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子どもはどのように音を聞いているか
育ちを支える「保育の音環境」
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2026年3月17日
- 書店発売日
- 2026年3月11日
- 登録日
- 2026年1月30日
- 最終更新日
- 2026年3月9日
紹介
保育園はにぎやかなのが当たり前? 乳幼児の聴覚は大人より雑音に弱く、音が響きすぎる室内で長時間過ごすことは、言語発達や子どもの育ちに深刻な影響を及ぼしかねない。最新の研究成果から、保育の場での音環境の整え方を具体例とともに提案する。
目次
はじめに――子どもの聞いている世界を想像する
第1章 子どもはどのように音を聞いているか
1 子どもの聴覚の発達と特性
子どもの聴力はどのように発達するか
▼コラム1 「胎教」ってどうなの?
聴覚の情報処理と言語獲得の関係
聴覚情報処理の機能――そもそも「聞く」とはどういうことか
選択的聴取――雑音の中で必要な情報を選んで聞き取る力
▼コラム2 知覚的補完
▼コラム3 にぎやかだと「苦しい」
2 雑音が苦手な子どもたち
子どもの聴覚情報処理――選択的聴取は難しい
生活音の中での聞く力を調べてみる
気づかれにくい子どもたち:聴覚情報処理障害または聞き取り困難(APD/LiD)
――聴力は正常だが雑音があると聞きとりにくい
▼コラム4 子どもの聞こえ方を追体験できるか?
発達障がいとの関係は?
第2章 音環境の子どもの育ちへの影響
1 音環境による長期的な影響
言葉、認知能力、ストレス……騒音にさらされた小学生への影響
子どもにおける「ロンバード効果」
乳幼児への影響――言葉、意欲
乳幼児への影響――ストレス、コミュニケーション
通常の保育室での騒音によるさまざまなリスク
2 会話と音環境
乳幼児が会話の力を育むために
「他者を尊重すること」とのつながり
第3章 子どもの暮らす部屋と音の響き
1 保育環境と建築の現状
「静か」とはこういうことだったのですね
保育室の音圧レベル
ポイントは「残響時間」
「保育園の騒音」問題について
2 建築設計の際に音に対して配慮すべきこと
日本建築学会の「ガイドライン」
建築学・音響学・赤ちゃん学の動向
第4章 【実践編】保育園・幼稚園の「音環境」を変える試み
――豊かな音体験の創出
1 音環境改善への第一歩
立ちはだかるコストの問題
保育室でできること
▼コラム5 家庭でもできること
手造りの吸音材の使い方
2 音環境の改善事例
木の花(このはな)幼稚園(石川県)
幼稚園型認定こども園 かわい幼稚園(石川県)
幼稚園型認定こども園 高槻双葉幼稚園(大阪府)
幼保連携型認定こども園 藍咲学園(京都府)
Aこども園
N幼稚園
3 保育の音環境 これから
「声は手渡し」――人的環境の工夫
▼コラム6 保育室でのオンライン研修
終 章 乳幼児にとっての「豊かな音の体験」とは
落ち着いた音環境のその先――豊かな音体験の創出
互いの声音・ひとりごと……とても小さな音風景
音を試してみる手と耳――ギターに触れる1歳児
▼コラム7 ひとりごとの研究
子どもが「世界に意味を見つけていく」ための環境づくり
参考資料
音環境への指針とセルフチェック
市全園調査の結果より
Q&A――保育の「音環境」をどう変えていくか
おわりに――研究のきっかけ・研究者と保育者の協働ということ
謝 辞
参考文献
装幀 ◎ 臼井新太郎
装画 ◎ 森 由香里
上記内容は本書刊行時のものです。
