
狩俣啓「溶けないかき氷」/山田「落ちて、た」
蔑みと優越感 さらに弱い者へ
国吉真太郎「餓死・銃殺に怯えた朝鮮人軍夫の慰霊祭」/又吉栄喜「ギンネム屋敷」/ハン・ガン「菜食主義者」
青い煙突に赤い文字
富山陽子「外人住宅」「ファンネルマーク」

【二〇二五年】
快適な生活の裏に自然破壊
名和純「ユナ」/喜友名沙華「大城家の守護神」
本土人への怒りと抗議 石垣島
竹本真雄「洞窟から」/国梓としひで「島の塔頭と電照菊」
日本・アメリカ・軍隊・基地に抗議
仲村渠ハツ「センソーしちぇならん」
弱肉強食の掟を是認
平敷克輝「エアギターペアレンツ」/富井嫉妬「虫カゴの中」/カサブランカ「カーネリアン・サマー」
日本・沖縄・山原 侮蔑の地層
崎山多美「うみんちゅブギ」/目取真俊「セミの声」
命のかぼそい息吹を拾って
久里しえ「長い写真」/棚原妙子「黒い犬」/新垣絹代「沖縄への誘い」/末吉節子「久美子の人生」
小さな港町 聖書売りの波紋
山原みどり「うたたね」
男社会への抗議と抵抗
平良政勝「杣道を行く」/我如古莉子「つきのはな」

解説にかえて あらがうこと、拒むことは生きること   高橋 年男
出版に思う 感謝   玉代㔟 章
玉代㔟 章 紹介

版元から一言

芥川賞作家から高校文芸誌まで。著者の自由自在な視野が、沖縄の小説の「今」をあぶりだします。

著者プロフィール

玉代㔟章  (タマヨセ アキラ)  (

1947年沖縄県那覇市生まれ。一橋大学法学部卒。1987~92年、小説家の井上光晴に師事。2003年、小説「母、狂う」で新沖縄文学賞受賞。04年、詩「希望・勇気」が、新潮文庫「あなたにあいたくて生まれてきた詩」に収録。11年、緑内障を発症。16年、小説「遺された油絵」が名桜大学主催のコンクール短編小説部門で最優秀賞。16年~2015年、「沖縄タイムス」紙上で「沖縄文芸批評-小説の現在」を連載。16年、小説集「母、狂う」を出版。

上記内容は本書刊行時のものです。