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日の丸ベンチャー
「和」のこころで世界を幸せにする会社
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年3月
- 書店発売日
- 2014年2月28日
- 登録日
- 2014年2月17日
- 最終更新日
- 2023年12月27日
紹介
窮地にも負けない! 持続的な価値を創造するサムライたち
本書で紹介するベンチャー12社は、時流に乗って成功することのみを目指しているようなベンチャーとは一味も二味も違っている。「日本のため、世界のため」、社会のために誰かがやらなければならないことをやるという理念のもとで、持続的な価値を追求している企業だ。
その会社と経営者の物語は、人として企業人として、一人の日本人として生きる上での多くのヒントや知恵、夢や勇気、そして共感と感動に満ちている。
目次
序 章 「魔法の経営」十三年目の真実
第1話 ベンチャーの雄から平和の事業家を目指す「小松電機産業」
❖ シートシャッター「門番」からhappy gate「門番」へ
❖ クラウドを先取りした水処理ネットワーク「やくも水神」で躍進
❖ ハーグ「平和宮」百周年で、世界の平和に貢献した二〇人に選ばれる
第2話 地域起こしの優等生「磨き屋シンジケート」燕商工会議所
❖ アップルiPodのピカピカの筐体で採用された技術
❖ 「ビールがおいしくなる」マグカップ・タンブラーづくり
❖ 世界のツバメが誇る「メイド・イン・ツバメ」地域ブランドの展開
第3話 夢のマグネシウム電池で被災地、新興国を救う「アクモホールディングス」
❖ 水を入れるだけで発電する非常用電池の決定版!
❖ 電気のない発展途上国に「アクモ電池」で電気と事業を
❖ 織田裕二主演・フジTV系ドラマ「Oh My Dad!!」のモデル?
第4話 エジソン電球を再現、その技術力で国を支え社会に貢献する「アーベル・システムズ㈱」
❖ 電波の先にある電磁波の世界を追求する
❖ LEDの無限の可能性を引き出すオンリーワンの技術
❖ 日の丸衛星「はやぶさ」の制御CPUを設計開発する
第5話 MY発電所キットを開発、急成長する和のソーラーベンチャー「株式会社Looop」
❖ 自分でつくれる「MY発電所キット」で急成長する
❖ 「自然エネルギーをあなたのそばに」を理念にする
❖ 将来の夢は、「月や宇宙にも太陽光発電所を」
第6話 「J」を掲げ、ガンを狙い撃ちする特効薬の開発に賭ける「ジェイファーマ㈱」
❖ ガン細胞を兵糧攻めにする抗ガン剤の誕生
❖ 「日の丸」を背負うサッカーJリーグがヒントの社名
❖ 診断・治療一体化戦略に基づく抗ガン剤療法を打ち出す
第7話 日本と日本語の特性を分析、世界に通用する耳・脳をつくる「ミミテックサイエンスアカデミー」
❖ 幼児の耳を再現、学習効果を高める「ミミテックメソッド」
❖ ミミテックによる自己啓発・能力開発効果
❖ 全国でミミテックセミナー、脳と身体の能力開発セミナー
第8話 スポーツ人口世界一のバスケットボールビジネスの「㈱インディペンデンス」
❖ ザ・バスケットボールアスレチッククラブ「ディーナゲッツ」
❖ 名刺の肩書は「バスケットボール親善大使」「ペプシ親善大使」
❖ いつか萬寿堂三代目として、アメリカにお団子を売り込む
第9話 外資系企業にはない日本式「商い」の力をWEB診断に生かす「株式会社プロモーション」
❖ 教育より資質を重視する最強のWEB診断テスト
❖ 独自のビジネスモデル「おみこし理論」とは
❖ カンボジアのカジノホテル副社長は大富豪への道の第一歩
第10話 西洋家具に和のテイストを取り入れた畳ベッド、簀の子ベッドを造る「生活アート工房」
