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「精神分析」と反「精神分析」 金子 淳人(著) - 彩流社
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「精神分析」と反「精神分析」 (セイシンブンセキトハンセイシンブンセキ) フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリ (フロイトラカンドゥルーズガタリ)

哲学・宗教
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発行:彩流社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ21mm
重さ 336g
364ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7791-2874-5   COPY
ISBN 13
9784779128745   COPY
ISBN 10h
4-7791-2874-9   COPY
ISBN 10
4779128749   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年5月9日
書店発売日
登録日
2022年12月24日
最終更新日
2023年5月16日
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紹介

~フロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリ~
現代思想家の中からフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリについて、「精神分析」VS 反「精神分析」という視点から問う。本書では四人の基本思想をあえてくどくどしい書き方で行う。そのうえでそれぞれに「問題提起」を行う。そうした「問題提起」について、各篇ではそれぞれの思想家の基本思想の紹介を繰り返し述べる。その背景の一つとして、講義において学生への「基本が大事」という思いを込めた教材として著した。もう一つの背景は、「思想」を担う者にありがちな「うわ滑り」を避けることを意図した。こうしたことに基づき、四人の思想家について一定の在り方で、「際立った」主張を中心に、次のことを願いながら検討した。幾分なりとも「現実」との格闘を生み、「現実」を変える。そして本書におけるフロイト・ラカン、ドゥルーズ・ガタリの主題化は次の問いに基づく。拙著『現象学の再生』(2018年) において述べた、最後期のフッサールにおけるフロイトからの影響、そしてフロイトの思想を限定した在り方で展開することに基づく独特な「生」の立場、さらには独特な「普遍主義」についての主張を踏まえ、「現代思想」をめぐってどのようなことが言えるのか、 そしてどのようなことが展望できるのかを「問題提起」する。

目次

はじめに

第一篇・フロイト
序 フロイトを、どのようにとらえるか?
第一章 フロイトの基本的「思想」 その1
第二章 フロイトの基本的「思想」 その2
第三章 フロイトの最終的「思想」をめぐって


第二篇・ラカン
序 ラカンを、どのようにとらえるか? 
第一章 ラカンの基本的「思想」 その1
第二章 ラカンの基本的「思想」 その2
第三章 ラカンをめぐる問い

第三篇・ドゥルーズ
序 ドゥルーズを、どのようにとらえるか?
第一章 ドゥルーズへの問い
第二章 『アンチ・オイディプス』への問い
第三章 その後のドゥルーズを、どのようにとらえるか?

第四篇・ガタリ
序 ガタリを、どのようにとらえるか?
第一章 ドゥルーズ、そして、ガタリ
第二章 「制度的精神療法」からの出発
 :「社会」をつくり出すことに向けて
第三章 「エコゾフィー(生態哲学)」の展望

総論に向けて
後記
初出について
参考文献表
索引

著者プロフィール

金子 淳人  (カネコ アツヒト)  (

専修大学文学部兼任講師(生田校舎教養教育哲学系担当、神田校舎教養教育倫理学系担当)。2005年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
主な著書に『現象学の基底』(2006)『現象学の展開』(2015)『現象学の再生』(2018、いずれも世界書院刊)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。