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ガストロノミーの誕生
フランスの食文化から見た文学・絵画
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2025年3月3日
- 登録日
- 2025年2月4日
- 最終更新日
- 2025年3月11日
紹介
2010年に、食文化としてはじめてユネスコの世界無形文化遺産に登録された「フランス人の美食術」。
食材や調理方法を絶え間なく変化させ続けてきたフランス人たちの食事に対する飽くなき関心は、どのように生まれ、表現されてきたのか。
テーブルセッティングと庭園の共通点とは。
ゾラが「ブランデーは身の破滅」と記したのはなぜか。
ミレーとファン・ゴッホは、なぜジャガイモの描き方がちがうのか。
食の歴史を筆者独自の視点でたどりつつ、文学・美術作品からフランスの食文化を逆照射し、料理が、他の文化の作品と相互に影響を与えながら発達した文化であることを浮かび上がらせる。
目次
まえがき
1章 フランス料理からフランス美食学へ
1 料理とは何か、あるいは自然と文化/2 スパイスの料理/3 ソースの料理/4 フランス料理のテーブルセッティング
2章 アントルメとパティスリー
1 蜂蜜から砂糖へ/2 メとアントルメ/3 ファルスfarce(ファルシfarci)とファルスfarce/4 パティスリーとは何か/5 ピエスモンテpièce montée
3章 パンの歴史とフランス人
1 パンを食べる人、粥を食べる人/2 皿としてのパン/3 フランスパンの皮/4 フランス のパン屋/5 白パンと黒パン
4章 ジャガイモとフランス
1 ジャガイモと飢饉/2 フランスのジャガイモ受容/3 パンとジャガイモ/4 パルマンティエとジャガイモ/5 一九世紀のジャガイモ受容/6 ミレーとファン・ゴッホ
5章 ワインとアイデンティティー
1 レストラン・ビストロ・ブラッスリー/2 古代におけるビール/3 ワインとアイデンティティー 古代メソポタミアから古代ギリシアへ/4 ワインとアイデンティティー 古代ローマからキリスト教時代へ/5 ワインとオ・ド・ヴィ(ブランデー)/6 テロワール
コラム
あとがき
参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。