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ショパン・コンクールの100年 萩谷 由喜子(著) - アルファベータブックス
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ショパン・コンクールの100年 (ショパンコンクールノヒャクネン) 世界に羽ばたいた覇者たち (セカイニハバタイタハシャタチ)

芸術
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四六判
496ページ
並製
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-86598-125-4   COPY
ISBN 13
9784865981254   COPY
ISBN 10h
4-86598-125-X   COPY
ISBN 10
486598125X   COPY
出版者記号
86598   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2026年2月10日
最終更新日
2026年3月9日
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紹介

2027年に創設100周年を迎え、2025年の第19回から100周年祝祭期間(5年)に入るショパン・コンクール。
本書は第1回から第19回までを網羅。「世界最高峰」に挑んだピアニスト群像を生き生きと描きながら、波乱に満ちたコンクールの1世紀を追う。
第14~17回は著者が現地取材をして、若きコンテスタントの素顔に触れた貴重な記録。
インタビューも多数掲載。気になる舞台裏にも迫る!

【本書に登場するピアニスト】
マウリツィオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ、 中村紘子、ギャリック・オールソン、内田光子、クリスチャン・ツィメルマン、ダン・タイ・ソン、スタニスラフ・ブーニン、小山実稚恵、ラファウ・ブレハッチ、 高橋多佳子、宮谷理香、ユリアンナ・アヴデーエワ、チョ・ソンジン、ブルース・リウ、反田恭平、小林愛実、エリック・ルー……ほか多数

目次

第0回 その前夜~ショパン国際ピアノ・コンクールの誕生
ショパン国際ピアノ・コンクールはなぜ世界一なのか?/ショパンとポーランド/ショパンとフランス/愛国ピアニスト、パデレフスキ/ジュラヴレフのひらめき/世界初はアントン・ルビンシテイン国際音楽コンクール/ジュラヴレフ、ついにコンクール開催に漕ぎつける

第1回 (1927年)
旧ワルシャワ・フィルハーモニー・ホールを会場として発足/最初の出場者たち/苦しい台所事情、協奏曲もまるごと弾けず……/4名の入賞者たちのその後

第2回 (1932年)
審査員のヴァインガルテンとマルグリット・ロン/来賓のラヴェルはピアノ協奏曲ト長調と《ラ・ヴァルス》を指揮/ウニンスキーとウンガル、同点第1位だったが……/ウニンスキー、ウンガル、コンのその後

第3回 (1937年)
戦前最後のコンクール/初の日本人出場者、甲斐美和子と原智恵子/甲斐美和子/第1位のザーク、第2位のタマルキナ/ショパン・コンクールが生んだ初カップル

第4回 (1949年)
禁じられたショパン演奏/ショパン没後100年に見せたポーランドの意地/ハリーナ・チェルニー=ステファンスカとベラ・ダヴィドヴィチ

第5回 (1955年)
新フィルハーモニー・ホールの落成に合わせた第5回/10名が本選に進出/『エクスプレス』紙に明かされた後日談/第1位はポーランドのハラシェヴィチ/第2位はソ連のウラディーミル・アシュケナージ/第3位は中国出身のフー・ツォン

第6回 (1960年)
ポーランド勢とソ連勢を抑えてイタリア青年が優勝/日本人出場者/マウリツィオ・ポリーニ/イリーナ・ザリツカヤ

第7回 (1965年)
四段階審査の始まり/ラテン・アメリカ勢が活躍し母性が勝利した第7回/マルタ・アルゲリッチ/アルトゥール・モレイラ=リマとマルタ・ソシンスカ

第8回 (1970年)
ショパンの誕生日を囲む開催時期へ移行/初の日本人審査員は永井進、来賓に野村光一、井口秋子/日本人3名の健闘/初のアメリカ人第1位、ギャリック・オールソン/ヨーロッパに音楽土壌を持つ内田光子/長期政権を敷くパレチニ/インディック、ガブリロワ/『戦場のピアニスト』の手、オレイニチャク

第9回 (1975年)
ポーランド勢、ソ連勢の巻き返し/ツィメルマンとヤシンスキ/その後のツィメルマン/ディーナ・ヨッフェ/フェドキナ、ギリロフ/奨励賞のカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン/日本人審査員2人目は井口秋子

第10回 (1980年)
1980年10月のポーランド/過去最多の149名が競った第1次予選/早くも鳴り響いた不協和音/ジュラヴレフ、天に召される/2つ目の大きなスキャンダル/アジア人初の優勝者ダン・タイ・ソン/ダン・タイ・ソンの影を薄くしたポゴレリッチ/タチアナ・シェバノワと息子スタニスワフ・ジェヴィエツキ/パパジャン、海老彰子、ポブウォツカ

第11回 (1985年)
NHK特集番組「若き挑戦者たちの20日間」のもたらしたブーニンシンドローム/日本人出場者が過去最多に/点数制の導入/日本以外の国からの出場者/親切な女性スタッフの耳打ち/ブーニンはどんなピアニストだったのか/フランス勢の健闘/ヤブウォンスキと小山実稚恵/日本のピアノが公式ピアノとしてデビュー

