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稲作の始まりと日本の伝統 森田勇造(著) - 三和書籍
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稲作の始まりと日本の伝統 (イナサクノハジマリトニホンノデントウ) 天皇・祖霊・祭りの原点 (テンノウ・ソレイ・マツリノゲンテン)

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発行:三和書籍
四六判
248ページ
並製
価格 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-86251-628-2   COPY
ISBN 13
9784862516282   COPY
ISBN 10h
4-86251-628-9   COPY
ISBN 10
4862516289   COPY
出版者記号
86251   COPY
Cコード
C0026  
0:一般 0:単行本 26:旅行
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年3月11日
書店発売日
登録日
2026年2月12日
最終更新日
2026年3月3日
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紹介

本作は、日本文化の根幹をなす「米」と「祖霊信仰」を軸に、日本文化の源流について書かれている。
二千数百年前、中国大陸江南地方から伝来した稲作文化は、日本列島の自然環境の中で独自の発展を遂げ、やがて日本人の食生活のみならず、価値観、礼儀作法、祭礼、そして国家のかたちにまで深く関わるようになった。
著者は、稲作の原郷とされる中国大陸を長年にわたり踏査し、稲作農耕民の暮らしや祖霊信仰の実態を調査。その記録をもとに、日本における新嘗祭や大嘗祭、正月や盆行事などの年中祭礼が、いかに稲・米と結びつき、祖先祭祀と不可分の関係にあるかを明らかにする。

目次

目次
  はじめに

一 稲作文化の起こり  
1 稲作起源地は中国大陸の江南地方
(1)稲作起源地を求めて
(2)稲作起源地に必要な野生稲
(3)江南地方の稲作文化遺跡
(4)古代の越国と越系民族
2 稲作文化の先祖祭りとしての新嘗祭
(1)江南武夷地方の崖墓と祖霊神
(2)稲作農耕民の祖霊信仰
(3)先祖祭りの新嘗祭の起こり

 二 稲作文化は越系民族と共に拡散した
1 江南地方から越系民族の拡散
(1)古代越族の拡散
(2)越系民族メオ族移動の実例
2 越系民族末裔たちの稲作文化
(1)メオ族の新嘗は先祖祭り
(2)トン族の鼓楼と祖霊神
⓵鼓楼と風雨橋
⓶クマンと呼ばれる祖霊神
(3)チワン族の二次葬と祖霊信仰
3 越系民族に類似した稲作文化
(1)景洪タイ族の生活文化
⓵糯米を中心とした正月料理
⓶多彩な米食品と発酵食品
⓷高床式入母屋造りの千木と鰹木
(2)タイ国北部のアカ族の鳥居と木偶
⓵初穂を供える精霊の家
⓶鳥居と人型木偶
4 稲作文化伝来の一例
(1)籾を携えて渡来した徐福
⓵徐福と秦の始皇帝との出会い
⓶徐福の出港地と故郷
⓷徐福の渡来ルート
(2)日本各地の徐福伝説と記念碑
⓵佐賀県佐賀市
⓶鹿児島県串木野市
⓷京都府与謝野郡伊根町の新井崎
⓸和歌山県新宮市の徐福の墓

三 日本に伝来した稲作文化
1 稲作伝来と弥生時代
2 先祖祭りとしての新嘗祭
3 稲作文化の社会的特徴
(1)先祖祭りを支えた母系的社会
(2)安定思考の信頼的社会

四 祖霊神の依り代としての天皇と稲作文化
1 天皇制と大嘗祭の起こり
2 祖霊になる天皇と大嘗祭
3 天皇と伊勢神宮の感謝祭
4 天皇制は稲作文化
(1)日の出と日没地からの供納米
(2)稲作農耕民の氏子としての務め
5 平成悠紀斎田地を訪ねて
(1)抜き穂儀式と奉納米
(2)悠紀斎田と記念碑

五 稲作文化としての先祖祭り 
1 米に因る生活文化
(1)基層文化の成り立ち
(2)米の多様な価値
(3)稲作文化としての道徳心
2 祭礼行事と先祖祭り
(1)先祖を祀る日本人
(2)祖霊の宿る神社と祭礼
(3)正月と盆の先祖祭り
⓵お正月の年神様と祖霊
⓶お盆のご先祖様迎え
  あとがき  

前書きなど

日本の生活文化は、米を中心とする“稲作文化”であるので、私は、稲作起源や稲作文化としての先祖祭りなどの発祥地、そして古来の稲作農耕民たちの生き方を知るために、アジア大陸の稲作農耕地帯、特に中国大陸東南部の江南地方を中心に長く踏査を続けてきた。
そこで、私の踏査記録による稲作起源地や越系稲作農耕諸民族の末裔たちの生き方、祖霊信仰の起こりや考え方等を紹介し、古代からの稲作文化としての新嘗祭に関することや、現在の稲作文化としての先祖祭りと天皇制と大嘗祭、そして日本の二大祭礼である正月と盆行事に触れてみる。

著者プロフィール

森田勇造  (モリタ ユウゾウ)  (

昭和15年高知県宿毛市生まれ。
昭和39年以来、世界(142カ国)の諸民族の生活文化を踏査し続ける。同時に野外文化教育の研究と啓発、実践に努め、青少年の健全育成活動も続ける。元国立信州高遠少年自然の家所長。元国立大学法人東京学芸大学客員教授、元公益社団法人青少年交友協会理事長、元野外文化研究所所長、現在、野外文化教育学会顧問、博士(学術)、民族研究家、旅行作家、民族写真家。平成24年春旭日双光章叙勲。

上記内容は本書刊行時のものです。