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九世紀の蝦夷社会
発行:高志書院
縦220mm
298ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年1月
- 登録日
- 2016年10月18日
- 最終更新日
- 2016年10月18日
紹介
東北地方の古代は、蝦夷と律令国家とがあるときは軋轢と葛藤をくり返しながら、またあるときは協調しあいながら大きな歴史ドラマを展開した時期であった。しかし東北地方は陸奥と出羽の二国に分かれ、地域支配のあり方も南北では大きく異なっており、一括してその歴史を叙述するためには膨大な紙幅が必要となるであろう。本書は、特に大きな画期を迎える九世紀初頭前後を中心に、奥羽両国間の地域差や共通性を明らかにし、蝦夷社会の実態に迫ろうと企画されたものである。
目次
第1章 蝦夷移配策の変質とその意義
第2章 蝦夷の入京越訴
第3章 蝦夷と「律令」
第4章 九世紀の城柵
第5章 本州北縁地域の蝦夷集落と土器
第6章 北方地域との交流とその展開
第7章 須恵器・鉄生産の展開
第8章 出土文字資料からみた東西差・南北差
第9章 元慶の乱と蝦夷の社会
上記内容は本書刊行時のものです。