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全貌 日本庭園 中田 勝康(著/文) - 学芸出版社
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全貌 日本庭園 象徴庭園から抽象枯山水へ

発行:学芸出版社
B5変型判
224ページ
定価 5,600円+税
ISBN
9784761540968
Cコード
C0052
一般 単行本 建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月15日
書店発売日
登録日
2020年8月4日
最終更新日
2020年9月5日
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紹介

重森三玲との出会いから日本庭園に興味をもった著者は、飛鳥時代から近現代にいたる全国の庭園を撮影行脚するなか、独自の鑑賞の眼を養った。造形の完成度・斬新さで厳選した100庭の紹介と、その思想的背景や特徴的技法にせまる解説を軸に、多様な日本庭園の全体像を的確なアングルで捉えた写真で解き明かす意欲的ガイド。

目次

序章 日本庭園の全体像
1  日本庭園の特徴
1.1 日本庭園は世界的に見ても珍しいタイプの表現方法である
1.2 日本庭園が芸術であるためには
2  日本庭園の全体像の把握
2.1 日本庭園のテーマ
2.2 日本庭園の系統樹による生成と発展の系譜区分
2.3 抽象化度と造形の完成度に関する概念
3  日本庭園の抽象化プロセス
3.1 古典庭園における抽象化
3.2 小堀遠州による日本庭園への幾何学的造形の試み
3.3 重森三玲の抽象庭園
◇コラム  石の選択

第一部 日本庭園100選

100庭インデックス
 1 地図による検索(全国の庭・京都府の庭)
 2 作庭家別庭園検索(古典庭園・近現代庭園)
 3 グループ別庭園検索(宗教団体・社会的地位)

第1章 古典庭園
001 平城宮東院
002 平城京左京三条二坊宮跡
003 大覚寺大沢池
004 平等院
005 浄瑠璃寺
006 毛越寺
007 法金剛院青女滝附五位山
008 旧大乗院
009 称名寺
010 龍門の滝
011 永保寺;
012 瑞泉寺
013 西芳寺(苔寺)
014 天龍寺・臨川寺
015 願勝寺
016 保国寺
017 鹿苑寺(金閣寺)
018 慈照寺(銀閣寺)
019 碧巌寺
020 普賢寺
021 常栄寺
022 萬福寺
023 医光寺
024 旧関山宝蔵院
025 光前寺
026 龍源院
027 京極氏庭園跡
028 旧秀隣寺(現興聖寺)
029 北畠氏館跡
030 龍安寺方丈
031 大仙院書院
032 退蔵院
033 願行寺
034 信長公居館跡
035 一乗谷朝倉氏
036 三田村氏
037 英彦山庭園群(旧亀石坊・旧座主院・旧政所坊)
038 本法寺
039 西本願寺大書院
040 旧圓徳院
041 深田氏
042 小川氏
043 赤田氏
044 旧徳島城表御殿
045 名古屋城二之丸
046 和歌山城西之丸
047 頼久寺
048 二条城二之丸
049 南禅寺方丈・南禅院
050 金地院
051 摩訶耶寺
052 浜松市庭園群(龍潭寺・大福寺・実相寺)
053 大徳寺方丈
054 京都仙洞御所
055 修学院離宮
056 桂離宮
057 京都御所
058 近江孤篷庵
059 栗林公園
060 普門寺
061 大通寺
062 福田寺
063 青岸寺
064 酬恩庵
065 玄宮園
066 楽々園
067 小石川後楽園
068 岡山後楽園
069 旧芝離宮恩賜
070 六義園
071 仁王般若経
072 桂国寺
073 桂氏
074 縮景園
075 阿波国分寺
076 旧久留島氏
077 神宮寺
078 東海庵書院
079 粉河寺
080 松尾神社
081 百瀬氏

第2章 近現代庭園

082 無鄰菴;
083 平安神宮神苑
084 對龍山荘
085 城南宮神苑
086 二条城清流園
087 足立美術館
088 東福寺本坊(八相の庭)
089 岸和田城(八陣の庭)
090 瑞応院(楽柴庭)
091 興禅寺(看雲庭)
092 漢陽寺
093 旧重森氏(重森三玲庭園美術館)
094 福智院(蓬莱遊仙庭・登仙庭・愛染庭)
095 松尾大社(上古の庭・曲水の庭・蓬莱の庭)
096 龍源院(東滴壷)
097 本楽寺
098-1 大和館・観山閣
098-2 交龍の庭
099-1 竹村氏
099-2 遠照寺
100 鈴木大拙館(水鏡の庭)

第二部 日本庭園の世界観

第1章 宗教思想とそのシンボル

1 日本神道と磐座
1.1 神道の教理
1.2 磐座の事例
1.3 日本庭園としての事例
2 道教思想と鶴島・亀島
2.1 道教の教理
2.2 道教の神仙蓬莱思想と鶴島・亀島庭園
3 仏教を象徴する石組造形
3.1 仏教の各宗派に共通する内容
3.2 禅宗(臨済宗)
3.3 天台宗
3.4 真言宗
3.5 浄土真宗
3.6 法華教(日蓮宗)
◇コラム  文献による枯山水庭園の実像

第2章 庭園世界を象る技法
1 地割の重要性
1.1 地形に対応した造形の地割
1.2 護岸形成に付随したテーマの固定化および脱皮への試み
1.3 地割の変遷──池泉庭園から枯山水庭園へ
2 錯覚の活用
2.1 遠近法
2.2 逆遠近法
2.3 背後の景色が動くように錯覚させる方法
2.4 長さ方向を強調させる方法
3 借景の庭
3.1 借景の理論
3.2 借景庭園の事例
◇コラム  剪定によるBefore & After

著者プロフィール

中田 勝康  (ナカタ カツヤス)  (著/文

1941年長野県松本市生まれ。1965年信州大学工学部卒業。
会社勤務の傍ら、京都・奈良の仏像や庭園を巡って撮影を行っていたが、重森三玲先生とその愛弟子齋藤忠一氏に面識を得る機会に恵まれたことから、本格的に日本庭園に興味を持ち、全国の庭園を訪問、研究するに至った。
現在、各団体の庭園講師を務めるほか、ホームページにて日本庭園記事を執筆(URL:http://www. musokokusi. com/)。また、関係者や行政にかけあい、日本庭園の文化財指定(名勝、登録記念物の指定等)に、努めている。
著書は『重森三玲 庭園の全貌』(学芸出版社、2009年)。写真掲載に『夢窓国師の庭「週刊日本庭園をゆく」No.28』(小学館、2006年)、『よくわかる日本庭園の見方』(JTBパブリッシング、2007年)、別冊宝島『禅寺と枯山水』(宝島社、2015年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。