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ネガティヴ・ケイパビリティで生きる 谷川嘉浩(著/文) - さくら舎
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ネガティヴ・ケイパビリティで生きる (ネガティヴケイパビリティデイキル) 答えを急がず立ち止まる力 (コタエヲイソガズタチドマルチカラ)

哲学・宗教
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発行:さくら舎
四六判
288ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-86581-375-3   COPY
ISBN 13
9784865813753   COPY
ISBN 10h
4-86581-375-6   COPY
ISBN 10
4865813756   COPY
出版者記号
86581   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年2月
書店発売日
登録日
2022年12月24日
最終更新日
2023年1月24日
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紹介

「わからなさ」を抱えて生きる方法を熱論!

情報や刺激の濁流にさらされる加速社会は、即断即決をよしとする世界だ。私たちは物事を性急に理解し、早々に結論を出し、何でも迅速に解決しようとする。しかし、それでいいのだろうか。「ネガティヴ・ケイパビリティ」とは不可解な物事、問題に直面したとき、簡単に解決したり安易に納得したりしない能力のこと。わからなさを受け入れ、揺れながら考え続ける力だ。注目の若手論客3人が対話でネガティヴ・ケイパビリティの魅力と実践可能性に迫る知の饗宴!

        *       *        *

リスクや不確実性に満ちた社会を渡り歩くために、大半の人は余計な時間やコストをかけることを避け、身軽で即断即決のスッキリした生き方、悩みや疑いなどないスピード感ある生き方を追い求めています。そういう流れに抗して、私たちはこの本で「ネガティヴ・ケイパビリティ」の価値を訴えようとしています。本書の試みは、濁流の中に「よどみ」を作るような仕事だと言えるかもしれません。激しすぎる流れの中で、魚やその他の水生生物は暮らしを営むことができません。魚などが暮らしやすい環境には、「よどみ」があります。同じことが、人間の生態系にも言えるはずです。何事も変化し続ける社会において「よどみ」は、時代遅れで、回りくどく、無駄なものに見えますが、そういうものがなければ、私たちは自分の生活を紡ぐことに難しさを感じるものです。逆に言えば、この社会に「よどみ」が増えれば、前よりも少し過ごしやすくなります。(「はじめに」より)

目次

第1章 「一問一答」的世界観から逃れる方法    
    ――陰謀論、対人論証、ファシリテーション
第2章 自分に都合のいいナラティヴを離れる方法
    ――フィクション、言葉遣い、疲労の意味
第3章 「アイヒマンにならないように自分の頭で考えよう」という言葉に乗れない理由
    ――コンサンプション(消費)、アテンション(注目)、インテンション(意図)
第4章 信頼のためには関係が壊れるリスクを負わねばならない
    ――マーケティング、トラスト、脱常識
第5章 「言葉に乗っ取られない」ために必要なこと
    ――SNS、プライバシー、言葉の複数性
第6章 自分のナラティヴ/言葉を持つこと
    ――倫理、相対化、ナッジ
第7章 公と私を再接続するコーポラティヴ・ヴェンチャー
    ――関心、実験、中間集団
第8章 イベントとしての日常から、エピソードとしての日常へ
    ――観察、対話、ナラティヴ

著者プロフィール

谷川嘉浩  (タニガワヨシヒロ)  (著/文

1990年兵庫県に生まれる。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科特任講師。単著に『スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『鶴見俊輔の言葉と倫理』(人文書院)、『信仰と想像力の哲学』(勁草書房)。共著にWhole Person Education in East Asian Universities, Routledgeなどがある。

朱喜哲  (チュヒチョル)  (著/文

1985年大阪府に生まれる。哲学者。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大阪大学社会技術共創研究センター招聘教員。主な論文に「陰謀論の合理性を分節化する」(『現代思想』2021年5月号)、共著に『信頼を考える』(勁草書房)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(勁草書房)などがある。

杉谷和哉  (スギタニカズヤ)  (著/文

1990年大阪府に生まれる。公共政策学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得認定退学。博士(人間・環境学)。現在、岩手県立大学総合政策学部講師。著書に『政策にエビデンスは必要なのか』(ミネルヴァ書房)、論文に「EBPMのダークサイド:その実態と対処法に関する試論」(『評価クォータリー』63号)、「新型コロナ感染症(COVID-19)が公共政策学に突き付けているもの」(『公共政策研究』20号)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。