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ト・日 書店
直接取引:あり
Wild boar
知られざるイノシシの「棲」
発行:大空出版
A4横判
108ページ
価格
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年7月9日
- 登録日
- 2021年5月31日
- 最終更新日
- 2021年7月15日
紹介
自然豊かな神戸・六甲山には多くの野生動物が棲息する。とりわけイノシシは目撃情報も多いが、遭遇しケガ人が出ることもある。そのためずっと「害獣」扱いされてきた。2012年、写真家・矢野誠人氏は六甲山の野生のイノシシを求めて山に分け入った。最初は姿さえ現さなかったが、通ううちに少しずつ仲間として認められた。2年以上かけて子どもの「うりぼう」とも会うことができ、四季折々のイノシシ家族の生活を間近で撮影することに成功。そこはまさにイノシシたちの「棲遅」だった。
「イノシシの撮影を通して物事は一面ではないということに気づかされました」と矢野氏は言う。イノシシは「害獣」で人を襲う怖い動物という人間の勝手な思い込みが、9年間のイノシシとのつき合いで砕け散った。「もうイノシシを害獣とは呼ばせない」。
その言葉を正面から受け止めてくれたのが、本書で解説を務めてくださった前国立科学博物館長の林良博先生だ。「イノシシを愛する同士へ」というタイトルで、イノシシと人間の関わりや人間の勝手な欲望によって害獣にされてきた歴史に触れ、いかに矢野氏の写真が貴重な資料であふれているかを言い当てている。
〔本書の内容〕
初夏(Early Summer)
山奥から母さんイノシシに連れられて
うりぼうたちがやってきました……
秋(Autumn)
赤、黄、橙。六甲は紅葉に彩られます。
うりぼうたちはドングリやクリをカリカリ、ポリポリ……
冬(Winter)
イノシシたちの恋の季節です。
オスのイノシシが山奥からやってきます……
春(Spring)
サクラやツツジが咲き、山は活気に満ちます。
うりぼーたちは母さんと過ごす時間が少なくなり……
上記内容は本書刊行時のものです。