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スットン経 諏訪哲史(著/文) - 風媒社
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スットン経 (スットンキョウ)

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発行:風媒社
四六判
242ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-8331-2110-1   COPY
ISBN 13
9784833121101   COPY
ISBN 10h
4-8331-2110-7   COPY
ISBN 10
4833121107   COPY
出版者記号
8331   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年12月31日
書店発売日
登録日
2021年12月14日
最終更新日
2021年12月14日
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紹介

昭和の文学少年、現代を斬る! 大好評コラム、中日新聞『スットン経』、毎日新聞『そうの日うつの日』他から、鋭く、面白く、懐かしい話たちを満載。「ちんちこちん」に「婆さんたち」、「絶望体操」に「滅菌族」、「AI先生」に「魔界崩壊」……。

収録エッセー「ネット俗語の独自解釈」より
【まじ卍】 本当に本当の寺。
【ワンチャン】 犬。百一匹。
【ポチる】 犬可愛がりする。
【モフる】 毛に覆われた小動物を頬擦りだけで屠る虐待。
【ジワる】 液状化後の亀裂。
【全裸待機】 通報↓即逮捕。
【うp】 喉まで来た嘔吐感。
【おけまる】 蝉丸の遠縁者。
【イケボ】 童謡「どんぐりころころ」で起こる水難事故。
―あとは本編をお読みください。

目次

はじめに

Ⅰ スットン経
ちんちこちんの研究
何がアニソン縛りだ
平和のための戦争?
リンゴの皮、むけますか?
よくゲットできましたね 
黒い敵との死闘 
ナゴヤの夏の生活 
キッチャ店のはなし
婆さんたちの猫舌
ご近所電飾合戦 
暖をとる冬の暮らし
薄荷の味
婆さんたちの戦中
大人への道
逸脱者たちの時代
「戦争」等準備罪の罪人
豪雨の思い出 
婆さんもなごやんぬ 
非戦の誓い、捨てますか
牛乳壜とフタの話
夢のミルクスタンド 
冬の朝の水銀計 
婆さんと孫娘の冬季五輪
腰痛と冬ごもり
「銃には銃を」という人格
ワールドカップのルール
世界の国歌、その曲調 
カセットテープの時代
LGBTと少子化
後半生、どう生きる
僕らはもう生まれたくない
「公正な差別」の社会
躁鬱病がなぜ地獄か
十代はサザンと歩んだ
平和憲法はどこへ行くの
改憲で平和の魔法はとける
囚われの姫君たちへ
政治が文学を嫌うわけ
ロングシートの心理学
婆さんとロングシート
いかに人を許すか
地球は大人が使い切る
世界の終わりに僕らは
婆さんと「自粛うつ」
それは「ライブ」ではない
不寛容と言葉の貧困
便利か、怠惰か、自己疎外か
「あれ、何だった?」
「身近な冒険」のススメ
幻想の旅路―清洲
誰も、誰かより偉くはない
偉大、絶大、大野雄大
本当の友達
死ぬまでにあと何冊読める
「死ぬ」という君へ
みんなの絶望体操
感謝しかないのですか
「滅菌族」の台頭
AI先生とAI生徒の会話
なぁにがなにがー
雑菌力の真価
僕の手に、父と母がいる

Ⅱ その他のエッセー
コーヒーという生き方
平和の塔、テレビ塔
めでたい日にゃ注意せんといかん
生も死も、自由も不自由さえも
名鉄江南駅

Ⅲ そうの日うつの日
苦悩の日々の泣き笑い
八つ下に妹が生まれた
ネット俗語の独自解釈
名古屋場所―初観戦記
きらめく湖水とガラス
かるた札の中の大宇宙
石の中の懐かしい風景
本のそばにある小物たち
文学のない人生は闇だ
旅先の「じいさん床屋」
精神疾患と創作の因縁
アングラから教わった
危機の時代こそ文学を 
京都の純喫茶を愛す
諷刺劇「魔界崩壊」
南知多から夏が始まる
「朗読術」の継承を願う
読書感想文を書くコツ
消えゆく昭和―岐阜・問屋町
今も残る昭和―岐阜・柳ケ瀬
何でもかんでも褒める教育
無人の荒野へ
ああ、異国に行きたい
ブルガリアの古都にて
文庫本を偏愛する
めくるめく海外映画の魅惑
日本映画―永遠の至宝たち
音楽は見て触れて楽しむ
林哲司と永遠の八〇年代
いつか、皺のない床の上で

おわりに

著者プロフィール

諏訪哲史  (スワテツシ)  (著/文

作家。1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。独文学者の故種村季弘に師事。2007年小説『アサッテの人』(講談社)で群像新人文学賞・芥川賞を受賞。他の長編に『りすん』『ロンバルディア遠景』(いずれも講談社)、短編集に『領土』『岩塩の女王』(いずれも新潮社)がある。またエッセー集に『スワ氏文集(すわし・もんじゅう)』(講談社)、『うたかたの日々』(風媒社)、文学批評集に『偏愛蔵書室』『紋章と時間――諏訪哲史文学芸術論集』(いずれも国書刊行会)、編著に『種村季弘傑作撰Ⅰ・Ⅱ』(国書刊行会)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。