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再考ロシア・フォルマリズム = Возвращась к русскому формализму : 言語・メディア・知覚
発行:せりか書房
縦210mm
225ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年9月
- 登録日
- 2018年2月19日
- 最終更新日
- 2018年2月19日
紹介
ロシア・フォルマリズムとは何だったのか?「構造主義の先駆」という通説から遠く離れ、新たなパースペクティブでこの画期的な運動の意義を書き換える。「文学理論の端緒」を歴史化する野心的な試み。
目次
序 文学理論の世紀のあとで-ロシア・フォルマリズムを新たな視点から読み直すために
第1部 甦る詩的言語論(詩的言語の現象学、あるいは、声と記号のあわいで-ユーリイ・トィニャーノフ『詩の言語の問題』をめぐって
声への想像力-ボリス・エイヘンバウムの詩論
ヤヌスの顔の詩的機能-ロマン・ヤコブソンの構造詩学の中のフォルマリズム)
第2部 描き直される思想地図(超克、あるいは畏怖-歴史の中のフォルマリストたち
回帰する周縁-ロシア・フォルマリズムと「ドミナント」の変容
言語と世界構成-ロシア宗教ルネサンスの言語論とフォルマリズム)
第3部 文学を越えるフォルマリズム(スターリン期映画のフォルマリスト的瞬間
幾何学的フォルムの可能性-ヴィクトル・シクロフスキイの場合
トィニャーノフと「歴史の危機」
詩とプロパガンダの意味論-トィニャーノフがいちばんやりたかったこと)
上記内容は本書刊行時のものです。