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現代法哲学講義〔第2版〕
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2018年5月2日
- 登録日
- 2018年5月5日
- 最終更新日
- 2019年1月24日
紹介
★実践的で人気の書が、待望の改訂。法哲学は法曹に不可欠なdiscipline!★
【本書の特徴】
・具体的な紛争や社会問題の設定
・古典的主題と先端的主題の統合
・実定法学的問題と法哲学的思考との接合
・現代法哲学の多様な諸潮流の協働
アクチュアルなテーマを通して法哲学を学ぶ教科書の第2版。「法哲学は法曹にとって不可欠なdiscipline」との共通了解の下,実定法学上の問題を含む具体的な紛争や社会問題を設定し,法哲学の視点から考察を行う。遵法責務問題,地球環境問題と人権,グローバル化と世界正義,移民問題,臓器移植・臓器売買など,利害が錯綜対立する難問を計14テーマ設定し,信頼の執筆陣が検討を行う。
目次
『現代法哲学講義〔第2版〕』 井上達夫(東京大学大学院法学政治学研究科教授)編
【目 次】
まえがき──なぜ法哲学を学ぶのか〔井上達夫〕
◆第Ⅰ部◆ 法思考と秩序の原理
◆テーマ1 法の支配と法的思考──「法の論理」は裁判官の法的思考をどこまで拘束しうるか〔高橋文彦〕
◆テーマ2 人格概念の法思想史的淵源とその変容〔桜井 徹〕
◆テーマ3 法と道徳──遵法責務問題を手掛かりにして〔横濱竜也〕
◆テーマ4 国際法秩序の再編──地球環境問題と人権を中心として〔郭 舜〕
◆テーマ5 正義は国境を越えうるか──世界正義の法哲学的基礎〔井上達夫〕
◆第Ⅱ部◆ 市場・規制・分配的正義
◆テーマ6 市場社会と法──法は市場の公正な競争のために必要か〔山田八千子〕
◆テーマ7 社会保障法制度の再構築──不法行為法との比較の観点から〔浅野有紀〕
◆テーマ8 景観紛争における公共性──法と経済学の射程〔鳥澤 円〕
◆テーマ9 租税の正義──金融所得分離課税の法哲学的検討〔藤岡大助〕
◆第Ⅲ部◆ 人権論の新地平
◆テーマ10 移民政策を規律する理念は存在するか──国益,文化の継承,そしてグローバルな正義〔石山文彦〕
◆テーマ11 家族の法からホームの権利へ──ジェンダー・親密圏・ケア〔池田弘乃〕
◆テーマ12 教育をめぐる自由と平等──日本戦後教育史からの問い〔那須耕介〕
◆テーマ13 犯罪と刑罰──受刑者の処遇と犯罪被害者の権利〔関 良徳〕
◆テーマ14 生命倫理と法──臓器売買問題を中心として〔奥田純一郎〕
上記内容は本書刊行時のものです。