書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
現代日本の農協問題
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2006年3月
- 書店発売日
- 2006年4月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2023年2月1日
紹介
農民・消費者を含む国民的課題解決のための真の協同組合としての改革の方向をさぐる。
目次
目次
はじめに
第1章 中央集権化と組合員自治の後退
―近年三度にわたる農協法「改正」が意味するもの
経営管理委員会制度の導入と組合員参加の後退
部門損益開示義務の問題点
非合併・小規模農協への「報復・弾圧」策
中央会権限のさらなる強化
第2章 農協の広域合併と経営の健全化
―その経過と現状分析から見えるもの
総合農協872組合、合併構想は82%実現
農協合併の目的はどう変わってきたか
組合員参加のない合併論議とその結果
広域大規模農協の抱える組織・経営問題
組合員による要求実現のための新たな協同活動を
第3章 急速な世代交替と農協の次世代組合員対策
―農協におけるいま最大の組織問題
戦後第3世代への移行
4~5年間で組合員の1割が交替
農協活動への参加は「JAまつり」だけ
世代交替が組合運営にもたらす影響と対策
新規加入組合員研修の重要性
新規組合員研修の実施状況
次世代組合員対策への工夫を
第4章 農協信用事業はバンク(銀行)ではない
―「JAバンク」の経過と問題点
「JAバンク」はどのようにして生まれたか
「JAバンク自主ルール」の問題点
協同組合金融と、銀行や政府との基本的違い
協同組合金融としての農協信用事業強化を
第5章 農協経済事業の外部化・会社化
―「JA経済事業改革」の経過と問題点
農協の「独禁法適用除外」を敵視する財界
協同組合無視の「あり方研究会」報告
「経済事業改革指針」の内容
赤字組合が多い農業関連経済事業
財界主導の「農協解体」「全農つぶし」攻撃
第6章 協同は組合員相互の学び合いから
―農協における学習・教育の大切さ
協同組合経営の特質
「協同組合論」教科書の今日的解釈による改定
欧州協同組合の経営破たんからの教訓
組合員による意思反映の後退
組合員要求実現のための協同に
広域合併組合運営での改善策
協同組合とは何かをもう一度学ぶ
第7章 農民要求の実現か、財界主導農政への追従か
―政府・与党と三位一体のWTO対策の落とし穴
「国際米年」「米改革初年度」は「災いの年」に
顕在化する世界の「もうひとつの流れ」
「三位一体方式」の限界
安全な食生活を脅かす問題の続発と国民世論
上記内容は本書刊行時のものです。