版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
嘘つく生きもの 動物と植物が魅せる、擬態とカモフラージュ ヴァンサン・アルブイ(著) - 日経ナショナルジオグラフィック社
..
詳細画像 0 詳細画像 1 詳細画像 2 詳細画像 3 詳細画像 4 詳細画像 5 詳細画像 6 詳細画像 7
【利用可否不明】

嘘つく生きもの 動物と植物が魅せる、擬態とカモフラージュ (ウソツクイキモノ ドウブツトショクブツガミセルギタイトカモフラージュ)

自然科学
このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
縦210mm 横150mm 厚さ17mm
256ページ
定価 3,500 円+税   3,850 円(税込)
ISBN
978-4-86313-671-7   COPY
ISBN 13
9784863136717   COPY
ISBN 10h
4-86313-671-4   COPY
ISBN 10
4863136714   COPY
出版者記号
86313   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年10月14日
発売予定日
登録日
2026年9月23日
最終更新日
2026年10月3日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ランの花を装い、風に揺れながら獲物を狙うカマキリ、
アリの幼虫の匂いをまとって巣に紛れ込み、餌をもらうアブラムシ。
戦略的に尾の先だけを黒く残した、真っ白な冬毛のオコジョ。
メスのふりをしてメスの集団に近づき、強いオスに気づかれないまま、
ちゃっかり交尾をするハネカクシ、ブルーギル(魚)、オオコウイカの❝弱小オス❞たち――

生きものはいかにして、周囲に溶け込み、他者になりすますのか。
植物への擬態でよく知られるのは昆虫だが、それだけにはとどまらない。
魚も、鳥も、爬虫類も、哺乳類も、そして人間も、日々、生き残りを賭けた❝嘘❞をついているのだ。
本書では、姿かたちの模倣だけでなく、音や匂いや行動までも駆使した、
多種多様な欺きの術(すべ)を、オールカラーの“現場写真”190点とともに紹介する。
うまく嘘をついた者だけが生き残る。動物と植物が見せる「フェイク」の技の数々に、
大胆かつ巧妙な駆け引きに彩られた、地球の生命の豊かな進化史が浮かび上がる。

目次

プロローグ 自然のなかの秘められた顔

1章 擬態のあり方はさまざま
擬態と呼ぶか、隠蔽と呼ぶか/果てしないシーソーゲーム/実戦に見るカモフラージュ/コピーという技術/「非シグナル」という概念/安上がりな警告/ミュラー型とベイツ型の擬態/生活のあらゆる場面で使える模倣/擬態の複雑さ

2章 風景にまぎれ込む
あらゆる形態のホモクロミー/青い地球、緑の地球/カラフルは成功のもと/イチかバチかの同色化/より巧みに姿を消す奇策/隠れミノとしての衣替え/春・夏・秋・冬コレクション/カニグモが色調を合わせるとき/カメレオンの不当な評判/光学効果/ひとつのテーマに変化をつける/タコはステルス戦闘機?/生きた彫刻/透明化政策/「局地的」にカモフラージュする技/ボロをまとってゴミを真似る

3章 変幻自在な植物がインスピレーションの源
藻類の衣装をまとう/コケになる方法/不在の葉/流れにまかせる葉のように/めざすは薄手のボディー/薄っぺらすぎて噓っぽい?/どんな木でも矢に変える/蔓植物になりすます/棘の王冠/だまし絵のような樹皮/我逃げる、ゆえに我あり/肉食花/本物の花、偽物の花

4章 動物たちの「見せかけ」と「ハッタリ」
大きく見せればだましやすい/死んだふり/ニセの頭を差し向ける/思わせぶりな眼差し/競り合いの切り札/戦士の装い/ヒキガエルとミツバチ/擬態と人間の影響/毒のポーズが毒を作る/多様な状況に応じた模倣/味の問題/蝶のジャングルの掟/自力の模倣にまさるものなし/味覚擬態とは/実物以上に魅力的な餌/性的な欺瞞/夫、妻、そして愛人/より快適な暮らしのための性転換/無邪気な性愛詐欺

5章 擬態を問い直す
擬態は単なる人間の錯覚か/擬人化の作用/「アリゲーター」昆虫/ベイツ型擬態をめぐる議論/完璧さという落とし穴/種子のパラドックス/工業暗化の偽りの仮面?/エビデンスの蓄積

エピローグ 将来の「拡張された科学者」

その他コラムを掲載

著者プロフィール

ヴァンサン・アルブイ  (ヴァンサンアルブイ)  (著)

ヴァンサン・アルブイ 著
フランスの昆虫学者。パリ自然史博物館昆虫学研究室に勤務後、フランスの昆虫とその生息環境の保護を推進する団体「Office pour les Insectes et leur Environnement(OPIE)」の会長を務め、現在は名誉会長。さらに、庭や身近な環境における「ありふれた自然(biodiversité ordinaire)」の保全を目的とした団体Ponémaを設立し、会長として活動している。また、野生ミツバチの研究や自然観察の普及活動においても広く知られ、講演活動も行っている。著作も多数。

門脇 仁  (カドワキ ヒトシ)  (訳)

門脇仁 訳
著作家、翻訳家、東京理科大学教員。慶應義塾大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。パリ第8大学大学院応用人間生態学上級研究課程修了。著書に 『広葉樹の国フランス』(築地書館、2024)『エコカルチャーから見た世界』(ミネルヴァ書房、2015)、訳書に『樹盗 森は誰のものか』(築地書館、2023)『香りの起源を求めて』(築地書館、2025)『環境の歴史 ヨーロッパ、原初から現代まで』(共訳、みすず書房、2007)他。

上記内容は本書刊行時のものです。