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大辻清司実験室 大辻 清司(著) - リブラ出版
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大辻清司実験室 (オオツジキヨジジッケンシツ) Kiyoji Otsuji's Laboratory of Photography (キヨジオツジズラボラトリイオブフォトグラフィ)

芸術
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発行:リブラ出版
発売:東方出版
B5判
縦257mm 横182mm
88ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-86249-444-3   COPY
ISBN 13
9784862494443   COPY
ISBN 10h
4-86249-444-7   COPY
ISBN 10
4862494447   COPY
出版者記号
86249   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年9月4日
書店発売日
登録日
2023年8月10日
最終更新日
2023年9月30日
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書評掲載情報

2023-11-04 朝日新聞    朝刊
評者: 福永 信(小説家)
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紹介

生誕100周年、写真家・大辻清司の写真論考の待望の書籍化。
1975年1月号~12月号の月刊「アサヒカメラ」(刊行当時の発売
元=朝日新聞社)に連載された、大辻清司の写真と文章による連
載「大辻清司実験室」を忠実に再現。
大辻はこの連載において、身の回りのモノや連載期間中の出来
事を撮影しつつ、自ら批評するという二役を同時に行い、写真
表現と写真論の統合を試みた。自身の出発点であるシュルレア
リスムと写真の接点において、「モノ(オブジェ)」とは何か
と問い、瞬間的な反応に従う「オートマティスムを実践した。
また、1970年前後に現れた「コンポラ写真」と呼ばれる写真の
動向を自ら取り組んで見せるなど、ストレートな写真表現への
多様なアプローチが収められている。
本書は、徹底的に個人的な出来事を主題とし写真表現の在りか
を探る大辻の写真観が現れた写真作品であり、写真論である。

目次

大辻清司実験室①〈単なるモノ〉
大辻清司実験室② いとしい〈モノ〉たち
大辻清司実験室③〈ソレがソコにある〉
大辻清司実験室④〈ソレとソレの間〉
大辻清司実験室⑤〈なんでもない写真〉
大辻清司実験室⑥〈写真の見せ方〉
大辻清司実験室⑦〈思わぬ出来事〉
大辻清司実験室⑧〈小名木川界隈〉
大辻清司実験室⑨〈なりゆき構図〉
大辻清司実験室⑩〈この部屋の中で〉
大辻清司実験室⑪〈間もなく壊される家〉
大辻清司実験室終〈そして家がなくなった〉

前書きなど

「いうまでもなく実験室というのは、計画通りの完成品を次つぎと
生み出すところではなく、ああでもあろうか、こうでもあろうかと、
おおまかに立てた目標に向かって試行と錯誤をくり返しながら、確
かめをしてゆくところです。
 ここでは写真の、そうした実験室です。
 なにを実験するかというと、つねづね頭の中で検討していた写真
についての考え方と、実際に私が撮る写真との間に違いがあるのか、
ないのか、それを確かめてみたいのです。
 だから私の実験室というより、私自身が被実験体となって身をさ
らす場所というほうが正しいでしょう。」
(本書冒頭文より)

著者プロフィール

大辻 清司  (オオツジ キヨジ)  (

1923年東京に生まれる。東京写真専門学校(現・東京工芸大学)に入学。
戦後、1949年美術文化展への出品を機にシュルレアリスムに触発された前
衛的な写真作品を発表する。「グラフィック集団」の結成や「実験工房」
に参加するなど、様々なアーティストとの共同制作も盛んに行う。
『芸術新潮』の嘱託カメラマンや、広告写真の分野でも活躍。
1975年『アサヒカメラ』誌で「大辻清司実験室」を連載。文筆活動も旺
盛で「上原だより」「工房から」などの連載や評論、写真技術の解説も
多数。
教育者として、桑沢デザイン研究所、東京綜合写真専門学校、武蔵野美
術大学、東京造形大学、筑波大学、九州産業大学で教鞭を執り、高梨豊、
潮田登久子、島尾伸三、牛腸茂雄、畠山直哉など多くの写真家を輩出。
そのほか、実験映画「キネカリグラフ」「上原二丁目」、手製カメラの
制作など、写真に関連するあらゆるメディアに関わり、実践した。
著作『写真ノート』他。
1999年に東京国立近代美術館フィルムセンターで「大辻清司写真実験
室」展を開催。
2001年逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。