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中国人音大生・音楽家のための日本語でステップアップ 久保田 慶一(著) - スタイルノート
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中国人音大生・音楽家のための日本語でステップアップ (チュウゴクジンオンダイセイオンガクカノタメノニホンゴデステップアップ) 音楽留学で役立つ日本語会話40シーン (オンガクリュウガクデヤクダツニホンゴカイワヨンジュウシーン)

語学・辞事典
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B6判
272ページ
並製
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-7998-0228-1   COPY
ISBN 13
9784799802281   COPY
ISBN 10h
4-7998-0228-3   COPY
ISBN 10
4799802283   COPY
出版者記号
7998   COPY
Cコード
C1087  
1:教養 0:単行本 87:各国語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年5月30日
書店発売日
登録日
2026年4月29日
最終更新日
2026年4月29日
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紹介

日本へ留学する中国人音楽学生のための実践的な日本語学習書であると同時に、中国語や中国の音楽文化に関心を持つ日本人にとっても学びの多い一冊です。中国人留学生・李丹の大学院生活を軸に、入試面接、レッスン、研究発表、演奏会の企画など、音楽の現場で実際に使われる言葉や考え方を、日中両言語を見比べながら学ぶことができます。さらに、音楽用語の日中差、日本語のアクセントと中国語の四声、歌とことばの関係といったテーマにも踏み込み、語学書の枠を超えて、音楽と言語、文化の結びつきを深く考えさせてくれます。留学を通して成長するとはどういうことか、自立した音楽家として生きるとは何かを、温かく実践的に示す一冊です。

目次

はじめに(前言)
あらすじ(梗概)
■第1章 面接試験(第1章 面试)
 1 音楽学院では何を専門に勉強したのですか?(你在音乐学院学习的是什么专业?)
 2 日本語はどのようにして勉強しましたか?(你的日语是怎么学的呢?)
 3 大学院で何を勉強したいですか?(在研究生院你想学些什么呢?)
 4 大学院を修了したらどうしますか?(硕士毕业后,你有什么打算?)
 5 何か心配なことはありますか?(有什么令你担心的吗?)
●コラム1:「来日留学前に準備しておくべきこと」と「面接試験の目的」(「赴日留学前应做好的准备」与「面试的目的」)

■第2章 最初の声楽のレッスン(第2章 第一节声乐课)
 1 卒業演奏ではどんな曲を歌いましたか?(毕业演出时,你唱的什么曲目?)
 2 イタリア語で歌えるオペラのアリアはありますか?(你有没能有用意大利语演唱的歌剧咏叹调呢?)
 3 少し単調ですね。強い音節を特に強調して。(有点儿单调了些,来特别强调一下重音节部分。)
 4 前半と後半の4小節はどのような関係になっていますか?(前4小节与后4小节之间存在着什么样的关系呢?)
 5 単語だけでなくて、文の中にも強い所と弱い所があるのですね。(不仅是单词,句子里也有强弱变化啊。)
●コラム2:音楽留学する際に、日本語はどの程度できるといいか?(赴日留学时,日语需掌握到何种程度?)

■第3章 日本歌曲に挑戦する(第3章 挑战日本歌曲)
 1 声楽の方の伴奏ははじめてです(第一次为声乐伴奏)
 2 日本語の詩を読んでみましょう。(读一下日语的歌词吧。)
 3 臨時記号のついた音は大切に弾く(弹奏时,要特别重视带有临记号的音。)
 4 古い時代のアクセントが残っているのですね。(这也就保留了古时代的声调了呢。)
 5 人それぞれに音楽を聴けばいいのです。(乐者心声,各闻其意。)
●コラム3:「日本の西洋音楽の導入」と「日本の音楽用語」(「日本对西洋音乐的引进」与「日本音乐术语」)

■第4章 ピアノのレッスンを見学する(第4章 旁听一节钢琴课)
 1 旋律を意識しなくてはだめです。(必须要有旋律意识。)
 2 声を出して歌いたくなりました。(让人情不自禁地想唱出声来。)
 3 ショパンが「ピアノの詩人」と呼ばれる理由もわかりますね。(现在明白肖邦为何被称为"钢琴诗人"了吧。)
 4 歌詞をつけてみてもいいかもしれませんね。(或许可以尝试填词呢。)
 5 「無言歌」が聴こえました。(我听到了"无词歌"。)
●コラム4:日本音楽留学のメリットとデメリット(赴日音乐留学的利与弊)

