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長編詩 追憶の田中清玄 戦後最大のフィクサーと若き現代詩人の邂逅 Seigen Tanaka Revisited 天童大人(著) - 青娥書房
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長編詩 追憶の田中清玄 戦後最大のフィクサーと若き現代詩人の邂逅 Seigen Tanaka Revisited (チョウヘンシ ツイオクノタナカセイゲン センゴサイダイノフィクサートワカキゲンダイシジンノカイコウ セイゲンタナカリヴィズィテッド)

文芸
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発行:青娥書房
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ15mm
重さ 280g
224ページ
定価 1,818 円+税   1,999.8 円(税込)
ISBN
978-4-7906-0413-6   COPY
ISBN 13
9784790604136   COPY
ISBN 10h
4-7906-0413-6   COPY
ISBN 10
4790604136   COPY
出版者記号
7906   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年7月1日
書店発売日
登録日
2026年6月1日
最終更新日
2026年6月17日
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紹介

激動の1968年。石原慎太郎、黒川紀章、岡本太郎、黒澤明、安部公房など時代の先端を行く文化人や加賀まりこ,かまやつひろしら六本木野獣会を自称する芸能人達が集った東京飯倉の伝説のイタリアンレストラン、キャンティ。そこに一見場違いな二人が居た。5年前に東京會舘前で自身に銃弾を浴びせた暴力団員ににじり寄って行った右翼の大物田中清玄と、岡田真澄にキャンティに連れて来られた、文化学院卒業直後のまだ何者でもない若き詩人、天童大人である。昭和という時代の巨大なエネルギーが渦巻くその空間で、修羅場を潜り抜けてきた老巨頭と、無限の可能性を秘めた若き表現者の魂が奇跡的に交錯した。この邂逅こそが、天童大人の詩人としての運命を決定づける火花となったのである。(天童は2年後、運命に導かれて自決二週間前の三島由紀夫にも会っている)その後50年近く朗唱詩人として世界で聲を撃ってきた天童大人が、60年安保全学連幹部、篠原浩一郎に触発されて綴る長編詩。

それにしても不思議なのは、既に確固たる地位を獲得していた田中清玄が、なぜ未だ何者でもなかった若き天童大人に飯倉のイタリアンレストランの常連専用の2階のスペースで自らを語ったのか。その前に、そもそも、当時気鋭の俳優であった、岡田真澄はなぜ初対面だった天童を自分達の溜まり場であったキャンティに連れていって、田中に引き合わせたのか。それは天童の眼力とその腹の底から響くような聲でないかと彼を知る人は口を揃える。天童は2006年以降20年に亘って、Projet La Voix des Poètes(詩人たちの聲プロジェクト)と称する、現代詩の朗唱会を都内各地で主宰していて、その回数は延べ2400回を超えている。白石かずこ、天沢退二郎、高橋睦郎、田川紀久雄、平林敏彦、禿慶子らの大ベテラン、伊藤比呂美、乙益由美子、稲葉真弓、坂井のぶこ、神泉薫、末富晶・中沢けい・長谷川忍、水崎野里子、友理らの実力派、更には、かとう治郎丸のような学生詩人までもが、天童大人の聲の磁力に引き寄せられて参集し、自作詩を一時間に亘って肉声で朗唱している。若き天童大人の眼力は、本書の表紙でご覧頂ける。そしてその聲は、82歳を迎えた今も精力的に続く「Projet La Voix des Poètes」の場で、マイクを通さない生の肉声として聴くことができる。

奇しくも今、私たちはオイルショックのとばぐちに立っているようにも見える。最初のそれは1973年に起きている。それに対応したのは田中角栄であることは誰もが知っている。しかし、影でそれを支えたのは、角栄が本物の国士と認めた田中清玄であることを知る人は少ない。若き天童大人は田中清玄が日本を救う数年前に、彼と会っているのだ。今回の危機が更に深刻化するなら、私たちは田中清玄の不在を嘆くことになるかもしれない。

目次

伝説のイタリアンレストラン 飯倉キャンティでの出会い オーナー川添梶子、通称タンタンと岡田真澄、通称ファンファンに導かれて
右翼の大物、詩人の卵に大いに語る
今年中に会わないと会えなくなる。木曽御嶽の霊言にそう促されて自決二週間前の三島由紀夫に会う。
国際人としての田中清玄 オイルショックを救う
あとがき

著者プロフィール

天童大人  (テンドウタイジン)  (

天童大人。一九四四年小樽市生。オリエント神秘家詩人・朗唱家・字家®。十五歳で単身上京、獨協学園中等部、文化学院、獨協大学で学ぶ。一九七二年、スペイン北部での修業中、ピレネー山頂で「太陽の啓示」を受け聲の力に開眼。一九八二年、吉増剛造氏を誘い厳寒の北海道を巡る「北ノ朗唱」を開始、肉聲による詩表現を十年間追求。一九九〇年以来、聲ノ奉納を三十三年間挙行。同年七月、ザルツブルクでソプラノ歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤのマスタークラスを受講、「オリエントの聲」と評される。一九九七年、メデジン国際詩祭など海外の詩祭に多数招待され、ノーマイクで日本語を撃ち込み高い評価を受ける。同年、英文学者・壽岳文章先生から「字」を認められ、字家®として「字展」を国内外で開催。友人画家KEIZO氏に誘われ版画デビュー。二〇〇二年、伊・ヴェローナのアレーナで開催された「春の詩祭」で日本詩人初の単独公演。二〇〇六年「Projet La Voix des Poètes」創設。公演数は二四五〇回超。日本ペンクラブ、日本文藝家協会、アフリカ国際詩協会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。