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アメリカの奴隷制を生きる
フレデリック・ダグラス自伝
原書: Narrative of the Life of Frederick Douglass,an American Slave
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2016年1月
- 書店発売日
- 2016年1月21日
- 登録日
- 2015年12月1日
- 最終更新日
- 2023年6月27日
紹介
この小さな本によって、アメリカの奴隷制が脚光を浴び、
奴隷となっている何百万もの私の同胞が救出される
うれしい日が早く来ることを真剣に心より願い、
私の小さな努力が成功するように、真実と愛と正義の力を
固く信じつつ、この聖なる大義に新たに自分を捧げると
厳粛に誓って、ここに署名する。
フレデリック・ダグラス
マサチューセッツ州リンにて
一八四五年四月二八日
奴隷として生まれ、独学で読み書きを覚えた
過酷な半生を描く!
19 世紀前半の20 年間、「人間性」を破壊する
奴隷制に抗って生き、ついに逃亡に成功するまでの、
ダグラスが「人間として生きた」苦難の道のり。
本書は、ダグラスをはじめとする「奴隷」たちばかりか、
「奴隷」を所有する人々をも浮き彫りにして、「奴隷制」
の本質を描き出す貴重な記録でもある。
19 世紀半ばに書かれながら、今でもアメリカで
多くの人々に読み継がれるのは「人間として生きる」ことが、
洋の東西を問わず、現在でも切実な問題であり、
常に問われているからだろう。
目次
訳者まえがき
序文─ウィリアム・ロイド・ギャリソン
ウェンデル・フィリップス卿からの書簡─
ウェンデル・フィリップス
第1章 奴隷に生まれて
第2章 ロイド大佐のホーム・プランテーション
第3章 ロイド大佐と奴隷たち
第4章 罪に問われぬ殺人
第5章 ロイド大佐のもとを去る
――あこがれのボルティモアへ
第6章 新しい主人と港町ボルティモア
第7章 読み書きの習得――自由への手がかり
第8章 遺産の分配――奴隷制への怒り
第9章 「キリスト教徒」マスター・トマス
第10 章 抵抗――
コーヴィとの闘い・仲間との逃亡計画・造船所での闘い
第11 章 逃亡――ニューベッドフォードでの出会い
追補 二つの「キリスト教」
訳者あとがき
監修に寄せて
前書きなど
版元から一言
『アメリカの奴隷制を生きる』ためし読みはこちら!
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。