❖ これまでにない形の「日本のベッド」でグッドデザイン賞
❖ 畳ベッド「畳寝床」、簀の子ベッド「スリットベッド」で注目される
❖ 東京進出、代官山にショールームをオープン
第11話 日本の美「金魚アート」で 世界を魅了する「㈱エイチアイディー・インターアクティカ」
❖ 観賞魚の世界の革命児として、金魚をアートにする
❖ フロリダのハーバーブランチ海洋学研究所「ORA」ブランドを扱う
❖ 東京日本橋の地域イベントの総合プロデューサーとなる
第12話 田中角栄の落とし子ベンチャー、国交省に泣かされる?「全国無水掘工法協会」
(現・NPO法人「NETIS新技術 活用協働機構」)
❖ 素人だからできた水を使わない画期的な「無水掘工法」
❖ 国交省の新技術情報提供システム「NETIS」の推奨技術となる
❖ 障害者団体とのコラボによるNPOでの新展開が始まる
前書きなど
はじめに
富士山の文化遺産、和食の無形文化遺産への登録が決まって、豊かな自然風土とともにある日本の伝統文化、つまりは「和」のこころが世界に再認識されている。
古来、日本の「和」のこころには、3・11東日本大震災で世界に示された人の「和」、平和憲法を持つ国の平和の「和」、あらゆるものが調和する「和」という二重、三重の意味が込められている。
そうした日本の良さ「和」のこころを知ってか知らずか、第二次安部晋三内閣は、「アベノミクス」の大胆な成長戦略はさておき、特定秘密保護法はもとより、近隣諸国との軋轢など極端な右傾化のイメージが先行する。
そんな現実を前に「アベコベノミクスだ!」と、古い友人が語っていた。かつて安倍首相が「美しい国・日本」を掲げて登場したことを覚えているからである。
本書のサブ・タイトルに「和のこころ」を掲げているのも、日本の良さは「和」にあることからだ。
第一話から第一二話まで、職種も大きさも異なるベンチャーだが、いずれも「日の丸」を背負い、「和」のこころを知る現代のサムライとして、世界を視野にビジネス展開を図っている。自らの発想と知恵を元にした技術開発力と強固な志でもって、市場経済全盛の荒野を切り開き、日本から自ら信じる世界を目指して、荒波をものともせず、先の見えない航路を行く勇気あるベンチャーばかりである。
だが、とりあえずの成功は手にすることができても、その成功をさらなる未来につなげていくのは至難の技である。それでも誰かがやらなければならないならば、自分がやるしかないという強烈な使命感が彼らを支えている。それが自分のためばかりでなく、日本のため、世界のためであり、そこに「日の丸」をタイトルに冠した理由もある。
そこでも、日本のベンチャーの基本は「世界一はすごい、楽しい、夢がある。でも、ちょっと辛い」というものだ。
だが、例えどんなに厳しい現実が待っていようとも、その技術と彼らの挑戦というに相応しいプロセスは残る。そこに大きな価値があることは言うまでもない。それもまた、ベンチャーとしての〝勲章〟である。
本書に取り上げたベンチャー企業一二社は、会員制ビジネス情報誌『エルネオス』に連載している「早川和宏のベンチャー発掘!」からピックアップしている。『日本発! 世界No.1ベンチャー』、『世界でいちばん楽しい会社』に続く三冊目になる。
前二冊同様、一冊にまとめるに当たって、改めて連絡をして、その後の経緯、最近の状況などを聞いて、各々の末尾につけ加えている。
時流に乗り、成功のみを目指して起業する、よくあるベンチャーとは一味も二味も違う「日の丸ベンチャー」の物語は、人として、企業人として、事業家として、一人の日本人として生きる上での多くのヒントや知恵、夢や勇気、そして共感や感動に満ちています。
本書が一人でも多くの人たちに読まれることを期待しています。
上記内容は本書刊行時のものです。
