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Wild boar 矢野 誠人(写真) - 大空出版
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Wild boar (ワイルド ボア) 知られざるイノシシの「棲」 (シラレザルイノシシノセイ)

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発行:大空出版
A4横判
108ページ
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-86748-000-7   COPY
ISBN 13
9784867480007   COPY
ISBN 10h
4-86748-000-2   COPY
ISBN 10
4867480002   COPY
出版者記号
86748   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年5月31日
最終更新日
2021年7月15日
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紹介

自然豊かな神戸・六甲山には多くの野生動物が棲息する。とりわけイノシシは目撃情報も多いが、遭遇しケガ人が出ることもある。そのためずっと「害獣」扱いされてきた。2012年、写真家・矢野誠人氏は六甲山の野生のイノシシを求めて山に分け入った。最初は姿さえ現さなかったが、通ううちに少しずつ仲間として認められた。2年以上かけて子どもの「うりぼう」とも会うことができ、四季折々のイノシシ家族の生活を間近で撮影することに成功。そこはまさにイノシシたちの「棲遅」だった。

「イノシシの撮影を通して物事は一面ではないということに気づかされました」と矢野氏は言う。イノシシは「害獣」で人を襲う怖い動物という人間の勝手な思い込みが、9年間のイノシシとのつき合いで砕け散った。「もうイノシシを害獣とは呼ばせない」。

その言葉を正面から受け止めてくれたのが、本書で解説を務めてくださった前国立科学博物館長の林良博先生だ。「イノシシを愛する同士へ」というタイトルで、イノシシと人間の関わりや人間の勝手な欲望によって害獣にされてきた歴史に触れ、いかに矢野氏の写真が貴重な資料であふれているかを言い当てている。


〔本書の内容〕
初夏(Early Summer)
山奥から母さんイノシシに連れられて
うりぼうたちがやってきました……
秋(Autumn)
赤、黄、橙。六甲は紅葉に彩られます。
うりぼうたちはドングリやクリをカリカリ、ポリポリ……
冬(Winter)
イノシシたちの恋の季節です。
オスのイノシシが山奥からやってきます……
春(Spring)
サクラやツツジが咲き、山は活気に満ちます。
うりぼーたちは母さんと過ごす時間が少なくなり……

著者プロフィール

矢野 誠人  (ヤノ マサト)  (写真

動物写真家・写真絵本作家。1984年4月、兵庫県伊丹市生まれ。大学卒業後、保育士として勤務。28歳から独学で写真撮影を始め、スタジオカメラマン兼アシスタントを経て36歳でフリーランスに。野良猫を撮影している時に動物を撮影する楽しさに気づく。次第に野生動物の撮影をするようになり六甲山での撮影を始める。そこでイノシシたちに出会って以来、イノシシの撮影がライフワークとなる。現在は日本各地で野生動物の撮影に取り組んでいる。イノシシの赤ちゃん“うりぼう"を題材にした「密着‼うりぼうの1日」で2020年、第1回「日本写真絵本大賞」金賞受賞。『うりぼうと母さん』(大空出版)で写真絵本作家としてデビュー。

上記内容は本書刊行時のものです。