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女性と天文学 ヤエル・ナゼ(著/文) - 恒星社厚生閣
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女性と天文学 (ジョセイトテンモンガク)

自然科学
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四六判
266ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7699-1673-4   COPY
ISBN 13
9784769916734   COPY
ISBN 10h
4-7699-1673-6   COPY
ISBN 10
4769916736   COPY
出版者記号
7699   COPY
Cコード
C0044  
0:一般 0:単行本 44:天文・地学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年11月20日
書店発売日
登録日
2021年10月5日
最終更新日
2021年11月18日
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紹介

「世界を変えた天文学者」といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。
コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、それともハッブル? ……みな男性ですね。
確かに、何世紀にもわたって女性は科学一般、とくに天文学に触れる機会がほとんどありませんでした。
しかし、これは女性の貢献がまったくないということでありません。


地球から天体までの距離の測定を可能にする法則を発見したのも、
現在も使われる恒星の分類法を確立したのも、
太陽大気組成が水素とヘリウムが主体であると指摘したのも、
数多くの彗星や小惑星の発見したのも、そしてパルサーを発見したのも、すべて女性なのです!


女性であるということへの偏見や差別にも負けず、宇宙を愛し研究を深め、
天文学の発展に寄与した女性天文学者たちの生涯とその成果をまとめた一冊。高校生から。

目次

はじめに
第1章 天の半分
 先駆者たち/歴史に埋もれた女性科学者たち/ほのかな光明/ロマン主義時代の進展/最近の状況

第2章 彗星-二人のキャロラインの献身
 キャロライン・ルクレティア・ハーシェル/キャロライン・ジーン・スペルマン・シューメーカー

第3章 星の分類―アニーとその仲間たちの忍耐の賜物
 スペクトル? スペクトルですって?/ピッカリングとハーバード天文台の女性科学者たち/
 ウィリアミナ・パトン・フレミング/アントニア・カエタナ・モーリ/
 アニー・ジャンプ・キャノン/セシリア・ヘレナ・ペイン=ガポシュキン/
 星の分類、現代に続く仕事

第4章 脈動する星々―ヘンリエッタの革命
 ヘンリエッタ・スワン・リービット/ヘンリエッタの発見と宇宙の距離/
 ヘンリエッタの星々―ゆっくりと脈動する星々

第5章 星の工場―マーガレットの戦い
 エレアノール・マーガレット・ピーチー・バービッジ/科学に囲まれて育った幼少期/
 第二次世界大戦のとき/ジョフと星の工場/もう一つの研究テーマ、もう一つの論争/
 現実の政治的戦い

第6章 暗黒物質―ベラが抱いた疑問
 ベラ・クーパー・ルービン/逆境の中での宇宙へのいざない/
 卒業論文と巻き起こる論争/小さな革命/色々な分野での発見/回想と省察

第7章 宇宙空間に浮かぶ灯台―ジョスリンの信じがたい発見
 スーザン・ジョスリン・ベル・バーネル

結び

特別章 日本の女性と天文学(邦訳版特別書き下ろし)
 小山ひさ子/林左絵子/加藤万里子/馬場彩

著者プロフィール

ヤエル・ナゼ  (ヤエル ナゼ)  (著/文

理学博士(天体物理学)。リエージュ大学理学部准教授。
宇宙に関する一般書を多数出版している。

北井 礼三郎  (キタイ レイザブロウ)  (翻訳

1948年生まれ。1970年京都大学理学部卒業。1983年理学博士(京都大学大学院理学研究科)。専門は太陽物理学。2013年京都大学理学研究科附属天文台を定年退職。現在、認定NPO 法人花山星空ネットワーク監事、立命館大学非常勤講師。著書に、日本天文学会編『現代の天文学10 太陽』(日本評論社、2009年、共著)、『太陽活動1992-2003 / Solar Activity in 1992-2003』(京都大学学術出版会、2011年、共著)。訳書に『太陽活動と気候変動―フランス天文学黎明期からの成果に基づいて』(恒星社厚生閣、2019年)がある。平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞理解増進部門受賞。

頼 順子  (ライ ジュンコ)  (翻訳

1971年生まれ。1994年広島大学文学部卒業。2010年博士(文学)(大阪大学大学院文学研究科)。専門はフランス中近世史。現在、佛教大学、京都女子大学等非常勤講師。論文に「なぜ狩猟術の写本を所持するのか―中世後期~近世初頭フランスの三つの「私の」狩猟書」(『待兼山論叢』52号史学篇、2018年、単著)、訳書に『幻想のジャンヌ・ダルク―中世の想像力と社会』(昭和堂、2014年、共訳)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。