■第5章 ゼミで発表する(第5章 在研讨会上汇报)
 1 リサーチ・クエスチョンを説明すればいいのですね。(把研究问题说明白了就行呗?)
 2 ネット上に上がってこない情報もたくさんあるからね。(因为网上也有很多信息是搜不到的。)
 3 楽譜を比較することが必要なのです。(有必要对乐谱进行对比。)
 4 私たちで中国語に訳してみようよ。(我们来试着翻译成中文吧。)
 5 「赤とんぼ」ですが中国でも大変よく知られた曲です。(《红蜻蜓》在中国也是一首非常著名的歌曲。)
●コラム5:異文化の音楽が「身近」に変わる瞬間(异文化音乐变得「亲近」的瞬间)

■第6章 学内演奏会を企画する(第6章 策划一场汇报音乐会)
 1 本番まで半年あるので準備もできそうだね。(离正式演出还有半年的时间,看来准备也能做好了。)
 2 演奏会のテーマは『「日本と中国の歌:「赤とんぼ」と「茉莉花」』だね。(演奏会的主题是《日本与中国的歌
曲:“赤とんぼ”与“茉莉花”》)
 3 ドレミファソラシドとの違いを体験してもらうといいね。(能体验到和 “do re mi fa sol la si do” 的区别就好了。)
 4 会場の人はすでに「茉莉花」の旋律を覚えておられるよ。(观众已经把《茉莉花》的旋律记在心里了噢。)
 5 演奏会全体の構成がよかったと思います。(我觉得音乐会的整场构思非常出色。)
●コラム6:「音楽の力と音楽を聴く力」と「知識より体験を」(「音乐的力量与聆听音乐的能力」与「体验重于知识」)

■第7章 中学校での演奏会(第7章 在初中里的一场音乐会)
 1 中学校で演奏会をやっていただけないか(能否请你們到初中來举办一场音乐会呢?)
 2 社会科と音楽科というふたつの科目をいっしょにする(把社会和音乐这两门学科结合起来。)
 3 中国語について生徒さんに知ってもらいたいの。(我想让学生了解一些中文。)
 4 もっと中国語らしく発音してみましょう。(我们试着用更地道的中文来发音。)
 5 どうして日本の歌と中国の民謡が同じように聴こえるの?(为什么日本的歌曲和中国的民歌听起来会很像呢?)
●コラム7:「社会に根差した音楽と音楽活動」と「人生と音楽の折り合い」(「扎根社会的音乐与音乐活动」与「人生与音乐的平衡之道」)

■第8章 将来のことを考える(第8章 思考未来的方向)
 1 音楽がわかった! というときの感動だね。(就是:“我懂音乐了!” 的那一刻的感动吧。)
 2 私、胸が熱くなるんです。(我心里感到一阵激动。)
 3 子どもたちから宝物をもらったのです。(我从孩子们那里收获了珍贵的宝物。)
 4 クラウドファンディングで活動資金の調達をしたいと思います(我打算通过众筹来筹集活)
●コラム8
日本で音楽を学んで、帰国後に役にたつこと(在日本学习音乐及其回国后的价值)

音楽の用語(音乐术语)
楽譜の用語(乐谱的术语)
楽器の用語(乐器术语)

前書きなど

 「中国人音大生・音楽家のための日本語でステップアップ」と題したとてもユニークな本を、皆さんにお届けします。題名からわかるように、この本は、中国人音大生や音楽家が、日本に留学して日本語でレッスンを受けたり、日本で音楽活動をしたりするときに必要となる日本語の表現や用語を学んでいただくことを、目的に書かれたものです。しかしこの本をレッスン室に持ち込んでレッスンを受けたり、演奏会場でコミュニケーションをとったりすることは考えていません。いわゆる用語集や会話本ではないからです。本当のことを言えば、この本を読んで、日本語でレッスンを受けたり、またそのために日本語を勉強したりする、きっかけにしてほしいと思っています。また日本語を母語にする人は、この本でもって中国語の表現や用語を学ぶことができます。
 全体は8章からなり、各章は5節から構成されています。よって本書には40の場面がありますが、これらはひとつの物語になっています。中国の音楽大学を卒業した李丹が、日本の音楽大学の大学院に留学して、さまざまな経験をして、音楽家として成長するという物語です。もし日本語がまだ苦手だという人は、中国語だけを読んで、物語の展開を楽しんでいただければと思います。日本語に自信がある人は、中国語を見ないで、日本語だけで読み進めてもらっていいでしょう。
 各場面では、その場面に話題になったことやその背景について、解説してあります。音楽に関することだけでなく、学内外での演奏会の企画、音楽と社会の関わり、音楽とキャリアなど、音楽にこれから関わる人に必要なことが書かれています。またいくつかの章の最後にコラム欄があり、本書の内容をより広い視野から解説してあります。日本語表現にはあまり関心のない人は、解説やコラムだけを読んでも勉強になると思います。また音楽に関する中国語表現に関心のある人は、本書を使用して中国語の勉強もできると思います。ただし、日本語にしても中国語にしても、文法的なことはいっさい説明してありませんので、それについては、日本語や中国語の教科書や参考書を参照してください。
 では、これから李丹といっしょに、日本での留学生活を体験してみましょう。


