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美術のしくみ図鑑 マシュー・ウィルソン(著) - フィルムアート社
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美術のしくみ図鑑 (ビジュツノシクミズカン) 洞窟絵画から現代美術まで 世界の多様なアートを読み解く (ドウクツカイガカラゲンダイビジュツマデ セカイノタヨウナアートヲヨミトク)

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A4判
248ページ
並製
定価 3,600 円+税   3,960 円(税込)
ISBN
978-4-8459-2511-7   COPY
ISBN 13
9784845925117   COPY
ISBN 10h
4-8459-2511-7   COPY
ISBN 10
4845925117   COPY
出版者記号
8459   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年6月5日
最終更新日
2026年7月21日
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紹介

私たちがこの作品に心奪われるのはなぜ?
そこには、人を惹きつける「しくみ」がある──

世界のアートの多様性を味わいながら、みるみる鑑賞眼が研ぎ澄まされる、
〈アートの見方〉がわかるビジュアル大全。

作品の中にひそむ「しくみ」に着目すれば、
有名作でも初見のものでも、パズルを解くように作品を読み解ける!

本書で取り上げられるのは、紀元前3万年から現代まで、多様な文化圏から選ばれた、時代を揺るがした50の重要な作品です。絵画をはじめ、洞窟壁画、素描、版画、彫刻、装飾品、仮面、写真、ポスター、インスタレーションなど、あらゆる形態の視覚メディアを扱います。
構図、色彩、素材、モチーフ、テーマ、時代背景など、作品を見るポイントと読み解き方を伝授しながら、フェミニズム、ジェンダー、ポストコロニアリズムといった現代的な視点も踏まえつつ、この作品群が私たちにとってなぜ今なお重要なのかをひもといていきます。

取り上げる作品は、例えば、ツタンカーメン王の仮面、ゴッホ《星月夜》、フェルメール《天秤をもつ女》、葛飾北斎《神奈川沖浪裏》、サイの洞窟壁画、ドロシア・ラングの《移民の母》、JR《移民たち、国境を横断するピクニック》など。それぞれの作品は、まるで図鑑をめくるように楽しめるレイアウトで紹介され、関連する作品や作家にも言及しながら、簡潔な解説に加えて、図解、クローズアップ写真を用いて作品を徹底解剖し、傑作を構成する要素を明らかにします。

人類にとって「美」とは何か、表現と創造性とは何か、その3万年の歩みをたどりながら、世界の多様なアートを読み解く楽しさと、知的好奇心を刺激する1冊です。
明日、美術館や博物館に行くのがきっと楽しくなる!

◎850点のカラー画像を収録!
◎図解やクローズアップ写真がわかりやすい!

目次

はじめに──アートはどのように機能するのか

第1章 芸術の起源 :紀元前3万年–紀元1399年

1. 動物の魔術
フランス、オーリニャック文化《サイの洞窟絵画》紀元前3万年頃
2. 死後の世界のための芸術
エジプト、新王国時代《ツタンカーメン王の葬礼用の仮面(黄金のマスク)》紀元前1327–前1318年
3. 儀式の守護者たち
イラク、新バビロニア時代《行進するライオンのレリーフ》紀元前604–前562年頃
4. 人間と超人
トルコ、ローマ時代《哲学者としての皇帝像、おそらくマルクス・アウレリウス》180–200年頃
5. 霊的な恍惚
メキシコ、レモハダス文化《笑顔の人物像》7–8世紀
6. 精神の図案
スコットランド、ヒベルノ゠サクソン文化 『ケルズの書』より《キーロー゠イオタの頁》800年頃
7. 高潔なる英知
中国、遼王朝《阿羅漢(羅漢)》1000年頃
8. 宇宙の舞い
インド、チョーラ朝《踊る王シヴァ神(ナタラージャ)》11世紀頃
9. 超自然的な力
コロンビア、タイロナ文化《人物像のペンダント》10–16世紀
10. 不死の人間
ナイジェリア、ヨルバ文化《神殿の頭部》12–14世紀
11. 心の風景
趙孟頫《双松平遠図》1310年頃
12. 讃美の言葉
イラン、イスラム文化《ミフラーブ(礼拝用の壁龕)》1354–55年頃

第2章 知識の成長 :1400–1599年

13. 信仰と感情
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《十字架降架》1443年以前
14. 理想の創造
レオナルド・ダ・ヴィンチ《人体比例の研究》(通称《ウィトルウィウス的人体図》)1490年頃
15. 神々の世界と霊界
メキシコ、アステカ文明《テスカトリポカのモザイク頭蓋骨》1400–1521年
16. 文化的な交流
シエラレオネ、サピ゠ポルトガル様式《狩猟の角笛》15世紀後期
17. 人体表現の飽くなき探究
ミケランジェロ《リビアのシビュラのための習作》1510–11年頃
18. 物語の中の物語
スコットランド王ジェームズ4世の画家 『スピノラ家の時禱書』より《臨終の場面と死者のための儀式》1510–20年頃
19. 重層的な意味をもつ肖像画
ハンス・ホルバイン(子)《大使たち》1533年
20. 華麗なる署名
トルコ、オスマン帝国《スレイマン大帝のトゥグラ》1555–60年頃
21. 守護と統治
ナイジェリア、エド族《母后のペンダント・マスク》16世紀

