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原発事故! 西尾 漠(著) - 七つ森書館
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原発事故! 事故が起きて何が変わったか、変わらなかったか

発行:七つ森書館
A5判
306ページ
並製
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-8228-1801-2
Cコード
C1036
教養 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年9月
書店発売日
登録日
2018年8月10日
最終更新日
2018年10月11日
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紹介

「はんげんぱつ新聞」編集長&原子力資料情報室共同代表として原発問題を追究してきた50年間の結晶です! 原発が生まれた1950年代から、すぐに事故は起きていました。しかし、それからずーっと、事故から得られたはずの教訓は生かされることなく、福島原発事故が起きたのです。代表的な35件の原発事故をくわしく解説。

目次

   1986年 アメリカ セコイア燃料六フッ化ウラン放出事故

5 事故に終わりなし
   1986年 旧ソ連 チェルノブイリ原発4号出力暴走【国際事故評価レベル7】
   1986年 アメリカ サリー原発2号給水配管破断
   1987年 日本 敦賀原発1号出力異常
   1988年 アメリカ ラサール原発2号出力発振


6 事故が「原発銀座」の怒りを呼ぶ
   1989年 日本 福島第二原発3号再循環ポンプ部品破損
   1991年 日本 美浜原発2号蒸気発生器伝熱管破断【国際事故評価レベル2】
   1992年 日本 福島第二原発4号原子炉内に針金
        日本 福島第一原発2号でECCS作動

7 今に続く事故隠しの「どうねん体質」
   1995年 日本 高速増殖原型炉「もんじゅ」ナトリウム漏洩・火災【国際事故評価レベル1】
   1997年 日本 東海再処理工場アスファルト固化体火災・爆発【国際事故評価レベル3】

8 福島原発事故は、事故が予言していた
   1999年 日本 志賀原発1号臨界事故【国際事故評価レベル2】
   1999年 日本 敦賀原発2号で1次冷却水漏れ
   1999年 日本 JCO核燃料工場臨界事故【国際事故評価レベル4】
   1999年 フランス ルブレイエ原発高波被災【国際事故評価レベル2】

9 事故の軽視が新たな事故を準備する
   2002年 日本 東京電力ひび割れ隠し
   2002年 日本 美浜原発3号機一次冷却水漏れ
   2004年 日本 美浜原発3号機2次系配管破断【国際事故評価レベル1】
   2006年 日本 浜岡原発5号機・志賀原発2号機タービン大破損

10 防げなかった原発震災
   2007年 日本 柏崎刈羽原発地震被害
   2008年 アメリカ ドレスデン原発3号機制御棒誤引き抜き
   2011年 日本 福島第一原発1~4号炉心溶融・水素爆発【国際事故評価レベル7】

索引
 事項・施設名・人名組織名索引

前書きなど

まえがき

 『原子力・核・放射線事故の世界史』(2015年)、『日本の原子力時代史』(2017年)と本書を合わせて三部作の趣きとなったが、当初から意図したものではない。ひたすら多くの事故例を並べた『原子力・核・放射線事故の世界史』の後で、思いがけず43年間の原子力ウオッチングの記録を『日本の原子力時代史』としてまとめさせてもらった。両者をつなぐものがつくれないかと考えたのが本書である。典型的な文系人間だから、事故を理系の論理で説くことはできない。文系のほうにひきつけるといっても、事故に社会的な意味を与えるだけの能力はない。事故にからんだ話題を備忘録よろしくひろってみたら、こんな本になった。
 書けるかどうか、資料を漁ることから始めた。国会図書館はもとより、福島や茨城、福井の図書館にも足を運んだ。いや、それより原子力資料情報室の手持ちの資料や『はんげんぱつ新聞』に載った記事こそが、素材の宝庫だった。それらを読み返すのは、実に楽しい作業だった。しかし、なかなか書き出すところまでいかない。
 そしていざ書き始めてみると、面白いものを見つけたと思った資料を読者もそう受け取ってくれるか、どんどん自信がなくなってくる。そんな気持ちを何とかごまかしながら、ともかくも書き上げた。あとは読者の審判を待つばかりである。なお、執筆について下記の点にご留意いただければさいわいである。

著者プロフィール

西尾 漠  (ニシオ バク)  (

 原子力資料情報室共同代表。はんげんぱつ新聞編集長。
 1947年、東京都生まれ。1973年、「電力危機」をあおる電力会社の広告に疑問をもったことから、原子力に関する問題に関わるようになる。1998年から原子力資料情報室の共同代表を務めるほか、「はんげんぱつ新聞」では1978年の創刊時から編集に携わっている。
 『原発を考える50話』(岩波ジュニア新書)、『私の反原発切抜帖』(緑風出版)、『原子力発電は「秘密」でできている』(クレヨンハウス・ブックレット)、『脱!プルトニウム社会』『漠さんの原発なんかいらない』『漠さんの地球を救うエネルギー・メニュー』『エネルギーと環境の話をしよう』『原子力・核・放射線事故の世界史』『日本の原子力時代史』(七つ森書館)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。