.
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|ニ|楽天 書店
JRC|八木|子どもの文化
直接取引:
なし
増補新版 テロルの現象学
観念批判論序説
四六判
528ページ
定価
4,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年12月
- 書店発売日
- 2022年12月28日
- 登録日
- 2022年10月28日
- 最終更新日
- 2023年3月15日
紹介
世界内戦と貧困化の時代に、暴力(テロ)を根源的に考える。
1972年連合赤軍事件の衝撃から半世紀。産業労働者の階級脱落(デクラセ)化による経済的貧困やアイデンティティ危機による暴力、頻発する無動機大量殺傷。そして山上徹也による安倍晋三銃撃事件。
いま世界は、剥き出しの暴力の時代を迎えている。この時代に生まれた我々が読むべき必読の一冊。
『テロルの現象学』の観点から無視しえないのは、安倍暗殺における自己観念の暴力、反抗的テロリズムの重層的な意味だろう。山上徹也に「現実的世界喪失」は認められても「観念的自己回復」の過程は存在しないかのようだ。(…)日本社会という死んだような「平穏の孤島」にも、遠からず政治的激動の一時代は到来するだろう。(本書「あとがき」より)
目次
序章 観念の廃墟
1 自己観念
2 共同観念
3 集合観念
4 党派観念
終章 観念の浄化
補論1 68年ラディカリズムの運命 『テロルの現象学』以後三十年
補論2 観念的暴力と象徴的暴力 ユートピアの現象学へ
上記内容は本書刊行時のものです。