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ジョイスの挑戦 金井嘉彦、吉川 信、横内一雄(著/文 | 編集) - 言叢社
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ジョイスの挑戦 (ジョイスノチョウセン) 初版

文芸
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発行:言叢社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ18mm
重さ 395g
352ページ
定価 2,727円+税
ISBN
978-4-86209-086-7   COPY
ISBN 13
9784862090867   COPY
ISBN 10h
4-86209-086-9   COPY
ISBN 10
4862090869   COPY
出版者記号
86209   COPY
Cコード
C1098  
1:教養 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年2月2日
書店発売日
登録日
2022年1月28日
最終更新日
2022年2月15日
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書評掲載情報

2022-05-21 日本経済新聞  朝刊
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紹介

◆1922年2月2日、ジョイス40歳の誕生日に『ユリシーズ』は出版された。最新研究を踏まえた7つの精選された論考により、世界文学の金字塔を気鋭の研究者が読み解く。植民地主義・文化・教育・世界大戦との関わりなど、ダブリンを舞台に新たな地平が開かれる。作品の構造・背景を知るための初心者向け27のコラムも充実。
◆ジョイスほどにダブリンを愛し、街路の隅々までを精細に書き遺した作家はいない。ヨーロッパの西の果ての国の都市での、人びとの日常と出来事のたった一日の記述。作者だけでなく、何人もの登場人物が、今も確かにそこにうごき存在している。《世界と世紀の創生》でもあるような「ふしぎな規模」の実験文学を読み解く。

目次

【主な目次】まえがき(吉川信)/序にかえて――『ユリシーズ』とアイルランド自由国の誕生(横内一雄)/ジョイス『ユリシーズ』――各挿話のあらすじと解釈のポイント(各章執筆者分担)/第一章 手紙を読む/読まないブルームを読む――『ユリシーズ』の手引きとしての手紙(小林広直)/第二章 階級の授業――『ユリシーズ』第二挿話における植民地教育と社会的分断(田多良俊樹)/第三章 第四挿話と腎臓を食らう男(桃尾美佳)/第四章 『ユリシーズ』と動物の痛み――レオポルド・ブルームの優しさについて(南谷奉良)/第五章 「セイレン」・喫煙(スモーキング)・誘惑(セダクション)(平繁佳織)/第六章 泥、肉、糞――戦時小説としての『ユリシーズ』(横内一雄)/第七章 パラドクシスト・スティーヴンのシェイクスピア論――重力、今、可能態の詩学(金井嘉彦)/附編 『ユリシーズ』を読むための二十七項(各章執筆者+コラム執筆者[戸田勉・新井智也・湯田かよこ岩下いずみ・河原真也・田中恵理・山田久美子])/フォトエッセイ[各章末]/あとがき(金井嘉彦)/執筆者紹介/索引

著者プロフィール

金井嘉彦、吉川 信、横内一雄  (カナイヨシヒコ キッカワシン ヨコウチカズオ)  (著/文 | 編集

金井嘉彦:一橋大学教授。著書『ジョイスの迷宮―「若き日の芸術家の肖像」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ユリシーズの詩学』(東信堂)ほか。
吉川 信:大妻女子大学教授。著書『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジェイムズ・ジョイス全評論』(翻訳)、『歴史の悲歌が聞こえる―〈戦前〉としての今日』(共著、未来社)。
横内一雄:関西学院大学教授。著書『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジョイスの迷宮―「若き日の芸術家の肖像」に嵌る方法』(共著、言叢社)、Irish Literature in the British Context and Beyond(共編著、Peter Lang)ほか。

新井 智也・岩下 いずみ・河原 真也・小林 広直・田多良 俊樹・田中 恵理・戸田 勉・平繁 佳織・ 南谷 奉良・桃尾 美佳・山田 久美子・湯田 かよこ  (アライトモヤ イワシタイズミ カワハラシンヤ コバヤシヒロナオ タタラトシ タナカエリ トダ ツトム ヒラシゲカオリ ミナミタニヨシミ モモオミカ ヤマダクミコ ユダカヨコ)  (著/文

新井智也:一橋大学大学院博士後期課程在籍/岩下いずみ:熊本高等専門学校准教授/河原真也:西南学院大学教授/小林広直:東洋学園大学准教授/田多良俊樹:安田女子大学准教授/田中恵理:熊本保健科学大学講師/戸田 勉:常葉大学特任教授/平繁佳織:中央大学助教/南谷奉良:日本工業大学講師/桃尾美佳:成蹊大学教授/山田久美子:立教大学名誉教授/湯田かよこ:一橋大学大学院博士後期課程在籍

上記内容は本書刊行時のものです。