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TOKYO GRAFFITI ARCHIVE 東京グラフィティアーカイブ
- 出版社在庫情報
- 不明
- 書店発売日
- 2026年6月9日
- 登録日
- 2026年4月9日
- 最終更新日
- 2026年5月28日
紹介
消されゆく声、ストリートのリアル
2015年から東京オリンピック2020の直前までに撮影されたグラフィティの写真集
エアロゾルスプレーやフェルトペンなどを用いてストリートに名前を記し、己の存在を表現する「グラフィティ」。1960年代の末、ニューヨークの若者たちによって始められたその文化は、ストリートカルチャーの盛り上がりとともに世界、そして日本にも拡散され、いまやあらゆる場所で目にするまでに発展した。
本書は、日本におけるグラフィティ写真を、風景の記録としてまとめた一冊。2015年から東京オリンピック2020の直前までに、おもに渋谷を中心としたエリアで撮影された5,000枚以上のなかから、211枚をセレクト。
すでにそのほとんどが消されているか、建物自体が消失してしまったグラフィティの、貴重な記録集がここに誕生。
目次
都市の表面──エアロゾル・ライティング小史 大山エンリコイサム
はじめに
写真
おわりに
前書きなど
"風景は誰のものでもないと同時にすべての人のものだ"
やがて消えていく運命にあった。
それはグラフィティと呼ばれ、あらゆる場所にあった。
そのありようは、永遠に繰り返される出現と消失、破壊と再生を宿命づけられた刹那的な都市の姿と、レンズ越しに重なってもみえた。
東京に生き、渋谷に遊び、20年にわたり都市をみつめ撮り続けてきたフォトグラファーとして、それが街の風景を構成する切り離すことのできない重要なファクトだと気付く時、撮影を始めたのだった。それは東京オリンピック2020や渋谷再開発によって、暴力的なまでに都市の構造そのものが大きく変容し、街の営みが根こそぎ失われてゆく渦中でのことだった。
行政はオリンピックに向けた対外的なイメージのため、表面上ストリートカルチャーを覆い隠そうとやっきになっていた。かつての雑多で自由な街の風景が、大きく変わり始めていた。
誰かが記録しなければならない──。
(横山隆平「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。