第12回 (1990年)
民主化の大嵐の中で初めてスポンサーを公募/日本勢の大躍進/第1位空席、ケヴィン・ケナーに準グランプリ/なぜ第1位は空席だったのか?/横山幸雄、二十年後にショパン演奏のギネス記録を打ち立てる/ソロにも室内楽にも活躍する高橋多佳子/コンクール出身の日本人審査員の出現

第13回 (1995年)
ソ連邦崩壊後の初回は31カ国から130名が出場/本選に突如加えられた小協奏曲/ワルシャワ制覇を目指したヴァン・クライバーンの覇者/宮谷理香の第5位、江尻南美の最優秀演奏賞/「ショパン的ではない」! の鉄槌

第14回 (2000年)
第1位は果たして選出されるのか?/日本人最多、次いでポーランド、中国/第2次予選最終日、中国の若者から聴く/目標はツィメルマン/第3次予選から本選へ/「第1位選出は約束事であった」と中村紘子審査員/ユンディ・リの経歴/コンクール後のユンディ・リ/フリッター、コブリン、ウルスレアサ

第15回 (2005年)
予備予選の導入により審査は3段階方式に/出場者にしてみれば……/80名から32名が第2次予選へ進む/マズルカでは12名が作品59を選択/ポロネーズは作品22と作品53に人気集中/ソナタは22名が第3番ロ短調を/第2次予選の次はもう本選/ファイナリスト12名の顔ぶれ/12人が渾身で演奏/第2位を空席にしてブレハッチ圧勝/第3位のイム兄弟/関本昌平と山本貴志

第16回 (2010年)
ショパン生誕200年に伴う変化/コンクール・システムの改変/当初発表の160名から215名に増えた予備予選出場者/飛行機事故とアイスランド火山の噴火/第1次予選と第2次予選/第3次予選/10名が競った本選/公式ピアノが5種に/45年ぶりの女性優勝者アヴデーエワ/ゲニューシャスとヴンダー/トリフォノフ、ボジャノフ、デュモン/日本勢はなぜ振るわなかったのか?

第17回 (2015年)
またも課題曲に改変が/ショパンコンクールOB・OGの同窓会/採点ルール/事前審査445名→予備予選160名→第1次予選出場78名/第1次予選 78名→43名/第2次予選 43名→20名/第3次予選 20名→10名/本選の10名中、9名までがホ短調協奏曲を弾く/海老彰子審査員の話をきく/韓国人初の優勝者チョ・ソンジン/採点表公開の波紋

第18回 (2021年)
二度の延期を経てついに開催/パンデミック下の国際コンクールの諸相/過去最多の応募人数/藤田真央が出場しなかったわけ/ネット配信システムの充実/一年待たされてレベルも高まる/ファイナリストは12名/採点表をみる/ピアノの選択/第1位のブルース・リウ/反田恭平と小林愛実/ガジェヴとガルシア・ガルシア

第19回 (2025年)
コンクール実行委員会設立から100年/審査員/採点方式の変更/本選に突如《幻想》ポロネーズ/選択ピアノにベヒシュタインが加わる/バラード賞の新設/エントリーのハードル/ロシア、イスラエルからは受け容れたのか?/本大会へは84名が進出/第1次予選、第2次予選/第3次予選/本選1日目 10月18日/本選2日目 10月19日/本選3日目 10月20日/結果発表までに5時間半/新世代中国ピアノ層の威力/「この7年間、私はどの先生にも就かず一人で勉強してきました」/今後の課題/採点表の公開/ヤブウォンスキ審査員の鋭い警鐘

あとがき

主要参考文献

索引

著者プロフィール

萩谷 由喜子  (ハギヤ ユキコ)  (

音楽評論家。東京生まれ。幼児期より日舞、邦楽とピアノを学び、立教大学卒業後音楽教室を主宰する傍ら音楽評論を志鳥栄八郎氏に師事。専門分野は女性音楽史、日本のクラシック音楽受容史。『音楽の友』『モーストリー・クラシック』『公明新聞』の演奏会評欄執筆者。NHKラジオ深夜便に随時出演。全国各地で講演、レクチャーコンサートに出演。主な著書に、音楽家の伝記シリーズ『クララ・シューマン』『モーツァルト』『幸田延』、ポケット教養シリーズ『クラシックの作曲家たち』『クラシックのピアニストたち』『クロイツァーの肖像』(以上ヤマハミュージックメディア)、『五線譜の薔薇』『音楽史を彩る女性たち』『幸田姉妹』『田中希代子』(以上ショパン)、『諏訪根自子』(アルファベータ)、『宮澤賢治の聴いたクラシック』(小学館)、『蝶々夫人と日露戦争』『ウィーンに六段の調』(以上中央公論新社)などがある。千代田区かがやき大学講師。中央区民カレッジ講師。小平楽友サークル講座講師。ミュージックペンクラブジャパン会員。山田流協会会員、日本三曲協会会員。
2000年第14回、2005年第15回、2010年第16回、2015年第17回の4回にわたりショパン国際ピアノ・コンクールを現地取材し、新聞、雑誌にレポートを執筆。

上記内容は本書刊行時のものです。