  我们将为您带来一本非常独特的书,名为《面向中国音乐大学生与音乐家的日语进阶》。正如书名所示,本书是以中国的音乐院校学生和音乐家为对象而编写的,目的是帮助他们在留学期间、用日语接受课程指导,或在日本开展音乐活动时,所必需学习的日语表达方式和专业术语。不过,本书并非是为了让读者把它带进琴房上课,或是在演奏会现场用来进行交流而设计的。因为它并不是一本单纯的术语手册或会话教材。坦白地说,我们更希望通过阅读本书,能成为您开启学习日语,进而用日语接受专业课程的契机。此外,以日语为母语的人士,也可以通过本书学习与音乐相关的中文表达和术语。
  全书共分为八章,每章由五节构成,共有40 个场景。这些场景串联成一个完整的故事:讲述了毕业于中国音乐学院的李丹,前往日本音乐大学攻读硕士研究生期间,经历各种阶段而成长蜕变为成熟音乐家的历程。如果你觉得自己的日语还不太熟练,也可以只阅读中文部分,享受故事的发展;如果你对自己的日语水平有自信,则可不看中文,只用日语部分推进阅读即可。
  本书在每个场景中,都配有对当时话题及其背景的解说。内容不仅涵盖音乐本身,还包括校内外音乐会的策划、音乐与社会的关系、音乐职业规划等未来从事音乐行业所需的多元知识。此外,在部分章节的结尾还设有专栏栏目,从更广阔的视角对本书内容进行延伸解读。即使对日语表达不太感兴趣的读者,仅阅读解说和专栏内容也能有所收获;而对音乐相关领域的中文表达感兴趣的人,也可以利用本书来研习中文。不过,需要说明的是,本书中无论是日语部分还是中文部分的内容,均不涉及任何语法说明,因此,有关语法方面的知识,请参阅日语或中文的专业教材及参考书类。
  接下来,现在就让我们和李丹一起,体验一下这段在日本的留学之旅吧。

版元から一言

『中国人音大生・音楽家のための日本語でステップアップ』は、日本へ留学する中国人音楽学生のための実践的な日本語学習書でありながら、それだけにとどまらない魅力を持った一冊です。入試面接、レッスン、研究発表、演奏会の企画など、音楽を学ぶ現場で本当に必要とされる言葉や考え方を、主人公・李丹の留学生活を通して具体的に学べる構成になっています。全編に日本語と中国語を併記し、日中の音楽用語の違い、日本語のアクセントと中国語の四声、歌詞と旋律の関係といった、音楽と言語が深く結びつくテーマにも丁寧に踏み込んでいます。本書の大きな魅力は、単なる語学の習得に終わらず、異なる文化の中で音楽を学ぶとはどういうことか、自立した音楽家として社会とどうつながっていくかまで見渡している点にあります。中国人留学生にとっては心強い道案内となり、日本人読者にとっては中国語と中国の音楽文化への理解を深める貴重な入り口にもなるでしょう。音楽を通して言葉と文化の壁を越えたい、そんな若い学び手にぜひ手に取っていただきたい一冊です。

著者プロフィール

久保田 慶一  (クボタ ケイイチ)  (

東京藝術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。音楽学博士(東京藝術大学大学院)。東京学芸大学教授、国立音楽大学で学校長・副学長、東京経済大学客員教授を経て、現在、日本大学大学院講師、放送大学講師。
著書に『新・音楽とキャリア』『14歳からの新しい音楽入門』、共著に『音大生・音楽家のための英語でステップアップ』(スタイルノート)、共訳書に、エリック・ブース『ティーチング・アーティスト:音楽の世界に導く職業』(水曜社)、『音楽で世界を変える』(スタイルノート)など多数。

賈 麗丹  (ジャー リダン)  (

中国・瀋陽音楽学院民族声楽系卒業。同学院民族声楽系にて教鞭を執る。朝日奨学金を得て、東京学芸大学大学院教育学研究科で学ぶ。留学中、中国民族音楽コンサートや日中友好交流活動の企画・参加を通じ、両国の音楽文化交流の促進に取り組んだ。帰国後、瀋陽音楽学院音楽教育系声楽講師として後進の指導をする。また同学院国際交流部門に日本語通訳者として携わり、多くの日中大学間交流・相互訪問事業の推進に寄与した。現在は、声楽指導、日中両国の音楽会の企画・出演、訪日留学生の指導および文化交流活動に力を注ぎ、音楽を架け橋として日中友好の促進に努めている。

上記内容は本書刊行時のものです。