版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
革命記念日に生まれて 子どもの目で見た日本、ソ連 エルヴィン・ナギ(著) - 東洋書店新社
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

革命記念日に生まれて 子どもの目で見た日本、ソ連 (カクメイキネンビニウマレテ コドモノメデミタニホンソレン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
440ページ
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-7734-2038-8   COPY
ISBN 13
9784773420388   COPY
ISBN 10h
4-7734-2038-3   COPY
ISBN 10
4773420383   COPY
出版者記号
7734   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年9月1日
書店発売日
登録日
2020年7月2日
最終更新日
2020年8月6日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2020-09-06 産經新聞  朝刊
評者: 中嶋毅(東京都立大学教授)
MORE
LESS

紹介

1930年モスクワに生まれ、1931~37年日本で育ち、1938年大粛清で父を失う――その後スターリン体制、第二次世界大戦、長い長い全体主義時代をユダヤ人として生き抜いた著者による回想録。戦争とソ連国家に翻弄され続けた人生は、しかし典型的なソ連人のそれでもあった。ソ連で生きること、の手触りを直に伝える回想録。
常に少数者としての視点はソ連社会の本質をあぶりだし、日本滞在時の回想も、外国人の、それも子どもの目から見た当時の世相が見て取れて興味深い。
スターリンに粛清された父のKGB尋問記録(第三部「父のファイル」)も収録。時代を伝える貴重なものである。
解説沢田和彦。

目次

 はじめに数言……

第一部 人間形成
 第一章 幸福な幼年時代
 第二章 不安多き思春期
 第三章 戦争の年月

第二部 さまざまな出来事
 調査票
 個人調書
 私たちは金色の太陽の下に生きている……
 叔父の墓碑
 古いランプ
 一九六七年のモスクワ、アルヒーポフ通り
 民族の友好、あるいは、旧ソ連の民族紛争を引き起こしかねなかった事件について
 ピツンダ、モスクワ、さらに至るところで

第三部 父のファイル

 アレクセイ・ナギ一家の日本滞在(沢田和彦)
 訳者解題

著者プロフィール

エルヴィン・ナギ  (エルヴィンナギ)  (

1930年モスクワ生まれ。ソ連のタス通信の記者である父親の仕事の関係で、1931年から1937年まで日本で過ごす。ソ連帰国後、父アレクセイが「日本のスパイ」などの罪状で粛清。独ソ戦中、母ファーニャとともにシベリアに疎開。1955年、モスクワ・エネルギー大学を卒業し、1990年まで電気技師として働く。1994年、家族とともにドイツに移住。デュッセルドルフ在住。

野中進  (ノナカススム)  (

1967年神奈川県生まれ。埼玉大学教養学部教授。20世紀のロシア文学が専門。著書に『秘められた比喩:アンドレイ・プラトーノフの文体の詩学』(ロゴス社[セルビア]、2020)、共編著に『ロシア文化の方舟―ソ連崩壊から二〇年』(東洋書店、2011)、『再考ロシア・フォルマリズム―言語・メディア・知覚』(せりか書房、2012)など。

上記内容は本書刊行時のものです。