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希望のパーキンソン病治療
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2026年11月16日
- 書店発売日
- 2026年11月4日
- 登録日
- 2026年8月28日
- 最終更新日
- 2026年9月24日
紹介
パーキンソン病と診断されたとき、患者と家族は、これから何が起こるのか、どんな治療を受ければいいのか――さまざまな不安を抱えます。
本書では、パーキンソン病とともに生きる4つの家族を取材。それぞれが病気と向き合い、治療を選び、日々の暮らしを続けていく姿を描きます。そこには、医学書だけではわからない、パーキンソン病と生きる人たちの現実があります。
一方、パーキンソン病の治療は大きく進歩しています。薬物療法をはじめ、脳深部刺激療法(DBS)などの外科的治療、iPS細胞を用いた治療など、現在受けられる治療から、これからの医療まで、その最前線を紹介します。
各章では、順天堂大学の武田篤医師が、患者が抱える症状や治療について詳しく解説。患者・家族の体験と医学的な解説を通して、パーキンソン病治療の現在を知ることができます。
さらに、新たな創薬への挑戦にも目を向けます。その一つが、脳内のFABP3というたんぱく質を標的とする新しい治療薬の研究です。FABP3阻害薬は、血液脳関門を通過して脳内に届き、αシヌクレインとFABP3の結合を阻害することで、αシヌクレインの凝集を防ぐことが期待されています。マウスを用いた研究では、レビー小体の形成や神経細胞の喪失を抑える結果が得られました。
現在の治療から、iPS細胞を用いた治療、そして新たな創薬研究まで――パーキンソン病治療はどこへ向かおうとしているのか。
4つの家族が経験した病気との向き合い方と、日々進歩する治療の最前線。その両面から、パーキンソン病とともに生きる人たちに「希望」を届ける一冊です。
目次
プロローグを兼ねた 終わりに続く1章
第2章 無動に悩んだが脳深部刺激療法を受けて
第3章 定年後再雇用を目指す夫と妻の後悔
第4章 でも、神様がついているから
エピローグ はじめの章から続く 終わりの章
前書きなど
私の義兄がパーキンソン病だった。65歳を過ぎると100人に1人は、この病に罹患するといわれる。パーキンソン病は今のところ、完治の治療法はない。かといって、この病気が直接の原因で死ぬことはない。長く付き合っていく病である。難病との付き合いが長ければ、いろんな工夫が必要となるし、それが人生に彩りを添える。
本書はパーキンソン病をテーマにしている。パーキンソン病の詳細を収録した。パーキンソン病は、最も根治が近い難病だと言われている。取材で感じたのは〝根治治療〟の創薬開発が、もうすぐそこにまで迫っている現実だ。パーキンソン病の〝根治治療〟の今を収録した。
そして、難病を通して日本人の家族を見つめた。人生で逃げられない困難に遭遇したとき家族は―、この時代だからこそ、その姿を描きたかった。―
各章の解説はパーキンソン病を中心に研究・教育に携わる学術世界での第1人者、一方で、数多くのパーキンソン病患者と向き合い、日本のパーキンソン病診療ガイドライン作成にも関与してきた筋金入りの臨床医、順天堂大学特任教授の武田篤医師にお願いした。さて―
上記内容は本書刊行時のものです。
