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〈ジャック・デリダ〉入門講義
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2016年4月20日
- 登録日
- 2016年4月4日
- 最終更新日
- 2026年8月28日
書評掲載情報
| 2016-06-05 |
毎日新聞
朝刊 評者: 橋爪大三郎(社会学者) |
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重版情報
| 6刷 | 出来予定日: 2025-10-27 |
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紹介
ポストモダンの頂点、
デリダの“難解さ”を攻略する!
スタンスがはっきりかつコンパクトに表現されている著作を精読し、脱構築、差延、代補、現前の形而上学、エクリチュール/パロール、憑在論……といった独自の用語を丁寧に解説。
哲学的な細かさと文学的レトリックが多重に絡み合った奇妙な文体を駆使したデリダは、いったい何に“拘り続けたか”を明らかにする。いままで日本で受容されてきたデリダ像を更新する入門講義。
〈かなり厄介な著者であるが、その分、部分的にでも理解できるようになると、かなりの達成感がある。現代思想関係の研究者や批評家になりたい人、人文系の知的スノビズムを楽しみたい人にとっては、デリダは最も攻略したい対象だった。平凡な譬えになってしまうが、登山家にとってのエベレストのようなものかもしれない。デリダを読みこなせてこそ、本当の知識人と思っていた人も少なくなかったろう。〉――本文より
【目次】
[はじめに]デリダの思想は、〝ポストモダン〟な難解さを喜ぶマニアックな読者のものか?
[講義]第一回 括弧付の「精神 Geist」――『精神について』1(第Ⅰ~第Ⅳ節)
[講義]第二回 精神と火の隠された関係――『精神について』2(第Ⅴ~第Ⅷ節)
[講義]第三回 精神と「根源性 originalité」――『精神について』3(第Ⅸ~第Ⅹ節)
[講義]第四回 責任の主体の生成――『死を与える』1(第一-第二節)
[講義]第五回 「絶対的責任」-非合理的決断と反復脅迫的な態度――『死を与える』2(第三節)
[講義]第六回 〈Tout autre est tout autre.〉、「差異と類比の戯れ jeu de la différence et l’analogie」、「エコノミー économie」――『死を与える』3(第四節)
[講義]第七回 デリダの音声中心主義批判について――スピヴァックとヘーリッシュを参考に
◉デリダの難解なエクリチュールにもっと馴れるための読書案内
◉デリダ関連年表
目次
[はじめに]デリダの思想は、〝ポストモダン〟な難解さを喜ぶマニアックな読者のものか?
ポストモダン的な難解さの頂点に君臨していた思想家/ソーカル事件とデリダ
[講義]第一回 括弧付の「精神 Geist」――『精神について』1(第Ⅰ~第Ⅳ節)
デリダの思想とは?/『精神について』をデリダ自身が紹介する/亡霊と炎と灰/デリダの思想史的問題意識と四つの糸/ハイデガーの「存在史」とデリダ/精神の回帰
■質疑応答
[講義]第二回 精神と火の隠された関係――『精神について』2(第Ⅴ~第Ⅷ節)
デリダによる「精神」について/ハイデガーの総長就任講演/「世界」「精神」VS.「動物」/ハイデガーの戦略とニーチェ解釈
■質疑応答
[講義]第三回 精神と「根源性 originalité」――『精神について』3(第Ⅸ~第Ⅹ節)
「精神とは何か?」/「根源性 originalité」について/〈das Geistliche(精神的なもの)〉という言葉/言葉の三角形/二つの道
■質疑応答
[講義]第四回 責任の主体の生成――『死を与える』1(第一-第二節)
「責任」/「秘密」と「責任」の関係/ヨーロッパの「近代文明」――深淵と決定的決断/オルギア的秘儀とプラトン-キリスト教/魂のケアと死/三つのモチーフ/キリスト教はプラトン主義を抑圧しきれなかった/近代文明と責任
■質疑応答
[講義]第五回 「絶対的責任」-非合理的決断と反復脅迫的な態度――『死を与える』2(第三節)
「誰に与えるか」/イサク奉献と名前/イサク奉献と「秘密」/「絶対的責任」/「決断の瞬間は狂気だ」/デリダの倫理/バートルビー/アブラハムとバートルビー
■質疑応答
[講義]第六回 〈Tout autre est tout autre.〉、「差異と類比の戯れ jeu de la différence et l’analogie」、「エコノミー économie」――『死を与える』3(第四節)
責任と倫理/この殺害の情景は、同時に世の中でもっとも日常的でもあるのではないか/カントとキルケゴール/負い目と犠牲のエコノミー/山上の垂訓のエコノミー/カール・シュミットと「友/敵」/デリダは神を信じるか?/デリダとキリスト教
■質疑応答
[講義]第七回 デリダの音声中心主義批判について――スピヴァックとヘーリッシュを参考に
「エクリチュール」と「パロール」/現代思想とデリダ/デリダとポストコロニアル/現象学とデリダ/記号をめぐって/存在と声/「根源の代補」
■質疑応答
◉デリダの難解なエクリチュールにもっと馴れるための読書案内
◉デリダ関連年表
上記内容は本書刊行時のものです。

