版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
女が読み解く『歎異抄』 源 淳子(著) - 同時代社
.
詳細画像 0
【利用可】 (連絡不要)

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文メール:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

女が読み解く『歎異抄』 (オンナガヨミトクタンニショウ) 親鸞の教えは間違いなく伝わったのか (シンランノオシエハマチガイナクツタワッタノカ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:同時代社
四六判
176ページ
並製
価格 1,500 円+税   1,650 円(税込)
ISBN
978-4-86839-014-5   COPY
ISBN 13
9784868390145   COPY
ISBN 10h
4-86839-014-7   COPY
ISBN 10
4868390147   COPY
出版者記号
86839   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2026年4月9日
最終更新日
2026年5月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

今話題の『歎異抄』を、寺に生まれ、仏教研究者・ジェンダー研究者でもある筆者がジェンダーや人権の斬新な視点で読み解く。類書のない、挑戦的で画期的な一冊。
『歎異抄』には、親鸞が説いたこととは合致しない内容がある。筆者は、まずは親鸞と『歎異抄』の一致している内容と一致しない内容を整理する。そして、「火宅無常の世界を生きた親鸞から何を学ぶのか!?」。親鸞思想の魅力的世界を分かりやすく描き伝える。

目次

 はじめに 

1章 親鸞思想に合致する『歎異抄』

1.前序 
『歎異抄』を書いた唯円の決意/原本のない『歎異抄』
 
2.よき人の言葉を受け継ぐ(第二条) 
 師との宗教的な出遇い/よき人を信じること
 
3.「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」(第三条) 
「悪人正機」の間違い

4.浄土の慈悲(第四条) 
 自利利他/往相廻向・還相廻向/阿弥陀仏の願いとは
聞名/「唯除五逆、誹謗正法」について

5.追善供養の否定 (第五条) 

6.「弟子一人ももたずさふらう」(第六条) 
 師と弟子の関係/口伝による教え

7.念仏者とは(第七条) 
「念仏者は、無礙の一道なり」/天神地祇・魔界外道をどう捉えるのか

8.歓喜心とは(第九条) 
 信心と喜ぶ心との関係/喜ばない心がおこるとは

9.「無義をもて義とす」(第十条)
 はからいのないことを義とす/自然法爾について

10.別序 

12.信心と学問の関係(第十二条) 
 宗教を学ぶこととは/聖道門の学問
 宗教論争/三業惑乱

13.「真実信心の人」とは(第十五条) 
 信心を得るとは/信心を得た人とは

14.信心を得るとは(結文) 
 師の信心と弟子の信心/「親鸞一人がためなりけり」

15.流罪記録 
「非僧非俗」

2章 親鸞思想に合わない『歎異抄』

1.「念仏まふさんとおもひたつこころのおこるとき」(第一条) 
 親鸞にはない「念仏まふさんとおもひたつこころのおこるとき」

2.行道の理解の浅さ(第八条) 
「非行・非善」だけでは足らない念仏

3.念仏往生と信心往生(第十一条) 
 誓願往生と名号往生/三願転入
 
4.業の思想(第十三条) 
 本願ぼこりについて/業をどのように捉えるのか

5.滅罪の問題と臨終のありよう(第十四条) 
 臨終をどのように捉えるのか/仏恩をどう考えるのか

6.廻心懺悔の問題(第十六条) 
 廻心とは
 
7.化土往生の問題(第十七条) 
 浄土に往生することとは

8.教団について(第十八条) 
 布施とは

9.奥書 

3章 ジェンダーで読み解く『歎異抄』

1.フェミニズムを学ぶこと 
 フェミニズムとの出会い
 ジェンダーの視点で学んだ仏教、日本の宗教

2.学問について(第十二条) 
 学問することの意味
 ジェンダーを学ぶことと親鸞を学ぶこととは

3.「よき人のおほせ」として尊敬する師・先輩との出会い(第二条) 
 人との出会い/結婚の問題/血脈・世襲の問題

4.自利利他の問題(第四条) 
 自利とフェミニズムの自立/宗教的自立の必要性

5.弟子を持たないこと(第六条) 
 ジェンダーの視点で捉える人間関係/教団が教えた信心

6.神祇不拝(第七条) 
 ジェンダーの視点から神祇をどう考えるのか/習俗となっている問題とは
 人生の節目をどのように迎えるか/人生の行く末を考える

7.死について(第九条) 
 ジェンダーの視点で死をどう捉えるのか
 生老病死という問題―独生独死独去独来
 
8.死者儀礼・追善供養の否定(第五条) 
 ジェンダーの視点で死者儀礼・追善供養を考える
 信仰(信心)を持つこと持たないことの問題

9.「個人的なことは政治的である」というフェミニズムの主張(結文) 
「親鸞一人がためなりけり」/この社会をどう捉えていくのか

10.流罪記録にみる親鸞の「非僧非俗」「禿親鸞」 
 自分の名前、名乗り/夫婦別姓

11.親鸞の思想をジェンダーで読み解く 
 天皇制とジェンダーの問題
 親鸞の「六親に務へず」をジェンダーの視点で捉える
「みないし・かはら・つぶてのごとくなるわれらなり」の人間観
 親鸞の女性観/「是旃陀羅」問題


 あとがき

前書きなど

 〈しかしわたしには、今回は、親鸞の思想をジェンダーの視点で読み解くことを大きな目標とし、その素材に『歎異抄』を使いたいという「目論見」がありました。
『歎異抄』には、親鸞が説いたこととは合致しない内容があります。
 わたしがやりたいことは、まずは親鸞と『歎異抄』の一致している内容と一致しない内容を明らかにすることです。それが第1章と第2章です。そして、一致した内容をジェンダーの視点で読み解くことです。それが第3章です。
わたしがなぜジェンダーの視点にこだわるのかといえば、……〉
「はじめに」より

著者プロフィール

源 淳子  (ミナモト ジュンコ)  (

源 淳子(みなもと じゅんこ)                 
1947年、島根県奥出雲町の浄土真宗本願寺派の寺に生まれる。
龍谷大学大学院修士課程修了、大谷大学大学院博士課程満期退学。
専門は、日本の宗教とジェンダー。

【単著】
『鎌倉浄土教と女性』(永田文昌堂、1981年)、『仏教と性』(三一書房、1996年)、『フェミニズムが問う仏教』(同上、1996年)、『フェミニズムが問う王権と仏教』(同上、1998年)、『「母」たちの戦争と平和』(同上、2008年)、『自分らしい終末や葬儀の生前準備―「生老病死」を考える』(あけび書房、2017年)、『仏教における女性差別を考える―親鸞とジェンダー』(同上、2020年)、『「遺骨を拾わない・お墓をつくらない」葬送を考える』(同時代社、2024年)
【編著】
『「女人禁制」Q&A』(解放出版社、2005年)
【共著】
『性差別する仏教』(法蔵館、1990年)、『現代の「女人禁制」』(解放出版社、2011年)など

上記内容は本書刊行時のものです。