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テレビ成長期の日本映画
メディア間交渉のなかのドラマ
発行:名古屋大学出版会
A5判
312ページ
上製
定価
4,800 円+税
5,280 円(税込)
- 初版年月日
- 2018年3月1日
- 書店発売日
- 2018年4月10日
- 登録日
- 2018年3月7日
- 最終更新日
- 2021年2月8日
紹介
「テレビ vs 映画」を超えて――。高度成長期、テレビの台頭で映画は「斜陽」を迎えたのか。テレビ向けフィルム映画の試みやお色気・やくざ映画の流行、ワイドスクリーンという新機軸、時代劇やメロドラマの変遷など、映像の新時代の幕開けを描き、現在につながる大転換の実像を明らかにする。
目次
序 章 メディアの相互交渉の視角から
I 「電気紙芝居」ならざるもの
第1章 テレビ登場
――映画のなかのテレビ・メディア
第2章 テレビとは何か、テレビ・ドラマとは何か
――映画との差異を求めて
第3章 テレビ映画をつくってやろう
――映画会社、テレビ産業へ行く
II 過剰投資の果てに
第4章 映画館の乱立と奮闘
――映画興行者たちの困難
第5章 配給・興行に力を入れろ
――映画会社の動員戦略
第6章 「不良性感度」で勝負
――映画会社の宣伝戦略
III テレビとの差異を求めて
第7章 ワイドスクリーンの挑戦
――撮影様式の変化
第8章 ワイドスクリーンの達成
――映画演出の美学
IV もはやテレビなくしては
第9章 変貌する時代劇ヒーロー
――身のふり方とこなし方
第10章 メロドラマと女性観客
――よろめく女たち
終 章 メディア間の交渉はつづく
注
あとがき
図表一覧
索引
上記内容は本書刊行時のものです。