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大衆映画の戦後社会史
あの時代の風景と人びとの気分を観直す
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ11mm
重さ 375g
272ページ
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年3月8日
- 登録日
- 2024年2月8日
- 最終更新日
- 2024年2月27日
紹介
邦画は単に「娯楽の王様」だったわけではない。
「特攻」から戦争を、「ゴジラ」から戦後の高度成長を、「若者たち」から戦後民主主義を描いてきた。
映画の世界から戦後日本の社会史を考える論考エッセイ集。
目次
Ⅰ 邦画は単に「娯楽の王様」だったわけではなかった
◆戦後の太陽・石原裕次郎/◆原爆と戦後、「実在」と「虚妄」をめぐって/◆電力と「破砕帯」(断層)、そして死者について戦後史の中で考える/◆〈偽大学生〉に出会うまで/◆〈明朗な不良性〉をめぐって/◆任侠の美学から野良犬の〈醜学〉へ――文太映画の時代――/◆敗戦70年ー「特攻」後70年〈大西瀧治朗〉という問題/◆『あゝ決戦航空隊』(監督・山下耕作 1974年、東映)/◆象徴天皇制国家70年――〈天蓋つき戦後民主主義〉という問題/◆敗戦最大の政治神話――「聖断」神話をめぐって/◆ヒバク七〇年――〈被爆都市長崎〉の「暴力団」(ヤクザ)映画/◆60年安保闘争と2015年の闘争――「若者たち」の運動をめぐって/◆国家的「公」と「私」的利害優先原理の民主主義/◆戦争は〈人間の顔〉をしていない/◆〈象徴天皇制〉と「グラマ島」デモクラシー/◆惨事便乗型国家〈軍事主義〉の正体――「ゴジラ」と「シン・ゴジラ」他
上記内容は本書刊行時のものです。