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革命記念日に生まれて 子どもの目で見た日本、ソ連
発行:東洋書店新社
四六判
440ページ
定価
2,700 円+税
2,970 円(税込)
- 初版年月日
- 2020年9月1日
- 書店発売日
- 2020年8月24日
- 登録日
- 2020年7月2日
- 最終更新日
- 2020年8月6日
書評掲載情報
2020-09-06 |
産經新聞
朝刊 評者: 中嶋毅(東京都立大学教授) |
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紹介
1930年モスクワに生まれ、1931~37年日本で育ち、1938年大粛清で父を失う――その後スターリン体制、第二次世界大戦、長い長い全体主義時代をユダヤ人として生き抜いた著者による回想録。戦争とソ連国家に翻弄され続けた人生は、しかし典型的なソ連人のそれでもあった。ソ連で生きること、の手触りを直に伝える回想録。
常に少数者としての視点はソ連社会の本質をあぶりだし、日本滞在時の回想も、外国人の、それも子どもの目から見た当時の世相が見て取れて興味深い。
スターリンに粛清された父のKGB尋問記録(第三部「父のファイル」)も収録。時代を伝える貴重なものである。
解説沢田和彦。
目次
はじめに数言……
第一部 人間形成
第一章 幸福な幼年時代
第二章 不安多き思春期
第三章 戦争の年月
第二部 さまざまな出来事
調査票
個人調書
私たちは金色の太陽の下に生きている……
叔父の墓碑
古いランプ
一九六七年のモスクワ、アルヒーポフ通り
民族の友好、あるいは、旧ソ連の民族紛争を引き起こしかねなかった事件について
ピツンダ、モスクワ、さらに至るところで
第三部 父のファイル
アレクセイ・ナギ一家の日本滞在(沢田和彦)
訳者解題
上記内容は本書刊行時のものです。