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中国のロジックと欧米思考 天児 慧(著/文) - 青灯社
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中国のロジックと欧米思考 (チュウゴクノロジックトオウベイシコウ)

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発行:青灯社
四六判
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-86228-118-0   COPY
ISBN 13
9784862281180   COPY
ISBN 10h
4-86228-118-4   COPY
ISBN 10
4862281184   COPY
出版者記号
86228   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年12月1日
最終更新日
2022年4月7日
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書評掲載情報

2022-03-19 日本経済新聞  朝刊
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紹介

中国はこの先、どこへ向かうのか
中国の本質が初めて分かる! 権威主義体制の背景

・ 国内の言論抑圧、南・東シナ海への海洋進出、香港市民やウィグル・チベット民族弾圧──。中国にはなぜ、民主主義の芽が育たないのか。西欧と中国の「民主」観の違いをさぐる。
・民衆を政治の主体とする欧米に対し、民衆は優れた指導者に導かれるべきとする中国。儒教思想や「天下論」など、統治ヒエラルキーを支える独特の伝統的思想を解説。
・「イニシアティブ」(主導性)に対する強いこだわりと、大国としての「型」を重んじる外交姿勢。
・実体は多民族である「中華民族」概念を用いた民族主義の鼓舞=「漢化」。
・米国との二大国体制は〝新冷戦″へ向かうのか? 台湾への野心の行きつく先は? これからの国際社会に起こり得る問題について、理論的・客観的に分析。
・今後の米中関係の中で、日本のとるべき態度、果たすべき役割を考える。

目次

序章 強大化する中国への五つの問い
第一章 民主と統治
第二章 政治文化から考える中国の権威主義
第三章 「国家」「民族」と「秩序」の見方
第四章 中体西用論とイニシアティビズム
第五章 国家戦略としての中国モデルの模索
第六章 伝統思想から見た中国の外交観
第七章 新たな「影響圏」建設の試み
終章 米中衝突はあるか

前書きなど

中国はもともと国境概念が乏しく、国内の延長線の文脈として理解できた冊封=朝貢体制が、中国にとってのオリジナルな国際社会の見方であった。そのような見方は、近現代史においても潜在的に生き続けていた。現在では肥大化する中国の力量とともに、それが極めて限定的であるが次第に再浮上し、今日のある見方となりつつあるように見える。(第3章より)

著者プロフィール

天児 慧  (アマコ サトシ)  (著/文

早稲田大名誉教授。1947年生まれ。
早稲田大学卒業、一橋大学大学院博士課程修了。社会学博士。外務省専門調査員として北京日本大使館勤務、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任。
専門は、中国政治、東アジア国際関係論。
著書『中華人民共和国史 新版』(岩波新書)、『中国政治の社会態制』(岩波書店)、『「中国共産党」論』(NHK出版新書)、『日中対立』(ちくま新書)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。