第3章 視覚の拡張 :1600–1799年

22. 魂の飛翔
サヴァのハビーブ・アッラー《鳥の集会》1600年頃
23. バロックの暴力
アルテミジア・ジェンティレスキ《ホロフェルネスの首を斬るユディト》1620年頃
24. ダイナミックな物語性
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ《ダヴィデ像》1623–24年
25. 予想を覆す
ディエゴ・ベラスケス《フアン・デ・パレーハ》1650年
26. 技術のマスタークラス
レンブラント・ファン・レイン《三本の十字架》第3ステート 1653年
27. 隠されたメッセージ
ヨハネス・フェルメール《天秤をもつ女》1664年頃
28. 徹底した簡潔性
尾形光琳《紅白梅図屏風》1712–16年頃
29. 啓発された精神
ジョセフ・ライト・オブ・ダービー《太陽系儀について講義をする哲学者》1764–66年頃
30. 鮮烈なデビュー
エリザベート・ヴィジェ゠ルブラン《麦わら帽子をかぶった自画像》1782年
31. 犯罪を描いた美術品
ジャック゠ルイ・ダヴィッド《マラーの死》1793年

第4章 近代の世界 :1800–1945年

32. 自然と向き合って
葛飾北斎《神奈川沖浪裏》1830–32年頃
33. 超自然的な動物たち
カメルーン、バミレケ族《豹の柱の腰掛け》おそらく1800年代
34. 災害勃発の瀬戸際に
J・M・W・ターナー《吹雪-港を離れた蒸気船》1842年に初公開
35. 黙示録さながらの想像力
ジョン・マーティン《神の大いなる怒りの日》1851–53年
36. 異国の美術に敬意を表して
メアリー・カサット《手紙》1890–91年
37. 星を探して
フィンセント・ファン・ゴッホ《星月夜》1889年
38. 見ることは信じること
パブロ・ピカソ《ギターとワイングラス》1912年
39. 色彩という生命
ソニア・ドローネー《電気のプリズム》1914年
40. 文化は万人のもの
アレクサンドル・ロトチェンコ《本よ!(レンギズ あらゆる知についての書籍)》1925年
41. 創造の自由
パプアニューギニア、エレマ族《エハロ仮面》20世紀初頭
42. 現実の衝撃
ドロシア・ラング《移民の母》1936年

第5章 新たな実践、そしてその先へ :1946年以降

43. 故郷の記憶
アナジャリ・チャカマラ《女性たちのキャンプの物語とダンパーの起源》1973年
44. ユーモアを真面目に使う
ゲリラ・ガールズ《女性がメトロポリタン美術館に入るには、裸にならないといけないの?》1989年
45. 創造的な破壊
コーネリア・パーカー《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》1991年
46. 生か死かの問題
ダミアン・ハースト《生者の心における死の物理的不可能性》1991年
47. 歴史の残酷さ
カラ・ウォーカー《去りぬ:ある若い黒人女性の褐色の太ももと彼女の心の間で起こった内戦という歴史的ロマンス》1994年
48. 葛藤するアイデンティティ
シリン・ネシャット《反抗的な沈黙》「アラーの女たち」シリーズより 1994年
49. 戦争の芸術
ポーラ・レゴ《戦争》2003年
50. 国境を横断する
JR《移民たち、国境を横断するピクニック》2017年


図版リスト
作家索引

著者プロフィール

マシュー・ウィルソン  (マシュー・ウィルソン)  (

美術史家、教育者、作家。美術および文化に関する出版物やメディアに数多く寄稿するとともに、講演会の講師を務める。また、美術品評価・鑑定の専門家でもある。著書に、『Symbols in Art』(2020年)、『The Hidden Language of Symbols』(2022年)がある(いずれもThames & Hudson刊、2026年夏の時点で未訳)。

中山ゆかり  (ナカヤマユカリ)  (

翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマを取得。訳書に、フック『印象派はこうして世界を征服した』、ソールズベリー/スジョ『偽りの来歴』、バトラー『ロダン 天才のかたち』(共訳)(以上、白水社)、フック『サザビーズで朝食を』『ならず者たちのギャラリー』、クリーグ『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』、シンプソン『色のコードを読む』、ホッジ『細部から読みとく西洋美術』(以上、フィルムアート社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。